2023年06月10日
個人さま製作 複製 日本軍 九九式軽機関銃用 覆い(カバー) 合皮版
皆さんおはこんばんちわ。
さてさて今回も日本軍物をご紹介したいと思います。
厚さと色合いともとても良く日本軍装具類には最適な生地です。
覆いは先端から筒状になっておりカシメ金具を境に帆布生地が分かれるようになっております。
軽機関銃を覆いで包んだ状態でも提把(キャリングハンドル)を使用するのが分かりますね。
さてさて今回も日本軍物をご紹介したいと思います。
今回も軽機関連の品になりますが・・・いつも通り画像をば。
こちらは個人さま製作 複製 日本軍 九九式軽機関銃用 覆い(カバー) 合皮版になります。
本品は数年前に購入した物ですが非常に珍しい複製品です。
九九式軽機関銃用と記載しておりますがトイガンの九六式軽機関銃も収納可能です。
九九式軽機関銃用と記載しておりますがトイガンの九六式軽機関銃も収納可能です。
個人さまが製作された品ですがこの方は九七式狙撃銃用の照準眼鏡嚢なども製作販売されたりと
希少な日本軍装備品を取り扱っておられる事で有名です・・・!
希少な日本軍装備品を取り扱っておられる事で有名です・・・!
本品も実物を基に製作されております。
この個人さま製作の軽機関銃用覆いは本革版、合皮版の2種類があり
私が所有するのは残念ながら廉価仕様の合皮版になります・・・何故合皮が使用されているのかについては後程詳細を。
軽機覆いの生地のズーム画像。
まずは肝となる生地ですが帆布生地になります。
厚さと色合いともとても良く日本軍装具類には最適な生地です。
軽機覆いではこの生地が最も目に付きますので極めて重要な部分だと思います。
96式/99式軽機関銃用覆いの画像。
それでは覆いを見ていきたいと思います。
この覆いは軽機関銃全体を完全に覆う訳ではありませんが
それでも大部分を保護しますのでとてもサイズがあり大きいですね。
それでも大部分を保護しますのでとてもサイズがあり大きいですね。
軽機覆い内部の画像。
サイズが大きい・・・前述した合皮版である理由が此処にあるかと思います。
軽機覆いの内部には当て革として革生地が広い範囲に縫い付けられており、
製作する当たってかなり大型の本革生地が必要になります。
ですので本品では内装の当て革を合皮生地にする事でコストを抑えられております。
ちなみに合皮生地が使用されているのは内部だけですので覆いの表側には存在しません。
製作者さまの配慮が窺えますね・・・!
覆いの先端部内部の画像。
先端部の内部も当て革として合皮生地が縫い付けられております。
銃口部や照星(フロントサイト)を保護する為に補強されているのが分かります。
覆いの表先端部の画像。
表の先端部は画像のように円形の革生地が縫い付けられており筒状になっております。
こちらは当然、本革生地です。
こちらは当然、本革生地です。
覆いは先端から筒状になっておりカシメ金具を境に帆布生地が分かれるようになっております。
側面にある手負い革止め用穴部の画像。
この部分は軽機関銃に存在する前部の手負い革止め(スリングベイル)を通し
負い革(スリング)を装着する為に用いる穴です。
負い革(スリング)を装着する為に用いる穴です。
その手負い革止め用穴の裏側の画像。
手負い革止め用穴の裏側は当て革でしっかり補強されています。
こちらは提把(キャリングハンドル)用通し穴部の画像。
軽機関銃に存在する提把(キャリングハンドル)を露出させる為の穴になります。
穴の周囲は本革でしっかりと補強されています。
軽機関銃を覆いで包んだ状態でも提把(キャリングハンドル)を使用するのが分かりますね。
そしてこちらは提把(キャリングハンドル)用通し穴部裏側の画像。
この穴の裏側にも当て革が存在します。
ただ本品は合皮版ですのでこの穴の当て革の一部は合皮になっています。
軽機用覆いに存在する尾錠(バックル)部の画像。
この覆いは軽機関銃本体を固定するのに2つの帯革(ベルト)と尾錠(バックル)で行います。
軽機用覆いに存在する帯革部の画像。
帯革には複数の穴があり長さを調節する事が出来ます。
勿論この帯革は本革です。
さてそれでは軽機関銃を覆いに収納したいと思います。
手順はあくまで自分なりに考えた物なので正規の方法ではありませんのでご理解を。
ちなみに収納するのは以前ご紹介した電動ガンになります。以下がその紹介記事になります。
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e1120736.html (FCW/ゴールデンイーグル製 電動ガン 日本軍 九六式軽機関銃)
まずは覆いの先端に軽機関銃の前部を収納します。
覆いを引っ張りつつ提把(キャリングハンドル)用通し穴に提把(キャリングハンドルを露出させます。
軽機関銃後部の尾筒底が覆いに被さるようにします。
覆いの尾筒底が被さる部分の後方は本革生地が縫い付けられていますので手間は掛かりません。
次に前後2か所にある帯革&尾錠部を締めていきます。
最後に側面の手負い革止め用穴部のから軽機関銃の手負い革止め金具(スリングベイル)を出して
負い革を装着すれば完成です。
難しい事はなく簡単です・・・!
