大韓航空機エンジン炎上事故 避難誘導は適切だったと大韓航空
27日、東京の羽田空港を出発して金浦空港に向かう予定だった大韓航空のボーイング777型機の左エンジンから火が噴出す事故が発生した。
滑走路を移動中だったところで、搭乗していた乗客253人は非常脱出によって大きな負傷もなく全員が脱出した。
だが、大韓航空の乗務員が乗客を緊急脱出させる過程で適切な措置を取ったかをどうかをめぐり論議が起きた。
大韓航空乗務員がまともに対応していなかったという指摘だが、これに対し大韓航空はいちいち反論する資料を出した。マニュアルどおり迅速かつ正確に乗客を脱出させたというのが大韓航空側の主張だ。
以上、韓国紙報道
当機は時速100キロあまりのスピードで離陸直前の滑走初期段階だった。
管制官らが煙・火を見て当機に緊急連絡し、当機は緊急停止したと日本では報道されている。
(大 韓航空は、機長が離陸滑走中にエンジン異常信号メッセージを確認するとすぐに離陸中断(Reject Take-off)を決め、副機長はリジェクト (Reject)を復唱したという。その後すぐに推進力装置を止め、ブレーキと逆推進力装置を作動して安全に航空機を止まらせるようにしたと大韓航空は説 明している)
客室乗務員は、ほぼマニュアルどおりにやっていたと思われる。降りるのも客を降ろした後、最後に降りており、特に大きな問題はなかったと思われるが・・・。
1、乗客の一部はエンジンの煙を見て、非常口へ直ちに向かっていたにもかかわらず、「(当機は)一時停止し、再フライトします」と100%間違ったアナウンスをしていた事実はどう反論する。
(避難する乗客が撮影したと見られる機内の様子の中で、アナウンスされている・・・動かぬ証拠がTV放送された)
乗務員のスタンドプレーなのか、機長による指示なのか確認する必要がある。
2、日本人乗客がかなり搭乗していたようだが、韓国語と英語での誘導であり、日本語での誘導がなく、何を言っているのかさっぱりわからず困ったと当機に搭乗していた日本人客が話していた。
3、シューターが、出火した左エンジン側も下ろされていた。エンジンが爆発でもしていたら、とんでもない事態に至っていた可能性がある。誰も下りてはいなかったようだが・・・。
4、急勾配のシュータ-の下で安全確保のため担当者2人を付けることが常識であるにもかかわらず、当機から配置要員の依頼がなかった。消防隊員か係官が任意にその役割を果たしていた。
5、乗客の中に大きなカバンを持ち降りていた乗客が何人もいた。圧縮空気のシュータ-を傷つけたり、降りるときにバランスを崩しケガをしたり、ケガを人にさせたりするため危険行為である。
大韓航空は当機の避難誘導で、マニュアルどおり迅速かつ正確に行ったと豪語しているが、豪語できる立場でもなかろう。
上記5点を取っても、乗客をマニュアルどおり正確に誘導したとは言いがたい。乗客が急ぎ前方の出口めがけて避難のため殺到する中で、再フライトの案内放送は驚くばかりだ。
大韓航空がいう資料とはマニュアルのことだろうか。実際はわかっただけでも上記のとおりだ。
韓国は、自らを常に正当化することに全エネルギーを使う。問題があれば、反省して、次回に活かせばよいものを・・・。
今回は緊急停止し大事に至らなかったが、それでも燃料系統に火が回っていたら大惨事になる可能性もあった。
そうしたパニック状況でも、乗務員は適切に客を誘導することができるか、日本人は言葉も通じない中で・・・。
過去の例、
1、アシアナ航空のサンフランシスコ空港オーバーラン死傷事件でも、韓国では、事故直後からボーイング機の欠陥を主張し、国民上げてボーイング社たたきをやっていたことも記憶に新しい。
2、大韓航空といえばナッツ・リターン事件、当事件も副社長がいくら正当化しようと結局は豚箱に収監されてしまった。マスコミも大韓航空の広告目当てに意識的に問題としなかったのか、副社長は、搭乗前にターミナルのレストランで見送りの友人らとワインをしこたま飲んだ酒の勢いがそもそもの原因。
今回の事故は、原因が分かり報告されるまでにはかなりの時間を要するが、大事に至らなかったことが何よりも幸いだった。
大韓航空は、避難誘導などで何か落ち度があれば素直に認め、今後活かせばよい、いちいち反論するぐらいだから、何も改善しないし、されないだろう。・・・残念。日本人と韓国人の違いか。
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