
春雨、時雨、しのつく雨……日本は雨にも、雨の言葉にも、恵まれた国です。
さて、「雨模様」と聞いたとき、どんな天気を思い浮かべますか。空は暗く曇り、小雨がぱらつく「あいにくの天気」を想像する方も多いのではないでしょうか。
「今にも雨が降り出しそうな曇り空」を指す言葉
雨模様は「あめもよう」とも「あまもよう」とも読みますが、「雨催(もよ)い」が変化したものと言われており、今にも雨が降り出しそうな曇り空のことです。つまり、雨は降っていません。
「模様」も「空模様」といえば、実際の天気、空の様子のことですから「催い」が「模様」に変わったことが「誤解」を生んだのかもしれません。
この記事は有料記事です。
残り1057文字(全文1344文字)
投稿にはログインが必要です。
注目コンテンツ