教基法、今国会成立を望むのは1割だけ+不正履修、教委への文科省出向者が黙認?!+教員免許、核発言
2006年 11月 07日
今回は「教基法の改正」に関する話と、衆院の委員会で出た「不正履修、教委の文科省出向
者が黙認 伊吹文科相が認める」「教員免許の更新制度を6年に短縮か?」という話を。
おまけで「中川の核発言はやはり安倍首相の容認のもとでか?」も。
与党は、本気で10日か14日に、教育基本法改正の衆院委員会で採決を行なう予定らしい。
6日午後に行なわれた教育基本法案を審議する特別委員会の理事会で、与党は、8日
に地方公聴会、9日に参考人招致を行ない、10日にに締めくくりの総括質疑をした
うえ採決したいと提案したという。
審議時間が6日の質疑で70時間を超えたことなどから、遅くても14日の衆院本会議
で可決したい考えのようだ。
それに対して、野党は「審議時間が不十分」と拒否。15日に2回目となる地方公聴会
を、その後に中央公聴会をそれぞれ開催するよう要求したが、与党側は仮に公聴会を開い
たとしても、採決は行ないたいという意向を示したらしい。
前記事<コチラ>にも書いたように、自民党の二階国対委員長は「強行採決は行なわない」
と明言したが、強引に採決まで運ぼうとすることはあり得る。
NHKが10月に行なった調査では、教育基本法の改正に「賛成」と答えた人が39%
だったのに対し、「反対」が11%、「どちらともいえない」が41%だったという。
このうち、「賛成」と答えた人に、改正案の成立時期についてどう思うか尋ねたところ、
「今の国会で成立させるべきだ」が30%、「今の国会にこだわらずに時間をかけて議論
すべきだ」が69%だったそうだ。<10月11日NHKニュースより>
つまり、今国会で教基法の改正を成立させるべきだと考えている人は、国民の10%
しかいないことになる。
それなのに、安倍首相&仲間たちの「教基法を改正したい」という思いだけで、強引
に改正しちゃうなんて、これじゃあ、小泉氏の郵政民営化ゴリ押しと変わらない。
<しかも、彼らは郵政民営化の選挙で稼いだ議席数を使って、強引に法案を成立させ
ようとしているのだから、何だかな~と思う。>
安倍氏は、10月26日の内閣のメールでこんなことを書いていたようだ。
『「教育再生会議」は、昨日(10月25日)、2回目の会議を開きました。17人の
メンバーがそれぞれの教育改革を熱く語っておられ、議論が尽きません。皆さんが、現場
に根ざした意見を述べられるので、どれも説得力があります。この議論の輪を大いに広げ
多くの意見に耳を傾けながら、国家百年をつくる教育の再生に全力を尽くしたいと思って
います。<10月26日 安倍内閣メール>』
皆さんの「現場」というのが、どこを意味するのかわからないが。(--)
それはさておき、安倍氏は「教育改革の議論が尽きない」「この議論の輪を大いに広げ
多くの意見に耳を傾けながら、国家百年をつくる教育の再生に全力を尽くしたい」と書い
ている。・・・実に正しい考え方だと思う。(・・)
国家百年をつくる教育の根幹になるのが、教育基本法なのだ。もっと議論の輪を広げて
多くの意見に耳を傾けないと!
もう六十年も続いて来たものを、たった70時間の審議なんかで変えてしまうのは、
やっぱ早計過ぎるんじゃないかな~?
