ヴルバス川の土手にて、バケツから子犬をつかみ出す少女 [ボスニア・ヘルツェゴビナ発]
子犬6匹を次々と川に投げ込む映像がネットに流れ、世界中を怒りに震わせた少女の身元が特定された。4chan等のソーシャルサイトで噂されていたように、少女はやはりボスニア・ヘルツェゴビナのブゴイノ周辺の住民だった。また、ビデオを撮影、YouTubeに投稿したのは少女の兄(または弟)であることも判明。少女を知る地元住民が同国の動物愛護団体に通報、そこから警察に連絡がいき御用となった。
ボスニアの警察が少女とその家族を事情聴取したのは、今回の騒ぎがマスコミに取り上げられた後だったとのこと。
少女の年齢は12歳。未成年者であるため、名前は公表されていない。
地元メディアによると、少女はブゴイノ近郊のチュルチッチ・ルグ村に家族とともに住み、自宅は現場の川の土手から100メートルほどしか離れていない。また、生後3日の子犬たちを川に投げ込んだのは祖母に命じられたからで、少女自身、子犬を処分するにはそれが「最も慈悲深い」方法だと信じていたという。
この地域には野犬が多く、住民が野犬に襲われることもあり、なかには犬に噛まれ、片足を切断する羽目になった村人もいるそうだ。しかしながら、行政はなんの対策もとっていないようで、住民らが犬の殺処分に手を下すしかないらしい。そういう事情があるため、地元の住民らは少女の行為にそれほど憤慨しておらず、むしろ少女を庇っていると伝えられる。
少女は学校に戻り、普段と変わらぬ生活を送っているが、テレビでこの事件関連の報道を見るたび嘔吐するといい、現在、医者にかかっているそうだ。
また、そんな少女を不憫に思ってか、同じ村に住む年金暮らしの老女が、川で溺れかかっていた子犬たちは自分が助けたと名乗り出たりもしたが、他の村人に作り話であることを暴露されている。
川から助け出したという子犬らを腕に抱えるルージャ・パブロビッチさん(75)。しかし、上の写真の子犬らが黒白ぶちであるのに対し、彼女が抱えるのは黒茶ぶちである。 ボスニアの法律では、動物虐待罪には15ユーロ(約1600円)から5000ユーロ(約54万円)の罰金刑があるのみ。少女が有罪となり、罰金刑を言い渡されれば、国内では初のケースとなる。
ソース
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- 2010-09-07 19:06
- 悪いオンナ
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