1話のラストで、ハヤテは歩道で横でになり、死を予感・・・そこに自転車に乗ったマリアさんがやって、ハヤテをひいてしまいました。以後の展開は語るまでもないところですが、今更ながらに疑問に思い始めてきたのです。「何故、マリアさんはハヤテを自転車でひいてしまったのか」と。
普通に気付かなかっただけ
あまり深く考えずに、ストレートに予想するなら、「夜道で前が見えにくく、そんな路上に人が横たわっているとは思わず、気付いた時にはひいてしまっていた」という可能性。実際、夜道は本当に足元が全然見えないことも多いですからね。
ナギを心配するあまり、細かい所に目が行かない状態だった
話の前後関係も加味すると、やはりこちらの方が可能性が高いんじゃないか、と現時点では考えています。人間、複数のことを同時に考えるというのは、能力とかあまり関係なく、誰でも苦手なものですし。それは同時に、ナギがパーティは抜けだすのはいつものこと、みたいに振る舞いつつも、内心は実質家族であるナギが心配でたまらない、ということになります。そういう面を表にあまり出さずギャグに昇華するあたりが、ハヤテのごとく!らしい気もしますし。
マリアさんの視力の問題
実はマリアさんの弱点は視力で、白皇学院に変装して潜入した際に着用していたメガネも、普通に自前。上2つにも絡んできますが、日常生活する分にはメガネはまあ不要くらい(もしくはコンタクト着用)で、流石に夜道でも何ら問題が発生しないというレベルではなかったがために、ハヤテひき逃げ事件をやらかしてしまった、とか。元々が勤勉キャラですし、まあやっぱなんといいますか、あの変装時のメガネ制服マリアさんは大変よろしかったと思うのですよ、私は。
実は最初から気付いていた
自転車で誤ってひいてしまった、という前提が実は間違っていて、人が路上に横たわっていると気付いていながら、ついそのままひいてしたくなった、という鬼畜説。やっぱMかSかっていえば、Sっ気の方があるんじゃないか、というのは一般論として定着してますし。たぶん。
自転車操作は意外と難しいことを描写したかっただけ
この時のマリアさんもそうですが、ルカも自転車を上手く乗れないというお話がありました。対極的に、ハヤテは自転車便のプロということもありますし、ハヤテの凄さを少しでも際立たせるため、マリアさんですら自転車操作を誤ることがある、とかそういう理由。
死にそうなハヤテを助けようとした
流れとしては、むしろハヤテを殺ろうとしてたようにも取れますが、実際は「遠目にもハヤテが今にも死にそうな雰囲気を醸し出していて、とっさに自転車でそのままひいて、我に返らせようとした行動」が、あの結果に繋がっていたのではないか説。要するに、マリアさんの優しさと機転の良さが凝縮されていたパターン。
私個人としては、マリアさんの優しさ説を推したいのですが、まあ実際はただのギャグ要素であって深い理由なんてないのかなぁとも思ったりするのでした。