でも、どうしたらこの成立をとめられるのか・・・やはり、ここは国民世論の果たす
べき役割が大きいのではないか、と思ったりする。
「チョット待った~」という声がどれだけ出て来るか、それが鍵になるように思える。
となれば、やはりマス・メディアの力に期待したいところだ。
メロディさんがTBを下さった記事に、TBSの各番組に意見を出すメルアドが載って
いた。メールはチョットという方は、各TV局のサイトに行くと(番組別の場合もあり)
ハンドルネームだけで送信できるフォームが用意されていたりする場合もある。
<TBSの場合は、コチラのページの左欄の意見募集フォームをクリック>
もう何日かしかないことを思うと、メディアにもすがりたい気持ちの私なのであった。
* * * * *
6日の教基法の委員会では、「やらせ質問」を扱った共産党が、さらなるGOOD JOBを
行なったようだ。<毎度ながら、共産党の情報収集能力は素晴らしい。> *1
共産党の石井郁子氏が、不正履修問題に関して、公立高校を管轄する都道府県教育委員
会に文科省の出向者が多数いることについて質問したところ、伊吹文科大臣が「(出向者
が)ある程度(必修科目外しの)実態を把握していたのかも分からない」と語り、同省が
履修不足を黙認していた可能性があることを認めたという。(*2)
共産党の調べでは、今年1月現在、都道府県教委に出向している文科省職員は24都道
県で26人。このうち島根、高知、福岡の3県は、高校のカリキュラムを承認するなど
学校運営に当たる高校教育課長だった。同省の全国調査で、島根では公立高19校、福岡
で6校に履修不足があったそうだ。
以前にも書いたが、文科省の役人が誰も、この不正履修の件を全く知らなかったという
ことはあり得ないと思う。
いかにも「我関せず」というような顔で、何でもかんでも、教育委員会や学校のせいに
するのは、いかがなものだろうか?
この件も「やらせ質問」の問題と共に、きちんと調査をして国会の場で報告をして欲し
いものだ。
* * * * *
また、伊吹文科大臣は、政府が導入を目指す教員免許更新制について「いろいろな意見
を聞いて、何年にするかは最終的にわたしの責任で判断する」と述べ、10年ごとの講習
修了を要件とした中教審答申にこだわらず、期間を短縮する可能性もありうるとの考えを
示した。
教員免許更新制度については、この7月に中教審が答申を出しているのだが、下村官房
副長官が「これでは本当の改革はできない」と批判し、政府の教育再生会議で見直し議論を
進める考えを表明している。
ちなみに、この質問をしたのは井脇ノブ子氏だったのだが、彼女は「6年」を目安に
あげたらしい。<たぶん、そう言うように指示を受けていたと思われる。>
当初は、教育行政の中心は自分たちのところだと、官邸と対抗する意欲が十分に見えた
文科省であるが。色々な事件があったせいか、やや押し込まれているような感じもする。
それにしても、教員免許の更新制を設けるというだけでも異論が多いのに、6年に1度
と短期間で免許を見直すことになどしたら、教育現場はどうなるのだろう?
ましてや、国にとって都合の悪い教員はどんどん排除するとしたら、日本はどうなるの
だろう?
ちなみに下村官房副長官は、5日の講演会で「義務教育で都道府県教委の関与はいらず、
教員採用は区市町村に任せたらどうか。都道府県教委は高等教育にしかかかわらない、と
いったすみ分けが必要だ」「(義務教育の)最低基準を満たしているかは国がチェック
したらよい」と述べ、義務教育に対する国の関与を強化すべきだとの考えを示している。
教育基本法を改正したら、国は今の教育委員会のシステムを壊して、まずは義務教育を
牛耳る気なのだろうか?
最後に・・・コチラの続報になるが、中川昭一氏は、相変わらず核議論発言を続けている。
党内からも、かなりの批判を受けながら、6日は名古屋市で講演し、「批判から議論が始まる」
「米国や国連決議におんぶにだっこでいいのか」などと意気盛んである。<*3>
この件に関し、朝日新聞は6日に「核保有論議、首相なお黙認姿勢」という記事で、
こんなことを書いていた。
『ただ首相は6日、「非核三原則を守っていくということについては、閣僚も党の幹部
も意見は一致をしている」などと繰り返し、問題視しない考えを示した。
首相は1日に自民党本部で中川氏と意見交換をしたが、発言の自制は求めなかったこと
を記者団に明らかにしている。
なぜ、安倍首相は議論を容認するのか。もともと「首相は核問題の議論をタブー視しな
い」(内閣官房幹部)という点で、中川氏と近いという見方もある。
安倍首相は官房副長官時代の02年、講演で核兵器保有は憲法の禁ずるところではない
と発言したとして野党の批判を受けた。このとき安倍氏は国会答弁で自衛のための必要
