fc2ブログ
日々の出来事やお散歩の最中に出会った景色や本・映画の感想などetc.etc.
2022年08月15日 (月) | 編集 |
01_32w.gif
■作品情報
ジャンル:ドラマ
監督:佐々部清
出演:寺尾聰/原田美枝子/吉岡秀隆/鶴田真由/國村隼 /伊原剛志/奈良岡朋子/柴田恭兵
原作:横山秀夫(講談社刊)
脚本:田部俊行/佐々部清
2003年/日本/2時間予定

■レヴュー
鑑賞:アプラホール(2004/05/01)
採点:★×5
一言:それぞれの欲が絡み合ってなんて「人間て愛しくて悲しい生き物だ」と思わせてくれる
徒然なるままに・・・
▼この問題は人間が生きていくうえで避けて通れない問題を多く抱えていると思う。人生の終盤に起こる悲劇。何もわからず死んで行くのがいいのか?それとも、その前に命を絶ったほうがいいのか?▼家族の愛情で答えを出したならこの行いは正しいのかもしれない。でも、人間の命の重さで計ったらこの行いは、どうだろう?▼誰でも必ず思うと思う。”このまま死んでくれたら”、”このまま目が覚めずにいてくれたら”、”このまま帰って来なければ”▼看護は一人では出来ない。けれど、みんな生きていかなきゃならない誰かが24時間付き添っていなければならないのなら、その負担は誰が負うんだろう?お金のある人はいい。疲れたら誰かを雇えばいい。 どこかの介護付老人ホームにでも入れればいい。でも、ほとんどの家族がこの映画に描かれたような家族構成のはず。息子がいても娘がいても彼らには彼らの生活がある。二つの家庭を見るのは大変だ。子供たちの世話にはなりたくないという人もいると思う。夫婦二人で最後までと覚悟を決めても、自分のことがわからなくなった相手をどう助けていけばいいんだろう。考えても考えてもわからない。▼この映画には、人間の業がたくさん描かれています。この事件をきっかけに、知名度を上げようとする人。権力の前に自分の筋を曲げねばならない人。検察VS警察の面子。家族のために悪と知りつつ長いものに巻かれようとする人。 スキャンダルを隠すために裏取引を持ちかける警部とそれに答えてしまう記者。妹をその手にかけた義弟を恨みながらも守ろうとする姉。人間の持つ業すべてを圧縮させたようなそんな物悲しい映画でした。 ▼真実、主人公が隠したかった秘密がわかったとき涙ぐんでしまいました。もう、後から後から涙が止まらなくて。。。。▼彼は生きていくんだろうな。一度は死を覚悟した命をあの青年の言葉で、 きっと彼は残された人生を奥さんとの思い出を大事にしながら生きていくんだろうと思う。生きていってほしい。。。
関連記事
テーマ:映画感想
ジャンル:映画
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック