アイコン 桜島約1年ぶりの4千m超の噴火 5月1日 歴代7位の噴煙の高さ

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鹿児島市・桜島(1117メートル)の昭和火口で1日午後3時36分頃、火山噴火が起き、噴煙の高さは火口から約4100メートルに達した。
 噴煙が4000メートルを超えたのは、昨年5月21日以来約11ヶ月ぶり。
鹿児島地方気象台によると、噴石が5合目付近(火口から500~800メートル)まで飛散した。

噴煙は東の方向に流れているが、上空の風が弱く広い範囲に降灰が広がっていて、気象台は降灰予報を出して鹿児島市や霧島市、垂水市、鹿屋市、曽於市などに注意を呼びかけている。

桜島は、昨年9月から今年2月5日の噴火まで、爆発的噴火は141日間もなかった。しかし、その後は活動が活発化してきており、爆発的噴火は5月1日で今年43回目となった。

気象台は噴火警戒レベル3を継続し、火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒を呼びかけている。

桜島では、2015年8月15日に噴火警戒レベルが3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げられ、同年9月1日に3に戻った。しかし、11月25日にそれも2に引き下げた。そして今年2月5日の噴火に3に再び戻っている。

参考程度にしかならない気象庁、木曽の御嶽山の爆発では多くの尊い登山者の命が失われたが、同火山を、税金を投入して管理していたのは気象庁と名古屋大学である。自治体管理の分も含め多くの観測機器が壊れていたなどわけのわからない申し開きを行っていた(その後予兆と思われる現象が各地に起こっていたことも判明している)。

 阿蘇山は、気象庁と京大が火山管理を行っている。しかし、昨年の噴煙1500メートルの爆発的噴火の事前予報は出されていなかった。
桜島も気象庁と京大が管理しているが、今年2月5日の爆発までは警戒を2にするなど、小康状態という立場をとっていた。
結局、地震も火山もいつ発生し大噴火するのかわからないということを如実に物語っている。(火山の場合は山体膨張や熱湯・異常蒸気噴出などにより予見しやすいともされているが、人が管理しており、当てにはならない。観光客を最優先する国・自治体の観光行政と気象庁・学者・専門家とが妥協もしている)

熊本大地震でも、14日の地震でこれ以上大きな地震は発生しないとみた住民が15日までに帰宅し、16日未明の地震で多くが犠牲となった。最初の大きな地震が本震であり、それ以上大きな地震は発生しないというたかが100年間の地震の前歴で判断し、「帰宅するな」と気象庁も強い注意喚起を出していなかった。

断層についても、中央構造線上(関東・近畿・四国・九州の大分中部断層(=別府-万年山断層)+南阿蘇断層+布田川断層+日奈久断層)の布田川断層の地下10キロ内外の断層が4月14日に動き、同じ断層の地下12キロの断層が16日未明に動き、南阿蘇断層や大分中部断層を刺激し、その連動から各地で断層が崩落し続けているとしか思えない。深さは12キロまでがほとんどの断層で生じている。

 日奈久断層と学者が命名しているが、その日奈久断層も地下10キロ以上でどうのようにほかの断層と関係しているのかなどまったく未知の世界だ。
 忘れたころにまたやっている。それほどどこで発生するかわからないのが日本誕生の生い立ちとその後の経過となっている。

 結果論では何でもいえるが、日本に安全神話など通用しないことはその歴史が物語っている。被害を減らすには、せいぜい、断層上や断層近くの(過去の)軟弱地盤では被害が大きいということだけだろう。

そうした断層さえ、まだ明らかになっていない断層が山ほどあるのが実情だ。熊本大地震の震源地である布田川断層も既存の断層の南側(南阿蘇~西原町)にもう一本あったと地割れから判明と報道されてもいる。

<桜島の爆発的噴火>
2015年5月21日 4300メートル(噴煙の高さ歴代6位)
2015年6月4日  3000メートル
2015年9月中旬から爆発的爆発なし
2015年2月5日  2500メートル
2016年2月8日  2500メートル
2016年4月1日  3500メートル
2016年5月1日  4100メートル(噴煙の高さ歴代7位タイ)
(噴煙の高さが概ね1000メートル超を爆発的噴火という)

桜島

桜島
桜島

5月1日15時36分頃の九州は五月晴れだった。風も弱く噴煙は高く舞い上がった。

[ 2016年5月 2日 ]
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