最小限度内であれば、「核兵器、通常兵器を問わず、保有することは憲法の禁ずるところ
ではない」としながらも、「その話をする前に、私は非核三原則の話をしている」などと
釈明した。
野党も麻生外相の任命責任追及に加え、「安倍首相自身が自分の本音を中川さんにしゃ
べらせている」(社民党の又市征治幹事長)と首相批判を強めつつある。』
もうここまで来ると、安倍首相が「しゃべらせている」とまでは言わないが、安倍氏は個人的
に中川氏と同じような考えを持っていて、お互いに了承した上でやっていることなのでは
ないかと思われても致し方ないだろう。
こうなったら、中川氏には言うだけ言ってもらって、国内外から安倍政権への批判、疑問を
高めてもらう役割を担ってもらおうかな・・・と思ってしまう部分もあるのだが。
原爆の被害を体験している人たちが、不快な思いをしているという話をきくと、やはり複雑な
心境になってしまう私であった。
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*1
『伊吹文明文部科学相は6日の衆院教育基本法特別委員会で、高校の履修単位不足問題に
関連し、公立高校を管轄する都道府県教育委員会に文科省の出向者が多数いることに
ついて「(出向者が)ある程度(必修科目外しの)実態を把握していたのかも分からない」
と語り、同省が履修不足を黙認していた可能性があることを認めた。共産党の石井郁子氏
の質問に答えた。
政府は「一義的な責任は学校」(塩崎恭久官房長官)と文科省に法的責任はないと強調
している。仮に出向者が学校提出の教育課程が順守されていないと認識していたならば、
政府の立場を覆す可能性があり、野党側は厳しく追及しそうだ。
伊吹氏は「断定的に言うことは、都道府県ごとに(実情が)違うと思うので(でき
ない)」と言及。過去にさかのぼって履修不足の有無を調査するなど、詳しい状況把握に
努める考えを示した。
共産党の調べでは、今年1月現在、都道府県教委に出向している文科省職員は24都道県
で26人。このうち島根、高知、福岡の3県は、高校のカリキュラムを承認するなど学校
運営に当たる高校教育課長だった。同省の全国調査で、島根では公立高19校、福岡で
6校に履修不足があった。
また、都道府県の教育長が公立高の校長から直接就任したケースが少なくないことに
ついて、伊吹氏は「その教委はだまされたふりをしていたと思う」と教委が実態を把握しな
がら是正を怠ったとの認識を示した。<毎日新聞6日>
*2
『伊吹文部科学相は6日の衆院教育基本法特別委員会で、中央教育審議会が現在は終身有効
の教員免許に10年の有効期限を設ける教員免許更新制の創設を答申していることについて
「(政府の)教育再生会議からも意見が出てくるから、何年にするかは最終的に私が責任を
持って判断して、立法府に改めて法律としておうかがいしたい」と述べ、有効期限の10年
を短縮するなど見直す可能性を示唆した。
井脇ノブ子議員(自民)が「6年ぐらいがいいのではないか」と質問したのに答えた。
<朝日新聞 6日>』
*3
『自民党の中川昭一政調会長は6日午前、名古屋市で講演し、核保有論議を容認する自身の発言に対し二階俊博国対委員長らが自制を求めたことを念頭に「発言に批判をいただいている。批判には傾聴すべきところもあるが、そこから議論が始まる」と述べ、核問題をめぐる議論が必要との考えに変わりがないことを強調した。
これに関連し中川氏は「(北朝鮮の核開発に対し)米国や国連決議におんぶにだっこで何もしなくていいのか。『中川の発言はけしからん』との議論だけで、全然、深まっていない」と指摘。「国民は真剣に考えている。何ができるか、できないか、どういうことをすべきかを真剣に考えなければならない。いままさにその状況ではないか」と重ねて表明した。 <共同通信6日>
教員免許更新制度、国民投票制度、死刑制度・・・。どんな議案であれ『今の国会にこだわらずに時間をかけて議論すべき』という選択肢があれば、大半の人はそれを選ぶでしょう。しかし今国会で教基法の改正に対し、野党はどれだけ内容に関する審議をしたと言えるでしょうか?いじめ問題と履修不足問題に関しては鋭い指摘も見られましたが、議論すべき論点を意図的に逸らし『先送り』を図ったと批判されて当然ではないでしょうか?
自民党は現在、国民の圧倒的な支持を得ています。その与党が教基法の改正を打ち出し、提示しているのです。本来なら「ココは止むを得ないがココだけは妥協出来ない」などと内容を議論すべきなのに、それから逃げているのは野党ではありませんか?
やるべき事をやらないで『強行採決反対』だなんて、虫が良過ぎませんか?
教育基本法を改正する必要そのものがあるかという疑問にはどのように考えられているのですか?
