2012/05/31(木)
神のみぞ知るセカイFLAG189感想
タイトル「初めて恋をした記憶」
女神編も終わるということでかなり久しぶりにブログで感想を書いてみる。
とりあえず長かった。歩美編後半はダレてたし、他にも削るとこ削ればもっと早く終わらせられたよなと思う。
とはいえ結果出てきた締め方はこれ以上ないものだったので、まあやっぱりいい話だったと言わざるを得ないのだけど。
タイトル「初めて恋をした記憶」
女神編も終わるということでかなり久しぶりにブログで感想を書いてみる。
とりあえず長かった。歩美編後半はダレてたし、他にも削るとこ削ればもっと早く終わらせられたよなと思う。
とはいえ結果出てきた締め方はこれ以上ないものだったので、まあやっぱりいい話だったと言わざるを得ないのだけど。
○女神編総括
総括するとちひろによる桂馬のための話だったかなあと。
話の本筋こそ女神とその宿主である女の子との話であることは間違いないんだけど、そこが強調されているために逆説的に普通で脇役なちひろの特異性が浮き彫りにされていた。
あえていうならちひろ編であったと思うし、また、もちろんこちらが重要であるわけだけど、脇役であったちひろを通して桂馬というキャラクターの輪郭及び変化をあらわにするための話だったんだろうなと。
いやまあ女神編で終わるんだろうと予想しといて、新章に突入すると分かった途端こんなこというのもなんですが。
○本編感想
2-B PENCILS初ライブ。
ちひろと歩美の会話。歩美が決めたならそれでオッケーという言葉はもう自分の中で消化してるちひろと巻き込まれた歩美との差だろうか。
もちろん情報量の差とか色々あるけど心の話として。
ちひろのMCはちょっと目がうるんだ。桂馬とのデートで「今年の舞校祭はいいことありそうだよ」といって微笑んだちひろ。
果たして彼女に「いいこと」はあったのか。神すら知らない答えはきっと少女のみぞ知る。
しかしこの告白しちゃおーぜとかいいことあったとかってどういう気持ちで言ったんだろうなあ……
ライブで告白するんじゃねえかと一年程前から言い張ってたけど、まさかこんな形で当たるとは。
ああいや、今回の歌は告白だくらいの強弁をしてます。
その後のヒロインズの再登場は普通に最後だからだろうか。
かのんちゃん登場。
ここのちひろがイケメン過ぎた。初回は感極まってそうでもなかったけど二度目読んだときちょっと吹き出したよ。
しかしまあ演出の差はあれど存在感がやっぱり違うなあ。これがアイドルか。
気になったんだけどかのんが歌詞を知る機会はあったのだろうか。
羽の生えた女神たち。
ちひろは理解していたとはいえこの場で見せられるのはキツイものがあるだろうなあ。
しかし以前見えなかったのに今回見えたのはなぜだろう。
本当に驚いてるように見えるから、この間は見えたのに見えなかったフリをしたってことはないと思うんだよね。
京が気づいていないこと、オーディエンスが何も言っていないことからして一般人から見えないのは間違いない。
ちひろ自身に何かあるとしたら前回見えなかったのがおかしいしなあ。歩美との会話くらいじゃどうともならないだろうし。
かといってじゃあ愛が溜まったから見えたとすると、オーディエンスの中に見えた人がいないとおかしいし。まさか本当の愛を知らないからとか傲慢なことは言い出さないだろう。
ああいや、以前桂馬に攻略されたことで間接的に地獄と関わってるから、愛が溜まって見えたのか?
他のヒロインズがライブ会場にいないからそれならありえそうだ。
鬼の目にも涙。
ちひろへの謝罪と鬼となった神の涙。全てを出しきったちひろの涙。
「初めて恋をした記憶」
……ええと。うん。いやお前泣くのかちょっと待て。
いや最初先週のありがとうとかライブに行くとか言って余計辛くさせたことに対しての謝罪だと思ったんだけど、それで泣くわけない……よな?
