中華民国台湾に民進党の蔡英文女史政権誕生
中華民国(台湾)民進党の蔡英文女史(59)は20日、台北市内の総統府で就任宣誓を行い、国民党の馬英九氏(65)の後任として第14代総統に就任した。
女性総統は史上初めて。台湾「独立」志向の強い民進党への政権交代は8年ぶり。
蔡氏は、就任演説で、1992年に中台の窓口機関が会談したという「歴史的事実を尊重する」と述べたが、中国が要求する「一つの中国」の原則を巡る「1992年合意」には言及しなかった。
中国は、合意を受け入れなければ中台関係の「現状維持」は出来ない。また、台湾政策担当報道官が「もし両岸(中台)に、にらみ合いや危機が発生した場合、責任は現状を変更した者が負わねばならない」と危機の責任はすべて台湾にあると言及するなど一方的に脅迫している。
中台関係の冷え込みは不可避とみられる。
以上、報道参照
中国と日本との戦中末期から終戦の混乱期に、中国政権の蒋介石政権が毛沢東に追われる過程で、国民党軍が台湾住民を大弾圧したことから、台湾国民には、根強い国民党批判勢力が存在する。その流れの国民党の馬前政権が、故毛沢東が作った現中国共産党独裁習政権に擦り寄り過ぎ、国民の中で不満が鬱積、1月の総統選挙で国民党政権候補は民進党の蔡英文女史に大敗していた。
日本にはこうした気骨のある聡明な女性議員が少なすぎ、元々議員選挙で票稼ぎだけの芸能人や有名アスリートなど政治とまったく無関係な人物を立候補させる貧弱な日本のCM選挙に問題がある。その結果、下半身に弱い議員や政権に乗じたお調子者議員が多すぎることになる。それでも故市川、現・山尾、稲田、野田は政治のプロとして光る。
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