軽機用覆いを装着した状態の画像。
こちらは覆い前部になります。
ちゃんとすっぽり銃身や二脚が入っております。
こちらは提把(キャリングハンドル)部の画像。
負い革に提把もありますのでこの部分の覆いの帯革がしっかり目に締めた方がいいのかもしれませんね。
こちらは覆い後部の帯革部の画像になります。
この部分の帯革は軽機の用心鉄に被さるようですね。
覆い後部の画像。
ご覧になって分かるように覆いは銃床(ストック)や銃把(グリップ)を保護しておりません。露出しております。
ですが銃身や機関部ちゃんと覆われていますので十分役割を果たす事でしょう。
さて最後に本品は九九式軽機関銃用と紹介させて頂きましたが・・・それでは九六式軽機関銃用とは違うのか?
と思い探してみましたが・・・
と思い探してみましたが・・・
九六式軽機関銃の取扱書に載せられているのはこのような形でした。
帯革&尾錠による固定ではなく紐式?なのでしょうか。
帯革&尾錠による固定ではなく紐式?なのでしょうか。
ちなみに九九式軽機関銃用はこの複製品と同様の仕様のようですね。
しかしトイガンとはいえ今回ご紹介する複製覆いに九六式軽機関銃は収納可能でしたので
もしかしたら実物でも両用されたかもしれません。また単に時期による差異(前期型や後期型)に区分されているだけかもしれませんね。
いずれにしても・・・実物はまず入手はかなり難しいでしょう(汗
さて以上で個人さま製作 複製 日本軍 九九式軽機関銃用 覆い(カバー) 合皮版の紹介になります。
もしかしたら実物でも両用されたかもしれません。また単に時期による差異(前期型や後期型)に区分されているだけかもしれませんね。
いずれにしても・・・実物はまず入手はかなり難しいでしょう(汗
さて以上で個人さま製作 複製 日本軍 九九式軽機関銃用 覆い(カバー) 合皮版の紹介になります。
最後になりますが貴重な複製品を製作販売して下さった個人さまに心より感謝申し上げます。
今度は・・・ぜひ本革版が欲しいですね・・・!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
今度は・・・ぜひ本革版が欲しいですね・・・!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
Posted by アンチョビことチビ at 15:36│Comments(2)
│・日本軍 複製レプリカ 装備
この記事へのコメント
>>エイジアン さん
う~ん。。多分前者の方になるのでしょうか・・・?
と云うのも本品は4~5年前ぐらいに某オクで入手した品なので確証は持てません。
Twitterで軽機関銃覆いや軽機覆いで調べると製作者さまのアカウントに辿りつけると思います。
う~ん。。多分前者の方になるのでしょうか・・・?
と云うのも本品は4~5年前ぐらいに某オクで入手した品なので確証は持てません。
Twitterで軽機関銃覆いや軽機覆いで調べると製作者さまのアカウントに辿りつけると思います。
Posted by アンチョビことチビ at 2023年11月03日 09:51
作られた業者をヒントで構いませんので教えて下さい。ひょっとして群馬のAさん又はOさんですか?。
Posted by エイジアン at 2023年11月02日 18:29
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