[ニュージーランド発] 深海に生息する巨大イカがニュージーランド南島の砂浜に打ち上げられた。波打ち際に漂着していたのは、なんと全長7メートルもあるダイオウイカ(大王イカ)の死骸。南島カイコウラに近い
サウス・ベイの海岸で、5月13日朝、犬の散歩をしていた男性が発見した。
イカの死骸はすぐさまカイコウラ水族館に運び込まれ、現在、ガラス窓の付いた冷凍庫で保管、公開されている。
水族館スタッフの話によると、発見されたダイオウイカは成熟したメスとのこと。体重450キロを超える巨体で、外套長は2メートル、触腕の長さは最長5メートルに及ぶ。目の直径は19センチ。腕や触腕に並ぶ吸盤の直径は、大きいもので2.5センチあった。
イカの死因については「外傷がなく、胃も満腹状態で、異物なども見つからず」不明だという。また、「ダイオウイカの死骸がまだ新鮮で無傷だったことから、遠洋ではなく、近海のどこかから流れ着いたと推測される」という。
サウス・ベイでは、2013年2月にも海岸沖を漂流するダイオウイカの死骸が引き上げられており、今回の発見はここ数年で2度目となる。
ダイオウイカの死骸を発見したのは、早朝の犬の散歩を日課とするブルース・ベネットさん。13日午前8時半ごろ見つけたといい、その時、イカはかすかに臭っていたそうだ。「前日には見かけなかったので、12日の夜、海辺に流れ着いたのではないか」と話している。 水族館へ移送するため、油圧リフトで持ち上げられるダイオウイカの死骸。 触腕の長さは最長5メートルに達した。ダイオウイカは触腕先端の掌部を使って魚等のエサを捕らえる。 大吸盤の直径は約2.5cm。これは500円玉(直径2.65cm)とほとんど同じ大きさだ。エサをがっちりつかむための吸盤のトゲにも注目。 巨大イカはクチバシもでかい! イカ類はこれでエサをかみ砕く。 ☆ 2013年2月3日、サウス・ベイの海岸沖から揚がったダイオウイカの死骸(メス、全長8m、体重150kg)。休暇中のクライストチャーチ在住の夫婦が、船釣りの帰りに海に漂っていたのを発見、ボートに引き上げた。この個体は外套の天辺と触腕の一部が食いちぎられていた。かみ跡から判断して、さらに大きなダイオウイカに襲われたものらしい。イカ類は共食いをすることで知られるが、ダイオウイカも例外ではないようだ。
ボートの進水路で、ダイオウイカと記念撮影する発見者のジャック&シャロン・オシカイさん夫婦。 ダイオウイカはボートから陸揚げされた後、コンテナに移しかえられ、カイコウラ水族館へ運搬された。水族館ではイカの解体ショーが催され(この時、卵巣が見つかりメスであることを確認)、テレビで生中継された。 ソース
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- 2015-06-11 23:42
- 動物物語
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でかでかで、びっくりしてついコメしました。
また、お邪魔します。