朧月夜
小夜の血を取り入れたことで一命をとりとめたものの、依然意識の戻らないリクを見守ることしかできないカイ。自らの血を分け与えたことが果たして本当に正しかったのか、答えを出せずにいる小夜。
重く苦しい時間が過ぎてゆく…
リクはやっぱり、小夜のシュバリエとなったようです。
今日のストーリーは、一先ずの区切り話でしょうか。
今回で2クールも終了。
それぞれの状況が整理された感じです。
(もちろん、一寸先は闇ですが(汗))
それでは感想、行きます!
●小夜
「それは、本当に助けた事に成るの?
目覚めてもこれからずっと、自分の時間を止めたまま、生きて行かないといけないんだよ?!」
どういう事か知っていて、リクに血を与え「時を止めてしまった」事を後悔する小夜。
ある意味、どっちを選んでも後悔な2択ですが、どんな形であれ「生きている」のはリクと会えるという事で。
リクが目覚めたのが嬉しいような、恐いような…
それでも、戦う決意を(今度こそ)あらためて。
「私、もう逃げません。戦いが終わるまで、ディーヴァを倒すまで、もう…逃げません!」
「――ディーヴァを斬ればみんな終わる。きっと全てが…」
真っ直ぐな瞳。今度こそ…!
●ハジ
思い悩む小夜に対して、声をかけるハジ。
「小夜は、彼の望みを叶えただけです。」
「彼を助ける為に、仕方の無かった事です。」
「貴女が居れば、彼は永い時を、貴女への想いだけで生きていく事が出来ます。
私と同じように…」
ちょっ…マジでハジ→小夜スゴッ!
でも、う~ん…ハジは小夜に惹かれていたと思うけど、リクも大丈夫かは分からないような…
「其れが貴方の望みなら、其の時が来るまで私は私の役目を果たしましょう…」
あくまで、小夜の為に…頑張って!
●リク
ジュリアさんによって、リクの血液中に「5番目の塩基」の存在が判明。
(A、G、C、Tって…議長?(笑))
にしても、5番目って?チミンって言うので、DNA上の塩基なのでしょうが。
DNAとは、アデニンとチミン、グアニンとシトシンとのように、二重螺旋の形でペアを組むもの。
そのどれとも違うなら、全く違う形で5番目同士で組み合わさるのか、それとも4つのうちのどれかと上手くかみ合うのか…
どのみち、塩基の並びが遺伝子情報を表しているので、遺伝子上に全く違う情報が組み込まれている筈ですが、それが何の原因も無く出現するとは…思いにくい。
もし小夜が血を与えたのが原因なら、ハジや小夜の血液検査はどうなのか。
彼らに無いのなら、元々リクが持っていた、つまり遺伝的なものでしょうが、そうすると「能力」はないが血の繋がった兄のカイはどうなのか。
遺伝的には兄弟なので同じように持っている可能性は高いです(まぁ、劣性の可能性もあります)が、「能力」がないですし。
それに、最初に本部に入って48時間隔離の時の血液検査では引っ掛からなかったですし。
まぁ、あの時は其処まで詳細な検査では無かったのかも知れませんが。
う~ん…分からん!
とにかく、「赤い盾」本部に運ばれて昏睡状態の後バイタルサインの正常化、そして覚醒。
予告から判断するに、本当に小夜のシュバリエになったようで、自分の変化に戸惑っていて。
事実を知った時の反応はどうなんでしょう?爆発する?
●カイ
相変わらず、空回りしています。
というか、先週の話での失言の事ですかね?アレ。
次回、自分がどんな事を選んだのか知った時、後悔する事となるでしょう。
●デヴィット
今回はホント、カッコよかったです!
会議での会話から、デヴィットも継いだ名前のようです。
そんな中、逃げないと言う小夜の前に、
「…君の新しい牙だ。」
そう言って差し出した新しい刀。その刀身には――
「全てを忘れない為に、我々は翼手の血晶を持っている。
君の持つ血晶は、ジョージの血晶だ。」
「我々も一緒に戦う!」
ジョエルとの話といい、背負ったものの重みある言葉、これからも楽しみです!
●ジョエル
『ジョエル』の名はやはり世襲制のようです。
彼自身は、家督を継いだわけではなく、
「ジョエルの中に僅かに残っていた良心と責任を引き継いだんだ。
6代前のジョエルの為に、翼手は世界に広まる事になってしまった。
その責任はジョエルの血を継ぐ者が取らなければならない…」
との事。
親子二代で「赤い盾」なのは、彼とデヴィットのみですが、どうやら親しい間柄のようです。
今回、コリンズの言葉を嗜めたりしていて、ホントにいい人っぽかった。
●コリンズ、そして…
「赤い盾」のナンバー2。
リクを「サンプル」扱い(発言?)したり、前の時もジョエルに対して「研究を発表できれば…」見たいな事を言っていましたし、それだけでおわる筈が無いとは思ってましたが。
何と、アルさんがコンタクトを取ってくるなんて!!
「ホモサピエンスの先にある生物に興味がおありとか。
この研究で結果が残せれば、ノーベル賞も夢では無いでしょう。」
ジュリアさんとの会話でも、ノーベル賞の事を言っていましたし、名誉欲の高そうな彼にとっては最大に魅力的な誘いだった筈。
…裏切り?どう動くか?
●ジュリア
この人も純粋な研究者だったんですねぇ。
コリンズ(教授)にリクの5番目の塩基の事を話している様子は、まるっきり研究者の目をしていましたね。
まぁ分からなくもないですし、当たり前なのかも知れませんが。
ただ朧的には、もっと医者というか、「ビジネスよりハート」でいて欲しかったような。
デヴィットへのアプローチがあったからこそ、余計にそう思います。
でも、
「もっと優秀な学生がいたのに…」
「以前、教授がご教鞭をふるって居られた大学を卒業した者で…」
もしかしてこの二人、知り合いだったりして?!
●真央&岡村
う~ん、本気で岡村さんの名前が出てこなかったぞ。
(下僕でインプットされかけてる…いっそ開き直るか?(爆))
とりあえず、遅れて到着した二人。
林の中や「動物園」にある大量の血痕(というか、血溜まり)
そして、
「「日本刀?!」」
ホテルでは、岡村さんが再び閃いて、点と点を見事に線に。
いよいよ彼も核心に近づいています。
…しかし真央、ヤバイと思うなら、脱いだキャミを男の頭に投げつけるのはどうかと(滝汗)
●「赤い盾」とジョエル
今回語られた事。
ゴルトシュミット家で起きた惨劇の後始末を付ける為に「赤い盾」は生まれた。
ゴルトシュミットの家督を継ぐ者は、ジョエルの名と「赤い盾」の長官としての役目を引き継ぐ。
そうで無い場合、一切の相続と権利を放棄しなければならない。
との事。
其の為、不可抗力だが負の感情すらも小夜に背負わせながら、「翼手殲滅」を掲げている集団。
(そしてその責任者)
にしても、あの莫大な財源と権力は凄いですよね?
次回、「サヤに従うもの」
いよいよ、後半の3クールに突入のBLOOD+。
新OP&EDが楽しみです。
目覚めたリクと、VSシフでしょうか。
小夜は新しい刀を携えて、初めての戦闘。
活躍しますように!
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