触れる事で感じる思い------------。
景と芳野葛は、毎日上半身裸で竹刀を振って稽古。
そんなふたりを・・・主に景を見つめるざくろ。
少し心がざわめきます。
でも、素直になれないのがざくろだし(^^)
だが、薄蛍もまた芳野葛に淡い恋心を抱いているよう。
目を合わせただけで頬を染めてうつむいてしまう。
純情っぷりっすね♪
昨日の任務のせいで、今日はお休みのざくろと景。
遊んでくれと、懐いてくる桜と桐に、鍛練してからだと答える景。
熱心になったとからかうざくろに、
「せめて自分の身位な護らないと」
と、前回ざくろに助けられてばかりだった自分を悔いている様子。
「つまんない事気にしちゃって」
その頃、任務の為に街へ出かけた芳野葛たちと丸竜たちのペア。
だが・・・やはり半妖と連れだって歩く姿は奇異に見られるよう。
人々はあからさまに眉をひそめ、影口をたたく。
・・・酷い空気。
これじゃぁ、気の弱い薄蛍は畏縮するばかりでしょ。
で、少しでも芳野葛に気を使わせないようにしようと小さくなるだろうに。
沈みがちな表情が可哀想すぎる。
そんな薄蛍に芳野葛は言う。
「お前は、外ではずっと下をむいてるんだな」
「人間と目が合うのが怖くて・・・」
「なら・・・」
そう言って、薄蛍の前に立った芳野葛。
「俺の後ろを歩けばいい」
って、
これは惚れるでしょぉぉぉぉぉ~~!!
芳野葛かっこよすぎだってぇぇぇ!!(>▽<)
「大きな背中」
その大きさに安心する薄蛍。
だが、ひとつだけ確認する。
自分たち半妖の事を、力を気味悪いと思ったことはないかと問うてみたのだ。
だが、その答えを聞きたくなくて、話を誤魔化す薄蛍でした。
そして、お店に到着した一行を出迎えてくれたのは・・・小鬼の店番の麦と、人間の女主人・折形綾。
煙管をふかして着物を着崩しているこの女性。
薄蛍たちを見ても全く驚かないし、顔色を変える事もない。
逆に何故妖人の子を使っているのかと尋ねてしまう一同。
妖人は自分たちと変わらない存在。
何より嘘をつかない分、人間より信用できると言うのだ!!
なんと理解力に溢れた人間だろう。
人がみなこうなら、差別もなくなるだろうに・・・。
すごく自然な接し方に、薄蛍も心を開いて行く。
綾の依頼は、骨董屋に持ち込まれた、禍々しい空気を纏った刀の事。
刀を持った途端身内に不幸が起こり、その原因がこれかもと思い当たったその女はここに刀を持ってきたよう。
でも、
こんな曰くつきの刀を店に出す事も出来ずに困ったため、妖人省に依頼してきたというのだ。
だが、その刀を見て、鼓動を早める薄蛍。
彼女は物や人から流れてくる「もの」を感じてしまうというのだ。
芳野葛がその刀に触れようとしたのをキツク制止し、倒れそうになってしまう薄蛍。
具合を悪くした薄蛍を芳野葛に任せて、調査は丸竜と雪洞と鬼灯が向かう事に。
薄蛍の為に薬を持ってきてくれた麦。
彼女の着物に挟まれた櫛を発見した薄蛍。
どうやらそれは麦のお母さんのもののよう。
「可愛いでしょ」と無邪気にそれを見せる麦。
それに触れないわけにもいかなくなってしまった薄蛍は・・・咄嗟に流れてきた櫛にのこされた記憶に、思わずそれを落してしまう。
しあわせに母と暮らしていた麦。
だが、ある日押しいって来た人間から、麦を守り殺されてしまった母。
その櫛は、母の形見なのだ。
「麦のママは、麦の事が大好きな、やさしい人よ」
薄蛍は、
「いつか迎えに来てくれる?」と母の事を覚えていない麦に、いい子にしていたらいつか迎えに来てくれると返すのだった・・・。
嬉しそうに駆けて行く麦を見て、じっと自分の手を見る薄蛍。
そんな薄蛍を見て何かを察した芳野葛。
何故麦の母親の事を知っているのか?
「私、利剱さまに隠していた事があります」
意を決し、自分の力について話そうとする薄蛍。
だがその時、突然物音がしたため、その部屋へ向かう薄蛍たち。
どうやら麦は手伝いをしようとしていたよう。
その時、棚の上に乗せられていたあの刀が運悪く薄蛍の上に!!
