[アメリカ発] 新型コロナウイルスの軽症者にできた抗体は、発症から最初の3カ月で劇的に減少し、およそ1年で消失する可能性があることが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究から判明した。
研究は新型コロナに感染後、軽症で回復した34人の患者を対象に、採血による抗体価検査を2回行った。患者は平均年齢43歳(範囲21~68歳)の女性20人と男性14人。1回目の検査は発症日から平均37日後に、2回目の検査は発症日から平均82日後に行われた。
得られたデータを線形回帰分析すると、これら患者の抗体は36日ごとにほぼ半減しており、最初の3カ月で急激に低下していることがわかった。この減少率が続けば、抗体はおよそ1年で消失する。
新型コロナに対する抗体が短命であることを示す研究報告は複数あるが、抗体が消えるスピードを推定したのは今回の研究が初めて。
研究者らは、抗体保有を証明する「免疫パスポート」の有用性、集団免疫獲得の可能性、およびワクチン接種による免疫の持続性について、この結果は懸念を生むと指摘している。
研究結果は21日、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表された。
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- 2020-07-31 23:49
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