覚醒したライナ-------------!!
だがそれは
覚醒と言うよりは、むしろ暴走と言った方がいいような禍々しき存在への変貌。
ライナは果たして自我を取り戻す事が出来るのか・・・?
痛々しい存在になってしまったライナ。
彼に何者かと問うフェリス。
ま、彼女に言わせりゃ、ライナがただのアルファ・スティグマ保持者でない事の方が想定内。
しかも、
「お前はもっとたちが悪い、伝説のヘンタイ男だからな。
おまけに色情狂の上、怠け者のできそこないの間抜けだ」
うわ。
なかなか辛辣(><)
シオンに見せられたレポートを読んでいたフェリス。
人が死ぬのも嫌い、殺すのも嫌い。
そう書かれたライナのレポート。
だが、
誰かが生きると言う事は誰かが死ぬと言う事。
生ぬるい事を言っているバカな男には、フェリスは殺せない。
傷ついた身体でライナの攻撃をかわすフェリス。
だが・・・次はよけないと宣言したのだ。
攻撃するか否かは自分で決めろと!!
ライナの攻撃が------------ずれた!?
爆風の中、いっそ落ち着き払った声でフェリスはしっかりライナの目を見て語る。
「私はお前が化け物だとは思っていない。
いいか、お前は化け物じゃない!!
お前は私の相方で、下僕で、茶飲み友達だ。
化け物なんかじゃないんだ-------------!!
聞こえるか、ライナ。聞こえているのか、ライナぁぁぁぁ!!」
フェリスの叫び声に一瞬怯んだライナ。
その手が魔法を発する前にフェリスはライナの懐に入り込む事に成功!!
だが、これだけではまだライナを止める事は出来ない。
内なるものと戦うライナ。
苦しい息の元で、フェリスに目を閉じて欲しいと願う。
腕を伸ばそうとしたフェリスだったが・・・悪魔に首を締めあげられてしまう。
「ライナ、お前は化け物じゃない、化け物なんかじゃないんだ!!」
その言葉にライナは一筋の涙を流す。
そして、目を伏せさせたフェリス。
ようやく正気に戻ったライナ。
雨が降り始めるのだった・・・。
フェリスを殺そうとした事。
これが本当の自分だと、激しく意気消沈するライナ。
忌み嫌われ、殺すしかない化け物-----------。
もう誰も知っている者を殺したくない。
だからもうローラントに帰れと言うライナ。
女ひとり殺せないような小心者が化け物だと?
「笑わせるな」
どこか休める場所でお茶にしようと、ライナの頭を抱きしめるフェリス。
そのあたたかさに触れたライナは声を殺して涙を流すのだった。
「よく戻った」
やさしく頭を撫でるフェリス。
「あぁ、ただいま--------------」
あぁ。
よかった。
すごくいいシーンに仕上がってたね。
ライナの事をすべて含めて受け入れ、一番聞きたかった言葉をくれたであろうフェリス。
ずっと化け物だと忌み嫌われて、傷つけたくないから、人と関わる事を恐れていたライナ。
でも、その力すら受け入れ、抱きしめてくれたフェリス。
いい仲間です♪
化け物じゃない!!
これはライナには救いの呪文だったろうな・・・。
さて、森での報告を聞いたシオン。
スイとクウが自分たちと同様、勇者の遺物探しをしていると聞き、何か感じたよう。
でも、どうやら今日も、食事そっちのけで執務に当たっていたようで、すぐさま心配で強引に休めと言いだすエスリナ。
じゃないとフィオルが悲しんでしまうから。
そんな風に言われたら流石のシオンもお手上げ。
カルネとクラウも賛同し、追い詰められるシオンでした。
そんな主君想いの彼らを見て笑い声をあげるノア。
どうやら彼女、今はローラントに来ているようで、シオンの元で快適に暮らしているよう。
ま、
一応表向きは人質扱いのようなのですが、そういう扱いをしないのがシオン。
しかも、どうやら
クラウとノアはすっかり恋人に!?
