日本語の代表的な別れの言葉である「さようなら」。
「左様ならばこれにて御免」のような言い方から生まれた言葉で、
源氏物語や竹取物語でも、別れの場面を中心に、
「さらば」「さようならば」が使われています。
この「さようなら」は多くの外国人が知っている、
あるいは日本語学習者が初めて習う日本語の1つかと思われますが、
実際には日常生活で、特に大人が使う機会は限られています。
今回の翻訳元では、今生の別れを想起させることから、
「さようなら」が使うべきではない言葉として紹介され、
友人同士であれば「また明日」「また連絡するね」、
職場などでは「お先に失礼します」「お疲れ様でした」
などを代わりに使うことが推奨されています。
日本語の意外な事実に、外国人から様々な反応が寄せられています。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
「日本語すげーなw」 日本語にしか存在しない表現に外国人が大盛り上がり
翻訳元
■■■■(シェアページからも)
■ 「サヨナラ」って場合によっては失礼にさえなるからね!
その認識は年々強まってるように感じる。
+2 ロシア■ 日本語ってかなり複雑だなぁ。まぁ英語もだけどさ。
「サヨナラ」が最後のお別れの時の言葉だとは思わなかった。
面接官や彼女の口からは聞きたくない言葉だね。
+2 アメリカ■ 学校では別れの言葉は「サヨウナラ」って習うのに、
たしかに実際にはみんな「マタネ」を使ってる……。
+2 国籍不明■ この事実は面白い!
そう言えば私も「サヨウナラ」を使ったことないや。
「また来週」とかそういう感じだもんね。
インドネシア■ 「サヨナラ」には今生の別れというニュアンスがある。
それは何となく私も分かってた。
+3 アメリカ■ 仕事を上がる時は「お疲れ様でした」って言われるけど、
なんて返せばいいのかいつも迷うわ。
+6 国籍不明■ 「ジャアマタ」くらいが一番いいと思う。
+1 アメリカ■ 俺は日本人が「サヨナラ」って言ってるのを、
今までに結構な回数聞いたことあるけどなぁ。
ポーランド■ 別れの言葉には「ご機嫌よう」もあるが、あれは何だね。
アメリカ■ フランス語にも同じような特徴があるよ。
「オ・ルヴォワール」も「アデュー」も、
どっちもお別れの時に使う言葉だけど、
「アデュー」は日常会話で使われることは稀だ。
フランス海外「フランス語に聞こえる」 日本語なまり全開の英語に外国人衝撃■ 俺も「Goodbye」は滅多に使わない。
とは言え不自然な英語ではないけどね。失礼でもないと思う。
だけど日本語の「サヨウナラ」は失礼になるの?
アメリカ■ もしかして「サヨナラ」って「サヨウナラ」の雑な言い方?
アメリカ■ 俺がいまいちよく分からないのが「アス(明日)」。
何で「アシタ」じゃダメなんだよ。
明確な使い分けって何なんだろうな。
+1 国籍不明■ 日本語の丁寧な言い回しは複雑だと思ってたけど、
英語でも上司に対して軽すぎる言葉は使えなかったわ。
「Hey yo」的なノリね。
アメリカ■ 女性は「マタネ」の割合が高い気がする。
+8 アメリカ(日本在住)■ 基本的には「ジャアネ」か「マタネ」だよね。
しばらく会えなくなるとか、もう会うことはない場合に、
ようやく「サヨウナラ」の出番って感じ。
+4 フィリピン■ 俺もイングランドに帰る時に使ったのがサヨナラだったなぁ……。
日本から離れたくなかったから使うのが嫌だった。
+2 イギリス海外「だって安全な国だもん」 外国人が語る"日本を離れたくない理由"■ 日本語は難解だし繊細すぎるんだよ……。
俺の国では上司にも教師にも父親にも子供にも、
まったく同じカジュアルでリラックスした言葉を使う。
それでも誰も失礼だなんて思わないよ。
+4 フィンランド ■ それぞれの文化があるんだ。尊重しようぜ。
+4 国籍不明■ 「サヨウナラ」が自然な日本語じゃないっていうのはどういう事?
長らく日本語の代表的な別れの言葉だったのに。
アメリカ ■ 「サヨウナラ」はいわば別れの言葉の最上級。
+3 アメリカ ■ 歌の歌詞で「サヨナラ」が使われると、
それは別れたか離れ離れになったと解釈される。
+2 マレーシア ■ だって日本で実際に使ってる人なんていないもん😂
フランス ■ 本当にそうなんだよね。
古い日本語という感覚さえある。
だけど俺が日本を去る時にはみんな「サヨナラ」だった。
その感覚は日本にいた人なら分かるよね。
……別れの時なんだよ。
アメリカ海外「なんて神秘的なんだ…」 縄文語で歌われる日本の曲に外国人感動■ この情報にもっと早く出会いたかった。
前にパリのディズニーランドのアトラクションに並んでる時に、
後ろから日本語の会話が聞こえてきたの。
その時は超テンションが上がった。
ちゃんと日本語で会話が出来て、最高の時間だった!
だけど別れの時に何も言えなかった……。
+60 フランス ■ その場合は「サヨウナラ」でいいんでしょ。
また会う可能性は極めて低いわけだし。
+10 国籍不明 ■ 私と同じ経験してる!
オハイオの遊園地のジェットコースターに並んでる時に、
2人組の日本人男性が私の後ろにいたんだよね。
だけど私も別れの挨拶を言えなかった。
それでも初めて日本人と話せたから嬉しかった!
アメリカ■ えっ、嘘だろ?
某日本語学習教材で勉強を始めた時に、
「サヨナラ」は一番初めに登場したぞ?
+1 アメリカ ■ ほとんどの教材が「You」を「アナタ」って訳すしな。
日常ではそんな言い方はしないのに。
言語の教材はたいていの場合自然じゃない、
かなり人工的な言葉を教えるんだよ。
+1 オーストラリア ■ 教科書の性質として基本を教えるのはしゃあない。
「コンニチワ」も「サヨナラ」も間違いではないのよ。
日常会話において自然じゃない時があるってだけで。
英語でも「Hello」だって「Goodbye」だって、
毎回それでいいわけじゃないのと同じ。
国籍不明■ ……通ってる教会の人たち、何で指摘してくれなかったんだ。
日本に来て1年くらいずっと「サヨウナラ」を使ってるけど、
一度も指摘を受けたことがなかった……。
+198 アメリカ海外「あまりにも美しい」 フランスの教会で歌われる"千と千尋"が凄い ■ 日本人は時に「過ぎる」ほどに礼儀正しいから、
外国人が変な日本語を使っても注意しないよ。
使ってる日本語が適切なものかどうかを知りたかったら、
友達とかに聞いた方がいいよ。
+52 国籍不明 ■ 日本人は間違いを指摘するのが好きじゃないのよ。
人に対して失礼な振る舞いだと考えるの。
+25 ドイツ■ 私の日本人の教授は「サヨウナラ」を使う。
生徒同士とかだと「オツカレ」とか「オサキ」になる。
「サヨウナラ」はよりフォーマルなんだよね。
立場が違う人には「サヨウナラ」を使えば間違いない。
日本在住■ 「サヨウナラ」は「goodbye」じゃなくて、
「farewell」と訳した方がより正確だと思います。
+2 アメリカ
日本語の教科書が別れの挨拶として「さようなら」を採用するのは、
礼儀などの面で間違いがない分、妥当なところですかね。
「さようなら」と聞いて時に永遠の別れを想起する感覚は、
実際に何年か日本で暮らしていないと分からないかもしれないですね。
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