Fedora8にVNCを入れて日本語入力を使う方法
何やらネットには色々似た情報が溢れてるのだが、
初めて本当に使えた方法を発見した。
VNCそのものは yum install vnc-server とかすれば入るし、
そもそもFedora8だと元から入っている気がする。
設定ファイルは /etc/sysconfig/vncservers だ。
それと個人個人の設定は ~.vnc/xstartup に書かれている。
接続する際のパスワードはVNCからログインしたいユーザになってからvncpasswd で設定出来る。
GUIのリモートデスクトップ設定では何故か適用出来ないパスワードがあるので注意。
(少なくともFedora7までは直ってないと思う)
起動方法は Fedoraなら簡単にsu -でrootになってから
service vncserver start
chkconfig vncserver on(再起動後に自動起動する場合)
たったこれだけだ。
あ、/etc/sysconfig/vncservers で設定したディスプレイナンバーにあわせて
iptablesの設定を変えてファイアウォールに穴を開けるのをお忘れなく。
初期状態ではTWMがウィンドウマネージャとして設定されているが、
xstartupを弄ってGnomeやKDEを使う方法はどこのサイトを見ても大体解るはず。
問題は、UltraVNC日本語版を使えば普通に日本語入力出来るとか書いてあるサイトに従っても駄目だって点。
以下が、Fedora8でKDEをVNC経由で使っている場合にSCIMを動かす方法。
xstartupを以下のように設定した。
#!/bin/sh
# Uncomment the following two lines for normal desktop:
# unset SESSION_MANAGER
# exec /etc/X11/xinit/xinitrc
[ -x /etc/vnc/xstartup ] && exec /etc/vnc/xstartup
[ -r $HOME/.Xresources ] && xrdb $HOME/.Xresources
xsetroot -solid grey
vncconfig -iconic &
#xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" &
#twm &
#以下追加設定
LANG=ja_JP.UTF8
export GTK_IM_MODULE=scim
#多分Gnomeの人は以下の以下の1行は不要
export QT_IM_MODULE=scim
#SCIM起動コマンド
#これでSCIMがタスクパネルに表示される。
exec scim -d &
export XMODIFIERS="@im=SCIM"
#Gnome無効にしてKDEをWMに設定
#exec gnome-session &
exec startkde &
最後に service vncserver restart とかしておこう。
日本語入力に切り替えるのはFedora8の標準で"Ctrl + Space"。
SCIMのパネルが無事起動すればこのホットキーは簡単に設定変更出来るはず。
20080318追記:すみません。上記の症状は結局どうも他の事が原因だったらしく、今は問題なく動いてます。混乱させてしまった方、本当に申し訳ない!
Fedora5以降にきちんとVNC経由で日本語が使えたのが初めてだったので本気で感動した。
ちょっとはネットの人たちに恩返しが出来ると良いなぁ。
しかしなぜかアプリケーションによってはちゃんと動いてくれない…
Firefoxの検索窓が使えるのでそれだけでも大分ましだけどね。
■以下参考サイト
@IT Fedora Core 5でVNCサーバを動かすには
はなもくblog VNCサーバー構築
デスクトップLinux普及委員会 Fedora7にVNCServerの設定
テーマ : UNIX/Linux
ジャンル : コンピュータ