多くの国民は「今国会で成立させる必要はない」という意見の底には、「教育基本法改正の必要性を見いだせない」ということがあるためでしょう。
自民党が勝手に土俵を作り、「お前もこの土俵で勝負しろ!」というほうが虫のいい発想に思えますね。
教育基本法の件ですが、審議時間が長ければいいというものではありませんよね。
たくさん問題はありますが、たとえば、教育行政について、現行法第10条が与党案の第16条に変えられると、教育内容に対する主権者が、国民から教育行政に変更されるのです。つまり、国民が主権者でなくなってしまうのです。簡単に言って、与党案は民主主義の否定です。実際、日本教育学界の歴代の会長4人が教育基本法作り替えに反対しています。このような点を深めずに採決を急ぐのは、教育を知らないか、法律を知らないか、民主主義を葬りたいかのいずれかです。
「やや右寄り?のベル」さん(以前中学生のあっきーさんのブログ上でお見かけした方でしょうか)の上のご意見は、そういう意味で、結果的に非教育的、非民主主義的主張になっていると考えられます。
今の教育基本法は誰の手によって、何時間かけて、何の目的で作られたのでしょうか?
おまけに両輪となるはずだった教育勅語が外され、60年間も片輪教育だったのです。そりゃ、教育がおかしくなりモラル低下するわけだ。70時間の審議が始まる前に、ずっとその草案を練ってきた人もいるんですよ。
「核議論」発言に関して言えば、本気で国防を考えている人(政治家も含む)は皆、安倍&中川氏と同じ見解のはずですよ。国防を現実的観点ではなく、妄想的観点で見る人は批判しますけど。
まあ、これだけ左翼&野党に叩かれていますし、感化されて民間の場では議論も行うようになっているので、そろそろ中川氏も止めた方が良いかなと思います。とりあえず任務完了。
憲法&国是などは時代に合わせて改正していかなくちゃならないものです。今は冷戦下でも、冷戦後の安堵下でもないのです。左翼はそれらについてはヒステリックに固持を主張するくせに、不変であるべき「国体」に関しては、安易に「皇室典範」改正を急かせますよね?
教基法に関しては、民主党が対案を出しています。
<私個人はそれを支持していませんが。>
法律の改正を望む人たちに対して、それを改正しないで
いいと思う人たちがいる場合、対案を出す必要もないし、
出しようがないのです。強いて言えば、その対案は
「改正は必要はない。今のままでいい」ということに
なるでしょう。
前記事の海驢さんへのレスにも書きましたが・・・
私は民主主義は多数決の原理がメインではないと
考えています。また選挙による支持&議決数が、すべて
の法案で尊重すべきものかどうかも疑問を覚えています。
これらの件に関しては、できるだけ早く、ブログ本文
にて書きたいと思います。
子供たちにとって、どのような教育がいいのか、
もっとみんなで考えて行かなければいけないと
思います。
上のレスと重なってしまいますが、法律の改正が議案に
のぼった場合、「その改正は必要ない」「その改正は
もっと慎重な議論を要する」というのが、ある意味で
対案になるのだと思います。
「必要ない」「慎重にしろ」という声を、もっと大事に
して欲しいと思うです。
他のブログで、いつも村野瀬さんのコメントを拝読して
共感したり、感心させられたりしています。
私が教基法の改正で、一番怒っているのは、憲法に準じる
重要な法律を、国民にきちんと説明せずに、国民の声も
きかずに<多くの国民が、何をどう改正するのか知らない
うちに>、政府の恣意で変えてしまおうとしていることです。
彼らは、以前、ここの記事でも書きましたが、10条を
変えて国の関与を強め、愛国心など自分たちの考える国家観
に国民を当てはめてしまおうとしているわけですが。
国民がそれを理解、納得しているならともかく、知らない間
に急いで変えてしまおうとする姿勢に、問題があると思って
います。
これぞ、まさに非民主主義的なやり方だと思うのです。
今回の教育基本法の審議の与党によるすすめ方は、(障害者の自立を支援しない)障害者自立支援法や高齢者の医療負担増などと同じやり方です。多数与党だったら何を可決してもいいわけではないです。少なくとも道義的には、与党のやり方は非民主主義的ですし、法案の内容も民主主義に反しています。教育学会や日弁連も反対しているのですから、それを無視するなんて民主国として信じられません。
おまけに、あのタウンミーティングでのやらせ。こんなことをする政府与党に、こんな重大な法律の変更をする道義的資格はないことを、このブログを読んでいるすべての皆さんに改めて訴えます。
さて、ここでエネルギーをいただいたので、また議員へのはたらきかけの続きをします。お互いにがんばりましょう。(^_^)/
個人的に、必ずしも「マジョリティが正しい」とは思ってないので同感なのです。有権者の大半は勉強する時間(あるいはその気)がないので、メディアの影響を受けやすいのです。
とはいえ、
「選挙による支持&議決数が、すべての法案で尊重すべきものかどうかも疑問を覚えています」と、疑問を持つのは勝手ですが、否定するのは間違っています。国民一人一人が議論に参加して結論を出せですか?
