[フランス発] おぞましくも美しいフランスのショートアニメのご紹介。ビジュアルに訴えかける作品なので、まずはご覧あれ。
『Tous des Monstres(トゥ・デ・モンスター)』
アニメは、主人公のせむし少年が見世物小屋で働くようになるまでを描いたもの。町の広場に張られたテントを訪れた少年は、そこで出会った女に手足の間接をねじ曲げられ、甲羅を背負った亀少年に変貌する。そして、見世物として小銭を稼ぐのだが、仲間に横取りされたあげく、稼ぎが少ないと女にぶたれ虐待される。こんな酷い目にあっても、女の胸に抱かれると幸せそうにくつろぐ少年。
この作品はコンピューター・グラフィックスを専攻する学生4人が2年の歳月をかけ制作したそうだ。見世物小屋の世界を通して、外見上の醜さだけでなく人の心の醜さを表現したかったのだとか。筆者には、むしろ身寄りのないせむし少年の愛への渇望がうまく描写されていると思えた。フランスのアニメ、あなどれません。
ソース
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- 2011-01-16 22:29
- 芸術とスポーツ
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