これは、今日２本めの記事です。

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最新の記事（１０個）のコーナーはヨコの欄に。
＊印のついた報道記事は、文末のＭｏｒｅ部分にあるです。


　まず、ある人から枝野幹事長について「高額所得者に増税する
ことを主張しているというのは本当か？新自由主義ではないのか？」
ときかれたので、そのことについて。

　本当です！（＊＊）

　枝野幸男氏のことを何故か、新自由主義者扱いするメディアや
ブログがあるのだけど。
＜前原グループにいるからかな？・・・一応、菅グループにも
属しているし。今週は、選挙の時に、ＪＲ労組と覚書を交わした
とかで、サヨク扱いされてるけど。^^;＞

　枝野氏は、もちろん、自由主義を前提にしているし。行政改革
については、ムダをなくして、政府がスリム化すべきだと主張
しているけど。＜その辺りでは、みんなの党の渡辺喜美氏と
考えが合うようだ。＞

　でも、経済政策では、所得の再分配＆高額所得者の増税による
景気対策や雇用、社会政策を重視するタイプで。
　たとえば、本人のＨＰのメール・ニュース・レターでは、
０８年１２月に『【景気対策の具体策～その３】という記事で、
こんなことを書いている。(･･)

『経済を抜本的に立て直すため、
中長期的に最も重要なのは、
所得再分配機能の再構築です。』

『税による所得再分配を強化すべきと考えます。
この間、法人所得税や高額所得者への減税が進んできましたが、
これを逆方向に進めるべきです。』

『労働者派遣法を緩和前の15年前まで戻し、
同一労働・同一賃金の原則を法制化して、
ワーキングプアの問題を抜本的に解決すべきです。』

＊　＊　＊　＊　＊

　枝野氏は、参院選中に、幹事長として出演した民放番組でも
『所得税の税率について「最高税率を引き下げすぎた。しっかり
見直す」と述べ、現行の最高税率40％の引き上げを検討する方針
を示した』こともあった。(･･)　＜ＩＢ-times４日より＞

　その時に、『社民党の福島瑞穂党首も所得税率を念頭に「金持ち
優遇策にメスを入れ、所得再配分をやるべきだ」と主張』していた
のだが。＜同上より＞　枝野氏は、社民党と同様、いわゆる
「金持ち増税」論者なのだ。(＊＊)
　
　小泉ー竹中式の新自由主義は＜みんなの党の渡辺氏も同じ＞、
儲かるところはもっと儲けさせて、経済成長や消費を拡大させる
という考え方なので、法人税や高額所得者の税率をむしを引き
下げることを考えるわけで。＜実際、引き下げて来た。^^;＞

　枝野氏とは、考え方が異なるのである。（＊＊）

　むしろ、ある意味では、小沢一郎氏の方が、新自由主義者だ
（orだった？）と言っていいかも知れない。
　
　平野貞夫氏など小沢氏の側近や支持者たちは、小沢氏が自由党
を作った時の理念を実現して欲しいと考えていて。近時は、小沢氏
に、民主党で実権を握るかor新党を結成をして、自由党が作った
「日本一新１１法案」を実現することを願っているようなのだが。

　これは、規制緩和、民営化を促進し、法人税、所得税の減税を
する経済政策を構想したもので、小泉路線ほど過度ではないもの
の、新自由主義の考え方に基づくものだと言っていい。(@@)

　小沢氏は、今は、経済状況を配慮したり、党の支持＆信頼を得る
ことも考慮して＜社民党と連立を組んでたし＞、「国民の生活が
第一」をメインに考えて、政策を練ったり、訴えたりしているの
かも知れないのだけど・・・。^^;

　ｍｅｗ周辺や一部のメディア、ブログなどの中には、そのことを
よく知らずに、イメージや他に書いてある情報を鵜呑みにして、
小沢氏が「生活重視派だ」と支持したり、枝野氏は「新自由主義
だ」と批判したりする人がいるような感じもして。
　時に、「何だかな～」と思ってしまうところがあるｍｅｗなの
だった。(@@)　

