自分が自分を殺す確率
生命 - 2013年11月27日 (水)
毎日76人が自殺する社会
他人が自分を殺すより
自分が自分を殺す可能性の方が遥かに高い
2012年、殺人による死亡者数は383人(人口動態統計)
2012年、自殺による死亡者数は27858人(自殺対策白書)
72.7倍も自殺の方が発生確率が高い
殺されることを案ずるよりも
自分の脳とメンタルを心地良い状態に保つことに
気をつけた方が遥かに効率的だと思われる



消費税増税と自殺者数の相関 の続きです
「消費税をあげたら自殺率もあがる」ってホント って記事には
こんな文言が並んでいた
消費税増税議論があがってから
メディアは繰り返し繰り返し増税されたら死ぬしかない
そんな人々の声を報じている。
これは「アナウンス効果」という立派な情報操作のテクニックのひとつだ。
つまり、「増税」が人を殺すわけではなく
「増税したら死ぬしかない」という報道が人を死に誘っているわけだ。
報道が自殺を誘発する現象はウェルテル効果と呼ばれている
後追い自殺という言葉があるように誰かの自殺を追って
次々と自殺するような行動が起きることがある
日本でも岡田有希子の自殺に顕著な例を見ることが出来る
岡田有希子が自殺した後、30名余りの青少年が後を追うように自殺した
自殺の名所にもウェルテル効果が威力を発揮する
青木ヶ原樹海、東尋坊、足摺岬 など
後追いをするだけでなく
事例自体を模倣する点がウェルテル効果には特徴的だそうだ
今回は随分と消費増税について賛否が巻き起こった
ウェルテル効果が出やすい状況になっているかも知れない
Saving 10,000(自殺者1万人を救う戦い)という動画を観た
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時間の関係もあって、限られた切り口になっているけど
とても、いいドキュメンタリーだと思った 感想は次回以降へ
最後に数字をまとめて締めたいと思う
2012年の自殺者数は27858人だ
1日あたりに換算すると76人だ
交通事故で亡くなった方の数は4411人
東日本大震災で亡くなった方の数は15883人
阪神淡路大震災で亡くなった方の数は6434人
毎年、継続して大惨事が起きているようなものだ
自殺と他殺 攻撃性の向かう先は環境で決まる へ続く
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