ノアに尻に敷かれっぱなしのクラウは、とてもあの強い武人には見えないんだけど、彼がいる事で、ノアの精神的支えになっていればいいと考えるシオンたち。
食事を約束したりするものの、相手は恋愛にうとそうなノア。
このふたり、面白い事になりそうですね♪
そこへ現れたのはミラン。
どうやら今、大陸内では大きな争いが起こりそうな緊迫した状態なのだそう。
国内が一丸として戦わなければ、対抗出来ないような事態。
だが、時はもう一刻も許さないよう。
ローラントを手っとり早く統一するためには
--------『粛清』あるのみ。
弱さと強さを兼ね備えたシオンこそ、ミランの求める理想の王。
だが、バカな貴族はやっぱどこでもいるよう。
シオンを失脚させようとするのだが、それこそミランの思うツボ。
彼の仕事は、出来るだけ穏便に済まそうとするシオンの代わりに、敵対する勢力をすべて清掃する事。
・・・でもミラン的には率先してやりそうな感じ(^^;)
一方、楽しいひと時を過ごせたとクラウと共に星も見れて、満足なノア。
だが・・・屋敷で待っていたのは、
刺客!!
メイドたちを人質に取られてしまってはノアは身動き出来ない。
そして、ノアに裸になれと命じる男たち。
その手がノアに伸ばされる------------!!
帰り道、馬車の中、女心が分からないとつぶやくクラウ。
だがその時、ノアの助けを呼ぶ声が頭に響いたのだ!!
すぐさま馬車を降り、引き返すクラウ。
・・・って、馬車飛ばした方が早くねぇって突っ込みはナシ?
駆けつけたクラウが見たのは・・・裸にされ、涙を流すノア。
どうやら何もされてはいないようだが、クラウにとってそれより大切なのはノアが泣いている事実。
「なんでノアが泣いてんのか、聞いてんだよ!!」
その腕から魔法陣が放たれるのだった------------。
なんとかクラウによって救われたノア。
だがどうやらこれは内部での裏切り。
ノアを殺す事で、エスタブールの民たちの不満をあおろうとしたよう。
制裁には、貴族たちに甘い汁を吸わせ、一掃するというやり方がいいと提案するミラン。
その間に虐げられる民の多少の犠牲は問わないと言うミランのやり方。
シオンはどう決意するか?
民を傷つけるやり方はシオンの望むやり方ではないはず。
さて、その頃ライナとフェリスはというと・・・。
新しい任務で、ルーナ帝国の国境付近にある、悪魔に呪われたと噂されるレジット村へ来ていた。
いかにも遺物の手がかりがありそう。
団子の自由の為しっかり働くと誓わされるライナでした(^^)
なんか少し微妙な空気はあるものの、おおむね今まで通りなふたりの距離。
仲間であり僕スタイルは変わらないようですね(^^)
だがその時、突然聞こえた女の子の悲鳴。
男たちに追われている彼女を救ったライナたちは、少女・ククに助けを求められる。
「アルアを助けて!!
アルアは化物なんかじゃないのに!!」
これはどういう意味なのか?
アルアとは誰なのか?
レジェット村で一体何が・・・!!
兵隊が村へやって来て、たくさんの人を殺したという。
ククも殺されそうになり、その時、アルアが魔法を繰り出したという。
彼の目の中に赤い光。
それは
アルファスティグマを持つ少年-----------。
そんな少年を放ってはおけない。
そこで化物扱いされ、村人に囚われているアルアを救うため、村へ向かうライナとフェリスだった----------。
相変わらずいろんな所で話が進んで、めまぐるしい感じは否めないものの、今回はライナとフェリスの関係がしっかり定まった事が大きかったですね。
若干気になったのは、ノアを何故裸にする必要があったのか?
皇女への辱め?
男たちだからそういう展開になっただけ?
まぁこれでノアとクラウの関係もいい方向へ変わっていけばいいと思うのですが・・・。
国内では相変わらず足の引っ張り合い。
ライナたちの方には、新たなアルファ・スティグマ保持者の発覚。
次回はまた波乱ですかね。
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