アイコン 鹿児島県知事当選の三反園氏、8月にも原発停止要請へ 安全確認のため

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総務省OBで多選(4期目)と建設業者との癒着政策が嫌気された伊藤知事に対して、新鮮味のある元記者でジャーナリストの三反園訓氏が挑んだ鹿児島県知事選、10日に行われた選挙では、伊藤県知事にお世話になっている建設業者が動かなかったのか、三反園訓氏が当選した。

三反園氏は選挙戦で、全国で唯一稼動している九州電力川内原発について「(熊本地震を受けて)いったん停止し、施設の安全性を確かめるべき」と主張してきた。(規制緩和委員会の田中委員長は、自らの緩和政策の下、止める必要はないと表明している)

7月28日に知事に就任する三反園氏は、公約どおり、8月中にも九州電力に対して一時停止を要請する考えを示した。

九電は川内原発について、原子炉を停止して行う定期検査を、1号機は今年10月から、2号機は今年12月から実施する計画を原子力規制庁に提出しており、今後の新知事との関係を良好に保つため、電力需要が多い夏場を避け9月以降に早めて停止する可能性が高い。

それとも力づくで計画通りの停止にするのだろうか。県には停止させる権限は法的にはないが九電と安全協定を締結している。九電がこれまでどおり中央を見るか、足もとの地元を見るかで判断が分かれよう。踏み絵になっている。

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[ 2016年7月21日 ]

 

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