ちひろの泣き顔にはまあもちろん胸を締め付けられるけど、桂馬が泣いたのはほんと驚いた。というかダメだろ色々と……
まあ後で書こう。
○羽の舞うステージで
先々週の女神は見えなかったという言葉とか桂馬との会話とかでもそうなんだし、まあ上でも言ってるけど、バンドメンバーからわかるようにちひろの立ち位置はあくまで京と同じなんだよね。
ちひろ自身もそれは既に自覚しているわけで。
だからこそ普通でいい。それを知った上で頑張るため、頑張ったものを出すのがこのステージであると思う。
そんなところでまざまざと見せつけられた現実と妄想の壁。
自ら光り輝く女神たちと、それを呆けたように見つめるちひろ。
気圧されながらそれでもギターを弾く。ライトで照らされたことによる借り物の光は、けれど紛れもない彼女自身の光なんだと思う。
とはいえ持ち合わせたものを理解して、その上で憧れる自分から光る自分へと変わろうとしたその集大成であるこのステージで見せつけられたちひろの心情や如何に。
願わくば、たとえ自ら光り輝くわけでなくとも彼女を照らすそれは彼女自身の努力で得たものだと、その価値に差はあれどその尊さに差はないのだと気づいていて欲しい。
いやもちろんメタ視点でちひろが、少なくとも女神編において最重要キャラであったことの証左であると思うけど、そんなメタな話はちひろの心情にとって意味が無いわけで。
こっから下は感想というか妄想というか。
○女の子の涙と男の子の涙
ちひろの涙はいうまでもなく初恋の終わりなわけでひどく当然である。
しかしどう考えても彼女は役目を十全に果たしてるのだけど、だからこそ今後どう絡むのかいまいち想像がわかない。
なんというか完璧な締め方だったからか、話に出てくるとすると無理矢理になりそうで。
失恋してフェードアウトするのもまあありとは思うけどうーん。
ここまでやってその後触れないってそれはそれで不自然だしなあ。まして同じクラスだし。
まあ素直に先を待つのが一番か。
そして桂馬。
上で鬼となった神と書いたし現時点で男の子と書くのは今後どう進むか知らんが明らかに行きすぎだろうとは思うけど、まああえて書く。
最後の「初めて恋をした記憶」がかかってるのはちひろは当然として、桂馬にもかかってるんじゃないかなと思う。じゃなきゃあ泣くわけがない。
あの時ってくらいだから、まあ屋上で手酷く振ったことを指してるんだろうなと思う。
で、じゃあその後同情して罪悪感にかられた程度で泣くかというと泣くわけない。
いや泣くような性格の人もいないことはないだろうけど、今まで描写されてきた桂馬がそれで泣くはずはないし、一般的にも泣かないだろうし。
だからきっと、これは桂馬にとっても初恋だったのだろうと感じた。
まあtwitterのTLで「名付けるならば恋だろうけど、けれど桂馬はそれをしないだろうから恋とは呼ばない」というようなことをおっしゃってる方がいたのを見て、確かにそういう感じかなとは思ったけれど。
ただちひろへと抱いた感情は、桂木桂馬という男の子が生まれて初めて抱いたものなのだろうと思う。
小阪ちひろは桂木桂馬という落とし神が初めて幸せに出来なかった攻略対象で、きっと初めて泣かされた現実なんだと思う。
だからきっと、ちひろは桂馬の中で特別な存在なのではないだろうか。
ベンチでの謝罪や涙は落とし神としてでなく男の子としてのものではないだろうか。
桂馬の見せた涙はそのくらいの意味を持つと思うし、そうでなければ見せてはならないはずである。
まあこの辺り妄想ですが。涙の意味はきっと神のみぞ知るのでしょう。
ただ桂馬の在り様が変わったのは明らかだよね。