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ところで、枝野幹事長は２０日の会見で、小沢一郎氏との面会
について、このように述べていた。

　小沢氏は、１８日に八丈島に向かうのが確認されており、翌日
には帰京したと報じられているのだが。どうやら、小沢氏サイド
からは、面会に関して、まだ何の連絡もないようだ。(~_~;)

『民主党の枝野幸男幹事長は２０日午後の記者会見で、菅直人首相
が求めている小沢一郎前幹事長との面会が実現していないことに
ついて「大変残念なことだ」と述べた。首相は「党の代表経験者、
議長・副議長経験者に参院選が終わったところで一言あいさつ
したい」との意向を示したという。

　首相は参院選後、鳩山由紀夫前首相らとは会談し、参院選敗北を
謝罪した上で、政権運営への協力を要請している。
＜時事通信社２０日＞』　

　メディアの一部では、何だか菅首相が、特別に小沢氏に面会を
申し込んで、何とか今後の協力を得るために、謝罪をしようとして
いるかのように報じているところもあるのだけど。
　決して、そうではない。(＊＊)

＊　＊　＊　＊　＊

　上述の記事にもあるように、菅首相は、参院選が終わってすぐ、
民主党の代表経験者すべて（鳩山、岡田、前原氏）や衆参議長・
副議長経験者などの、いわば党の重鎮に会って挨拶をし、参院選の
敗戦を謝罪すると共に、党内が一致団結して難局を越えるために
今後の協力を要請したのだ。(･･)

　そして、小沢氏も代表経験者ゆえ、挨拶に行こうとしたのだが。
本人と、連絡がつかず。事務の者（秘書？）に面会の要請をした
ものの、まだ、それに対する回答がないのである。(-"-)

　確かに、菅氏が代表選の前に、小沢氏に「静かにしておいて
欲しい」と言ったのは、礼を失する部分があるかも知れないし。
＜ただ、この時も、小沢氏が菅氏からの面会要請を無視したこと
から、ギクシャクしてしまったとこもあるのだけど。^^;＞

　小沢氏やスタッフは、この発言を、かなり不快に思っているかも
知れず。「静かしていた方がいいのなら、首相との面会もしない
方がいいだろう」とか言って、連絡もとらずにいる可能性もある
のだけど・・・。
　率直な話、それは、あまりにも大人げのないやり方ではない
だろうか？(@@)

＜ｍｅｗは、小沢氏を評価しているからこそ、もし小沢氏側が、
自分の方が菅氏より上の立場だと思っているなら尚更に、そんな
子どもじみた仕返しのようなことはしないで欲しいと思ってしまう
んだけどな～。^^;＞

　何度も書くように、民主党は、今、衆参ねじれ状態によって、
大きなピンチを迎えているわけで。マジに一致団結しなければ
ならない時なのだけど。
　
　もし小沢氏が、このまま民主党に所属して活動するのだとしたら
３０日からは臨時国会が行なわれるし、その前に民主党に両院総会
も開かれるのだから、その前に、菅氏や枝野氏と小沢氏がお互いに
歩み寄る必要があるのではないかと思うｍｅｗなのである。(@@)

＜もし小沢氏が代表選に出るor自分の推す人を立てる気があるなら、
尚更ではないだろうか？・・・こんな状態が長く続いたら、今度は
それこそ、もっとガキンチョが多い反小沢派が、小沢派に反発した
言動をすることになって、民主党はずっとバラバラなままになって
しまう。(-"-)＞

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　最後に・・・。

　菅首相の妻・伸子夫人について、以前、『菅伸子夫人の市民感覚
や主導力（？）に期待・・・』という記事を書いたことがあるの
だけど。
　何と、その伸子さんが、本を出版することになったという。(･o･)
しかも、タイトルが「あなたが総理になって、いったい日本の何が
変わるの」（幻冬舎）なのだとか？(~_~;)

