正式名称としては「アイカツ!フォトonステージ!!」らしいのですが、公式の略称がフォトカツなので、そのタイトルで。
ゲーム自体はよくある「基本プレイアイテム課金」スタイルの音ゲーアプリ。正直目新しい要素はほぼないので、その辺りの細かい説明は割愛。
当然、肝心要となるのが音ゲー部分なんですけど、いわゆるjubeat形式(実は本家はやったことない・・・)で、それ以前のフォトカツやデレステ等とは操作感覚がかなり異なります。その意味でいうと、コレ以前の音ゲーアプリの遊びに若干食傷気味の人にとっては、非常に新鮮味のある内容で、私もそこに1番の価値を見出しています。音ゲーとしても判定は気持ち甘めで、音ゲーが苦手な人でもある程度コンボの楽しさを味わえるくらいの調度よいバランスという感じ。逆を言えば、そこに価値を見い出せない、あまり代わり映えしないとかそんな楽しくないという思いが上回っているとしたら、フォトカツはあまり楽しめないアプリになってしまうかも、という印象です。
では音ゲー部分以外はどうかというと、もう1つ大事なポイントとして、アニメにどの程度思い入れがあるか、が重要ではないでしょうか。
というのも、アイカツは星宮いちごという最初のメインから現在に至るまで、時間軸が共通していましたが、どうも間もなくそれらをリセットして新たなアイカツが始まるという話。そして、このフォトカツはそんな時間軸のあるライン(おそらく現在のアニメに近いタイミング)で止めて、サブエピソード的なノリを続ける位置づけになるでしょう。ですから、アイカツも好きだけど、何より今のいちごやあかりが中心であるアイカツが好き、まだ楽しみたい!という人にとっては、このアプリは大きな意味を持ってくるのではないでしょうか。この辺はラブライブ題材のスクフェスにも通じますけど、ストーリー時間軸進行形作品をある種のサザエさん時空でもって長く楽しみたい人にはベストな選択といえます。私の場合はまだ最初の方を見てる段階なのである種のネタバレなのですが、それはそれとして・・・。
ただし、最初にも述べたように、システム面ではそれほど目新しさはないですね。フォトカツにはこれがある!というのが現状見当たらないですから、プレイする上ではそれを覚悟しておく必要はあるかと。それと、今でこそ改善された点も多いですが、致命的なバグも含めて割合不具合の多いアプリですから、まだまだ余談を許さない感じはします。通信量も中々とか、ちょいちょいアプリが強制終了することがあるとか、まあ色々。この辺は今後のアップデートで徐々に改善していくことに期待するしか無いでしょうけども。
そんなわけで、無難な作りではありますが、jubeat型音ゲーとアイカツらしいノリのお話が楽しめる、というのがフォトカツ!というのが現時点での総評。本作も含めて一通り音ゲー系アプリを試してみて、その中でいいなぁと思えたら、是非プレイしてみることをオススメします。