無理ですね。どれだけ年月をかけても結論は出ません。それ故、選挙があり、それを否定することは「民主主義」を否定することです。ただ、唯一、直接「国民一人一人」が参加できる場が国民投票ですが、あなたはそれを批判します。矛盾してます。
特に「メディア規制」を批判してます。
日本には極めて悪質な捏造報道を電波&活字にするメディアが堂々と活動してますし、前述のようにメディアに影響を受け易いのですから問題はないはずです。今さら言うまでもありませんが、特に酷いメディアは、全国紙では朝日&毎日&日経新聞、TVではTBS&テレビ朝日&NHKといった左翼(の影響下にある)メディアですね。
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民主党は対案を出しているのだから、少なくとも現在の教基法に関して改正の必要を感じているのでしょう。だったら内容を議論すべきだと思うのです。一方、共産党・社民党は改正に反対なのだから「改正は必要はない。今のままでいい」と主張して良いと思われます。
しかし民主党は本来考えが近いはずの自民党と議論を進めず、改正に反対する共産党・社民党と共闘しようとしています。「ココがおかしいのではないか?」と言いたかったのですが、言葉足らずでしたね。
村野瀬さんが例に挙げた『障害者自立支援法』や『医療負担増』などは、私も賛同出来ません。早急に元に戻すべきだと思います。それでも私は今の教基法には不備が多く、いじめ問題や履修問題の原因を作っていると感じています。
多数与党だったら何を可決してもいい訳ではなのですが、だったらなおさら審議に参加し議論すべきではありませんか?議論が高まれば民主党案の良さも、改正しない理由も主張出来るのに。
さて、教基法ですが、「不備が多く、いじめ問題や履修問題の原因を作っていると感じています」とおっしゃるのであれば、条文のどういう不備がどのようにいじめ問題や履修問題を導いたのかを具体的、説得的に検証していただかないと人を納得させることは全然できないのです。
繰り返しますが、日本教育学会の歴代の会長4人が教育基本法作り替えに反対しています。現会長のインタビューはここで読めます。
http://blogblues.exblog.jp/4644578
私は、教育関係の学会誌をチェックするまでもなく、教育基本法の格調高い条文を読むだけで、いじめ問題や履修問題の原因は教育基本法にもあるなどということはありえないと断言します。
なお、私も民主党案も対案のための対案にすぎず、教育学的、教育行政的に見て失格の案だと思っております。
他のブログのコメントを見ていてよく感じる事ですが、どうにかして自分の意見を相手に無理やり認めさせようとしたり、相手の本筋から外れたちょっとした意見に対して執拗に攻撃するコメントが多く、殆ど参考にならない事が多いです。
>条文のどういう不備がどのようにいじめ問題や履修問題を導いたのかを具体的、説得的に検証していただかないと人を納得させることは全然できないのです。
一見正論のように思えますが、ココはmewさんのブログであり、彼のエントリーに対するコメント欄ですから、誰かを納得させる場ではないと思いますよ。
人を納得させたいなら自分のブログで主張すれば良く、逆にこの場で持論を延々と書き込むのは『荒らし』になりかねないと思いますが、いかがですか?私もそうですが、あなたもブログを作られたらどうでしょうか?