その刀をキャッチした瞬間、刀の歴史を知ってしまう薄蛍。
この刀は・・・何人もの人を殺してきたよう。
そして、その力は薄蛍の意識を乗っ取り、薄蛍は芳野葛に向けて刀を振り下ろしたのだ!!
必死にやめろと叫ぶ芳野葛。
だが、操られた薄蛍の意識は、麦に向けられてしまう。
騒動を聞き、駆けつけた綾は、咄嗟に麦を庇う。
刀を振り上げる光景を見た麦は・・・母親が自分を庇って斬られた事を思い出したよう。
そして、芳野葛は刀が収められていた袋を取り、それを素手に持ったまま、薄蛍の刀を受け止めたのだ!!
「薄蛍!!」
名を呼ばれ、ようやく自我を取り戻した薄蛍は、芳野葛の腕の中で、気を失ってしまうのだった------------。
芳野葛、かっこよすぎじゃんっ(><)
自分の手を犠牲にして薄蛍を助けるなんてさ。
麦は綾の腕の中で眠ってしまったよう。
そこへ戻ってきた丸竜たちですが、どうやら何も手掛かりは見つからなかったよう。
でも、フードを被り、ざくろを探していた奴らの存在が気になる所。
この刀もどうやらそいつらの仲間が持ってきたようですし。
芳野葛の手に包帯を巻きながら涙を流す薄蛍。
自分のせいでこんな怪我をしたと言うのに、芳野葛から流れてくるのは、薄蛍を心配してくれる心ばかり・・・。
「あたたかくて・・・申し訳なくて・・・」
それが薄蛍の力だと察した芳野葛。
「私は、触れることで人の心を感じます」
あれは、手に触れれば、その者を人殺しにしてしまう魔の刀。
それを分かっていたのに、力を知られるのが怖くて言い出せなかったと詫びる薄蛍。
だが、芳野葛はそれを咎めもしないで、そっと涙を流す薄蛍の手にふれたのだ。
「伝わっているのか」
そこから流れてくる芳野葛のやさしさ。
「・・・はい」
涙がこみ上げる薄蛍。
「自分はこの通り、言葉が足りないから、感じとってもらえた方がありがたい。
その方が、お前への気持ちも正しく伝わるだろう・・・」
涙を流す薄蛍を抱きしめる芳野葛。
「私の心も、利剱さまに伝わってしまえばいいのに!!」
うわぁぁぁぁ!!
これはもう完全主役交代の域でしょ~!?
美味しいなぁ。
なんだろ、このふたりの甘酸っぱさってば。
にやにやが止まらないってばよ~~っ!!(>▽<)
そして、この刀は妖人省が預かる事に。
麦はまた来てねと無邪気に薄蛍に言う。
そして、母がどこに居てもがっかりしないように、もっといい子になると約束するのだった・・・。
「麦はいい子ね」
そう言って頭を撫でてあげる薄蛍。
麦ももう母がいない事を分かっているのだ。
それでも笑顔で
「うん」と答えるのだった・・・。
うわぁ。
ヤバイ。
ここは思わずぐっときたわ~。
薄蛍たちの表情が凄くいい。
なんだか昨日から涙腺緩みっぱなしだよ(><)
帰りの列車の中。
今は人目が気にならないと話す薄蛍。
それは隣に利剱がいてくれるから。
そんな薄蛍の手にやさしく触れる芳野葛。
すっかり心を通わせたふたり。
そんなふたりを見て、何があったのかと不思議に思う丸竜たち。
次の日・・・
稽古をする芳野葛にタオルを渡す薄蛍の姿が!!
あまりの変わりっぷりにざくろも不機嫌。
豆蔵は、景にタオルを持って行けとはやし立てるも・・・ざくろがそう簡単にデレるわけもなく(^^)
まずは窓からタオルを放り投げるだけでも進歩したって事で(わはは

)
さて、櫛松は今回ざくろを任務にあたらせなかったのか?
だが、既にざくろは妖人省の一員。
それを忘れるなという雨竜寿。
前回といい、何やらざくろに関して裏で暗躍が進んでいるようですね。
そして、今回のEDは薄蛍と芳野葛のデュエット♪
なかなか珍しいカップリングだし、これはいい感じじゃないかなぁ。
うん。
今回は期待通りのいい話だった~♪
これは思わず原作に手が出そうな勢いの作品だよなぁ。
深くていい話。
それにやっぱ作画が美しいし。
芳野葛・日野くんがすごくいい感じだもん♪
やっぱこのペアがイチオシだよなぁ。
これは今後も楽しみ♪
で、次回は丸竜チームの活躍って事で!!
主役チームも頑張ってくれよ~♪
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