そういう形で女神編という名のちひろ編を終えて新章に入るわけで、今後どういう形かはわからないけど桂馬編という内容になるのは間違いないはず。
そう考えると確かに女神編で終わらねえなと思うがまあ過去は忘れよう。
今後はまず伏線回収やってくのかな。ディアナと天理の会話とかフィオーレとか女神編だけでも結構残してるし。
新章でやることは神のみぞ知るセカイの本当の意味での本題になるはずだから、ともあれ楽しみにしていよう。
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総括するとちひろによる桂馬のための話だったかなあと。
話の本筋こそ女神とその宿主である女の子との話であることは間違いないんだけど、そこが強調されているために逆説的に普通で脇役なちひろの特異性が浮き彫りにされていた。
あえていうならちひろ編であったと思うし、また、もちろんこちらが重要であるわけだけど、脇役であったちひろを通して桂馬というキャラクターの輪郭及び変化をあらわにするための話だったんだろうなと。
いやまあ女神編で終わるんだろうと予想しといて、新章に突入すると分かった途端こんなこというのもなんですが。
○本編感想
2-B PENCILS初ライブ。
ちひろと歩美の会話。歩美が決めたならそれでオッケーという言葉はもう自分の中で消化してるちひろと巻き込まれた歩美との差だろうか。
もちろん情報量の差とか色々あるけど心の話として。
ちひろのMCはちょっと目がうるんだ。桂馬とのデートで「今年の舞校祭はいいことありそうだよ」といって微笑んだちひろ。
果たして彼女に「いいこと」はあったのか。神すら知らない答えはきっと少女のみぞ知る。
しかしこの告白しちゃおーぜとかいいことあったとかってどういう気持ちで言ったんだろうなあ……
ライブで告白するんじゃねえかと一年程前から言い張ってたけど、まさかこんな形で当たるとは。
ああいや、今回の歌は告白だくらいの強弁をしてます。
その後のヒロインズの再登場は普通に最後だからだろうか。
かのんちゃん登場。
ここのちひろがイケメン過ぎた。初回は感極まってそうでもなかったけど二度目読んだときちょっと吹き出したよ。
しかしまあ演出の差はあれど存在感がやっぱり違うなあ。これがアイドルか。
気になったんだけどかのんが歌詞を知る機会はあったのだろうか。
羽の生えた女神たち。
ちひろは理解していたとはいえこの場で見せられるのはキツイものがあるだろうなあ。
しかし以前見えなかったのに今回見えたのはなぜだろう。
本当に驚いてるように見えるから、この間は見えたのに見えなかったフリをしたってことはないと思うんだよね。
京が気づいていないこと、オーディエンスが何も言っていないことからして一般人から見えないのは間違いない。
ちひろ自身に何かあるとしたら前回見えなかったのがおかしいしなあ。歩美との会話くらいじゃどうともならないだろうし。
かといってじゃあ愛が溜まったから見えたとすると、オーディエンスの中に見えた人がいないとおかしいし。まさか本当の愛を知らないからとか傲慢なことは言い出さないだろう。
ああいや、以前桂馬に攻略されたことで間接的に地獄と関わってるから、愛が溜まって見えたのか?
他のヒロインズがライブ会場にいないからそれならありえそうだ。
鬼の目にも涙。
ちひろへの謝罪と鬼となった神の涙。全てを出しきったちひろの涙。
「初めて恋をした記憶」
……ええと。うん。いやお前泣くのかちょっと待て。
いや最初先週のありがとうとかライブに行くとか言って余計辛くさせたことに対しての謝罪だと思ったんだけど、それで泣くわけない……よな?
