[ドイツ発] ドイツ各地の図書館から合計13,000冊以上の書籍を盗んだとして、ヘッセン州・科学芸術省に勤務する官僚が逮捕された。
容疑者(45)は去る2月21日、同州バート・アーロルゼンにある「フュルストリッヒ・ヴァルデックシェ図書館」から53冊の書籍を盗み出したところを現行犯逮捕された。
事件を報道するTVニュース 図書館の所有者、ヴィッテキント・ツー・ヴァルデック=ピルモント侯爵によると、官僚は個人的な研究のため書籍を閲覧する必要があると図書館員らに説明。彼らの信用を得て、自由に書庫を歩き回ることを許可されていたという。
しかし、2度にわたる蔵書点検から書籍が紛失していることが判明。この官僚が第一容疑者として浮上するのに時間は掛からなかった。そこで、彼が次に来館するまでにビデオカメラを仕込んでおいたところ、犯行の模様がしっかり録画されていたというわけだ。彼は服や鞄の中に本を隠し持っていたといい、図書館を出たところを警官に取り押さえられた。
州検察によると、盗まれた53冊の書籍は鉱物学や地球物理学等の科学分野の希少本で、一冊につき最高7,000ユーロ(約76万円)の価値があるという。
逮捕と同時にダルムシュタットにある彼の自宅も家宅捜査され、夥しい数の書籍が発見された。官僚は本を盗んだ動機について口を閉ざしているという。彼は釈放されたが、起訴される見込みだ。
官僚が盗んだとみられる13,000冊の書籍は、そのほとんどが18世紀に出版されたもので、合計数百万ユーロ(数億円)相当の価値があると見られている。
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- 2012-03-01 23:23
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