　本の内容に関する報道記事をいくつか集めてみると・・・。

『菅直人首相家で「家庭内野党」と称される伸子夫人（６４）が
２２日、初めて首相に対する思いをつづった著書「あなたが総理に
なって、いったい日本の何が変わるの」（幻冬舎新書）を出版する。

　著書では「イラ菅」と呼ばれる短気な性格から、イラつく前に
大好きなアンコ入りの大福を１日３つ、４つ食していた事実や、
若いころは２着で３万円の白スーツを着用し、ファッションに
無頓着だった首相も、今ではスタイリスト付きで寝グセもなく
なったと語っている。

　その一方、「日本一うるさい有権者」の夫人は、夫への“代表
質問”として「子ども手当て、高校無償化はばら撒きではない
のか」「政調の復活の意味は何か」「普天間には、どう臨むつもり
か」などと投げかけている。

　伸子夫人は消費税について「見通しが甘かったとのご批判は
もっとも」と素直に認め、厳しい局面を実感した妻から夫へ、
熱意あるメッセージが込められている。

　伸子夫人は、初の著書について「この本のタイトルは、私と菅
との日常会話そのままです。いままで何度も出版の話はありま
したが、紙のムダだとお断りしてきました。けれども夫が首相に
なって、どうせやるなら自分の言葉で語りたく、一大決心を
しました」とコメントしている。＜日刊スポーツ２１日＞』

＊　＊　＊　＊　＊

『菅首相について「何が何でも首相に就きたいとは思っていな
かった」と紹介。「いまは政界全体が小粒な人物が多いので、
その中から選ぶと、こうなるのかもしれない」と手厳しく指摘
した。

　政治家としては「振り付けられるのが苦手。台本通り読むのが
下手で、即興演奏タイプ」と説明。首相が中曽根康弘元首相の政権
運営を参考に「本気でやり遂げたいのは、財政再建の糸口を
つかむことだ」と決意していると明らかにした。

　「イラ菅」と呼ばれる短気な面に関しては「一番よくないところ
は、相手が年上であろうが、みんなのいるところでも怒る」と
苦言を呈しながらも「最近は、だいぶ大人になった」と“評価”
している。＜共同通信２０日より＞』

『２人の出会いから首相就任までを振り返った著書では、首相の
性格を「組織に入って１段ずつ出世していくのが嫌い」「情より
理屈で説明される方が納得する人」などと妻ならではの目で解説
している。＜読売新聞２０日より＞』　　
　
『野心家と評される首相だが、伸子さんは「何が何でも総理大臣
になりたいと考えていたとは思えない」。小沢一郎氏との関係に
ついては「（小沢氏の勢力を取り込んで）選挙で数をとらないこと
には、どうしようもない」と、政権交代のために手を組んだことに
理解を求めた。その上で、組閣や党役員人事の狙いは「脱小沢」
ではなく経験を積ませるための「次世代育成人事」と解説した。

　最後に、「これからの菅の働きぶりに注目してほしい」と、
菅政権への支援を求めて締めくくっている。＜朝日新聞２０日
より＞』

追記・
『首相が参院選で消費税増税に言及したことについては「参院選で
『議論する』と言わずに選挙後に議論するのは、筋が通らないと
考えたから」とかばった。　
　首相は２１日夕、首相官邸で記者団に感想を問われ、「まだ怖くて
読んでない」と苦笑いを浮かべつつ、「（タイトルの問いに対しては）
日本を元気のいい『最小不幸社会』にしたいと答えたい」と述べた。
＜時事通信２１日より＞』
　　
　伸子さんが、このような目で夫を見て、家庭内（公邸内？）で
アレコレ疑問や批判をぶつけ続ける限りは、菅首相は、少なくとも
「裸の王様」にはならずに済むかも知れないな～と思ったｍｅｗ
なのだった。(@@)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＴＨＡＮＫＳ　

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