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テーマ:二次創作小説
カテゴリ:「キャプテン翼」小説
BLの苦手な方は読まないでください。
18禁です。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。 「去年、日向にそっくりな遠野って1年生がいてな。うりふたつってわけではないけど、 目鼻立ちが日向に似てて、背丈も体重も日向と同じくらいで、筋肉質で、 日焼けした褐色の肌だったんだ。加藤が口説き落として、春から付き合い始めて、 夏には最後までする仲になったんだけど、そいつには他に好きなやつがいて、 同じクラスの小柄で華奢な可愛い顔の子で、バスケ部だった。遠野は夏休みから こっそりそいつとも付き合って、二股かけた上に、秋になって、加藤を振りやがった。 でも、それが運の尽きだったんだな。日向は世の中にホモが何人くらいいると思う? サッカー部はホモに寛容だけど、クラスの奴らはそうじゃなかった。 きっと加藤と付き合ってた時みたいにイチャイチャ手を繋いだりとかしてたんだろ。 ホモってクラスの奴らに虐められて、2人まとめてまわされたんだ。 モップを尻に突っ込まれた画像が学校中に出回ったのは12月で、11月に 遠野が部活も学校も辞めた後だった。加藤は助けてやれなかった事を悔やんでたよ。 だから、日向が入学して来た時、サッカー部全員ざわついた。2年生達が 遠野2号にしようって陰で話してたのを聞いて、3年生が先に手をつけて 2年生から日向を守ろうという事になったんだよ。」 と林は言った。だが、日向は 「はあ?なんだよ。それ。人をまわしといて。何が守るだよ。笑わせるな。」 と言った。 「日向。お前のその性格なんとかならないのか?遠野は礼儀正しくて 大人しいやつだったのに、本当お前は遠野と大違いだ。」 「遠野。遠野って、あんたらが俺を遠野2号にしたかったんじゃないのかよ。 俺は遠野じゃねえぞ。」 「何!?山田が日向と口聞くな。集団無視しろと言った時にシュート練習に 付き合ってやった恩も忘れやがって!さっきの話ちゃんと聞いてたのか? 普通そうだったのかって話の流れになるとこだぞ。日向はバカなのか?」 林は怒った。しかし、日向は 「バカって言ったほうがバカだ。知らないのか?」 と言った。 「小学生かよ!さすが無試験で入って来ただけあるバカだな。東邦学園の 偏差値もない特待生のくせに!部活辞めたら学校も追い出されるって忘れたのか? お前の友達がどうなってもいいのか?」 と山田が言った。 「あっ!くそ!」 日向は舌打ちした。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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