[オーストラリア発] ビクトリア州のワラガルという田舎町では、最近「松ぼっくりにご用心」という警報が出されている。
原因は、重さ10キロの巨大な松ぼっくり。
これが、この町のレストラン「コートハウス」の敷地に植わっている木からぼこぼこ落ちているのだ。
木は、町の遺産として登録もされている樹齢120年のバンヤ・パイン(ヒロハノナンヨウスギ、広葉南洋杉)。
通常、バンヤ・パインはおよそ5年に1度、実をつけるらしいが、この木は過去15年間、実をつけたことはなかったそうだ。
すでに、多くの実が落下済みだが、まだ6個ほど残っており、なかには地上20メートルの枝にぶら下がっているものもあるらしい。
もし、これが下を通り掛かった人を直撃でもすれば、命取りになりかねない。
このため、当局側は警報を出すと共に、木の周辺の歩道をバリケードで囲み立入禁止にしたそうだ。
ちなみに、バンヤ・パインは恐竜が栄えた
ジュラ紀に繁茂したナンヨウスギ科の常緑高木。いわば、植物版の生きた化石なわけだが、バンヤ・パインの実は恐竜たちの
大好物だったようだ。恐竜がこの松ぼっくりをモグモグ食べるさまを想像すると、スーパーサイズにも納得。
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- 2012-03-07 23:32
- 植物物語
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