最近、「アンガーマネジメント(Anger Management)」という言葉をよく聞きます。怒りを制御する方法論のことだといいます。何でもノウハウにするのが得意なアメリカが発祥です。
この普及に努めている日本アンガーマネジメント協会によると、「アンガーマネジメントができると、怒りと上手に付き合えるようになります。怒りたいことは適切に怒ることができ、怒る必要がないことは怒らなくても済むようになります」と言います。
「短気は損気」ということわざがあるように、カッとなると結局自分が損をするといった教えが日本にもあります。ただ、この場合は、怒りを否定的にとらえています。しかし、アンガーマネジメントは、怒りを否定するのではなく、自分にとって妥当な怒りとそうでないものとを区別し、必要以上に怒ることをやめ、適切に怒りを表すにはどうしたらいいのかを問題にしています。この点が、人びとの心をとらえるようです。
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