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判例解説●京都地裁2007年11月22日判決
カテーテル誤挿入、頸部に醜状痕で賠償命令
過度に求められた説明義務

2012/11/12

 カテーテル誤挿入で頸部に醜状痕が残った患者が、医師の挿入法の説明が不十分だったとして訴えました。裁判所は、複数ある挿入経路それぞれの危険性などを知らせ、患者に経路を選ばせるべきだったとし、病院に賠償を命じました。

連載の紹介

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