とは言え、自称「やや右寄り」の私がわざわざmewさんのブログに来るのは、私と違う意見の人の言い分を聞いてみたいからです。そもそも字数制限のあるコメント欄ですから(笑)。
追伸:無党派さんのようなコメント、とても嬉しいです。でも感情的にならないように書いているのはmewさんに合わせているからなんですよ(笑)。
1回の国会では、何十もの法案が審議されるので、なかなか
すべてていねいに審議するのは難しいと思いますが。
国民の日頃の生活に大きな影響を与えるような重要法案は、
国民にもきちんと説明したり、国民の声をくみ上げたりする
ためにも、ていねいに審議しなければならないと思います。
しかも、今、衆院でこれだけの議席があるのは、小泉氏の
郵政民営化選挙の結果で、国民が今、審議されている法案に
同意しているわけではないのですからね。
にもかかわらず、数の力で、反対の多かった障害者自立支援
法案を押し切り、医療改革法案を強行採決し。今度は国民の
多くが早期成立を求めていないのに、急いで教基法を決めて
しまおうとしている・・・ここまで来ると、数の暴力に近い
ものがあると思います。
米国からいい風から吹いて来ました。日本にも風を巻き起こす
べく、頑張って行きましょう!(~~)
字数制限でご不自由をおかけしてすみません。m(__)m
民主党の対案に書いては、以前、このブログで書いた
ことがあるのですが。
私個人は、あの内容ややり方には批判的です。
民主党の中には、教基法の改正に賛成の人、反対の人
がいるようですが。党としては、仮に改正するとしても
1~2年かけて慎重に審議すべきだという考えで行く
ようで、今国会でも何回かそのような提案をしています。
ただ、6月の国会の時は、一気に持って行かれる可能性
があったので、かなり戦略的な意味も込めてあの対案を
出したのではないかと思います。
私は秋の国会では取り下げるときいていたのですが、
対案がないと審議時間を稼げないということで、
そのままキープしているようなのですが。
あれは国民にはわかりにくい方法なので、よくないと思うです。
私も右寄り(?)のベルさんのご意見から、色々と考えること
ができて、有難く思っています。
ちなみに、mewは「彼女」です。(~~)
私も、コメント欄で色々な方々の見解を読むことができるのは、
とても有意義だと思っています。
そういう見方があるのか~って参考にもなりますし、自分なりに
改めて考えることもできますし。
レスを書く時に、自分の考えを改めて考え直すこともできるから
です。
コメント欄も含めて、このブログだと思って、やっているので
そのように書いて頂くと、とても嬉しいです。(~~)
えっ?ええぇ~!?し、失礼しましたー(笑)。相手が男性でも女性でもコメントの内容は変わらないのですが、下ネタっぽい表現にならないよう気を付けねば(笑)。
それに対して、教基法に「不備が多く、いじめ問題や履修問題の原因を作っていると感じています」とベルさんがおっしゃるので、条文のどういう不備がどのようにいじめ問題や履修問題を導いたのかを具体的、説得的に検証していただかないとベルさんの意見には根拠がないです、と申しあげたのです。誤読がないようお願いしますね。それに対してベルさんは根拠を提示する姿勢すら見せていないことからして、いじめ問題や未履修問題を理由に教育基本法を変えるのには根拠がないと実はベルさんも思っていると想像します。
また、「延々と」とおっしゃいますが、このブログでは私のコメント数はまだベルさんより少ないです。(笑)
ちなみに、私はコメント数はまだ少ないですが、mew-run7さんが女性であることは、エントリーのどこかで読んで覚えていました。mew-run7さん、よろしく~。^^
いえいえ。実は私は、ベルさんはどちらなのかな~?と思っていました。
<ベルは、女性の名に多く使われることが多いので。>
でも、Xネタに気をつけるということは・・・、最近は男女関係ないかな?(笑)
野党も、地方公聴会や参考人質疑でも、ともかく慎重に審議を、1~2年
かけるべきものだという意見が出ていますよね。
憲法に準じる法律なのですから、しっかり国民の声もきいて、改正を
考えなければならないと思います。
いじめ、履修の問題を、教育基本法改正に利用しようというのは、ムシが
よ過ぎますよね。まずは、やらせや履修の問題で反省して、文科省の
体制をしっかりとととのえてから、出直していらしゃいと言いたくなったりもします。
私は基本的には性別にこだわりませんが。でも、ここからは女性の力が
鍵になるかな、とも思っています。
村野瀬さんをはじめ、積極的に政治に関心を持って、活動されている
女性が増えているのは心強い限りです。(~~)
残念ながら、まだまだ女性の中には、政治に関心が薄く、雰囲気で支持
や投票をしちゃったりする人が少なくないのも事実で。^^;
自分たちの生活に関わる重要なものには、もう少し関心を持ってもらえる
といいな~と思っています。
こちらこそ、これからも、よろしくお願いいたします。m(__)m