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2023.05.01

QFP100ピンのICをICテスタにかけてみた

FPGAやCPLDの真贋判定に特化したICテスタを開発しています。

昨日はBGA324で成功したので、今日はQFP100ピンをやります。

BGAのほうが難易度は高そうなのですが、あえてQFPからやって経験を積みます。

今日のデバイスはXILINXのCoolRunner2。XC2C64VQG100Cです。

Xc2c1

装置全景のようすです。

Xc2c2

注意深く電源電圧を設定して・・

Xc2c3

JTAGで認識しました!!

Xc2c4

バウンダリスキャンもOKです。

Xc2c6

VCCIOとVCCINTの電圧は別々に設定できるので、VCCIOの電圧を少しずつ上げてみていったところ、内蔵プルアップ抵抗と装置全体の持つプルダウン抵抗でせめぎあって1V前後の電圧になるのが見えます。

 Xc2c5

このくらいの電圧だとバウンダリスキャンしたときにHとLの丁度境目になるのでちらちらして見えます。

また、バウンダリスキャンで1ピンずつH/Lトグルしていったときの様子を動画にしました。

このような感じで動いているのが見えます。

 

このようにCPLDでは成功したのですが、手元にあるルネサスマイコンRX63Nの100ピンではだめでした。どうやらRX63Nの100ピンはJTAGのバウンダリスキャン機能がディゼーブルにされているのでIDCODEすら見ることができません。それでもICEの何からしいステータスは見えているので、JTAG自体は反応しているようでした。

 

 

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