ちひろの泣き顔にはまあもちろん胸を締め付けられるけど、桂馬が泣いたのはほんと驚いた。というかダメだろ色々と……
まあ後で書こう。
○羽の舞うステージで
先々週の女神は見えなかったという言葉とか桂馬との会話とかでもそうなんだし、まあ上でも言ってるけど、バンドメンバーからわかるようにちひろの立ち位置はあくまで京と同じなんだよね。
ちひろ自身もそれは既に自覚しているわけで。
だからこそ普通でいい。それを知った上で頑張るため、頑張ったものを出すのがこのステージであると思う。
そんなところでまざまざと見せつけられた現実と妄想の壁。
自ら光り輝く女神たちと、それを呆けたように見つめるちひろ。
気圧されながらそれでもギターを弾く。ライトで照らされたことによる借り物の光は、けれど紛れもない彼女自身の光なんだと思う。
とはいえ持ち合わせたものを理解して、その上で憧れる自分から光る自分へと変わろうとしたその集大成であるこのステージで見せつけられたちひろの心情や如何に。
願わくば、たとえ自ら光り輝くわけでなくとも彼女を照らすそれは彼女自身の努力で得たものだと、その価値に差はあれどその尊さに差はないのだと気づいていて欲しい。
いやもちろんメタ視点でちひろが、少なくとも女神編において最重要キャラであったことの証左であると思うけど、そんなメタな話はちひろの心情にとって意味が無いわけで。
こっから下は感想というか妄想というか。
○女の子の涙と男の子の涙
ちひろの涙はいうまでもなく初恋の終わりなわけでひどく当然である。
しかしどう考えても彼女は役目を十全に果たしてるのだけど、だからこそ今後どう絡むのかいまいち想像がわかない。
なんというか完璧な締め方だったからか、話に出てくるとすると無理矢理になりそうで。
失恋してフェードアウトするのもまあありとは思うけどうーん。
ここまでやってその後触れないってそれはそれで不自然だしなあ。まして同じクラスだし。
まあ素直に先を待つのが一番か。
そして桂馬。
上で鬼となった神と書いたし現時点で男の子と書くのは今後どう進むか知らんが明らかに行きすぎだろうとは思うけど、まああえて書く。
最後の「初めて恋をした記憶」がかかってるのはちひろは当然として、桂馬にもかかってるんじゃないかなと思う。じゃなきゃあ泣くわけがない。
あの時ってくらいだから、まあ屋上で手酷く振ったことを指してるんだろうなと思う。
で、じゃあその後同情して罪悪感にかられた程度で泣くかというと泣くわけない。
いや泣くような性格の人もいないことはないだろうけど、今まで描写されてきた桂馬がそれで泣くはずはないし、一般的にも泣かないだろうし。
だからきっと、これは桂馬にとっても初恋だったのだろうと感じた。
まあtwitterのTLで「名付けるならば恋だろうけど、けれど桂馬はそれをしないだろうから恋とは呼ばない」というようなことをおっしゃってる方がいたのを見て、確かにそういう感じかなとは思ったけれど。
ただちひろへと抱いた感情は、桂木桂馬という男の子が生まれて初めて抱いたものなのだろうと思う。
小阪ちひろは桂木桂馬という落とし神が初めて幸せに出来なかった攻略対象で、きっと初めて泣かされた現実なんだと思う。
だからきっと、ちひろは桂馬の中で特別な存在なのではないだろうか。
ベンチでの謝罪や涙は落とし神としてでなく男の子としてのものではないだろうか。
桂馬の見せた涙はそのくらいの意味を持つと思うし、そうでなければ見せてはならないはずである。
まあこの辺り妄想ですが。涙の意味はきっと神のみぞ知るのでしょう。
ただ桂馬の在り様が変わったのは明らかだよね。
そういう形で女神編という名のちひろ編を終えて新章に入るわけで、今後どういう形かはわからないけど桂馬編という内容になるのは間違いないはず。
そう考えると確かに女神編で終わらねえなと思うがまあ過去は忘れよう。
今後はまず伏線回収やってくのかな。ディアナと天理の会話とかフィオーレとか女神編だけでも結構残してるし。
新章でやることは神のみぞ知るセカイの本当の意味での本題になるはずだから、ともあれ楽しみにしていよう。
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この記事へのコメント
こんばんは、「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」の管理人のピッコロでございます。いつもお世話になっております。記事とは関係のないコメントで大変失礼いたします。
お忙しい中、当ブログのアニメ評価企画に参加して頂き本当にありがとうございました。アニメ評価企画15の最終結果は、現在当ブログにて現在掲載中でございます。よろしければご覧になって下さいませ。
評価企画15の最終集計結果↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-6021.html
そして、今回も「今期終了アニメ(3月終了アニメ)を評価してみないかい?16」と題しまして、新たに評価企画を立ち上げましたので参加のお誘いに参りました。また、この企画に賛同して頂けるのであれば、参加して下さいませ。
なお、投票方法等についての詳しい事は以下の記事に書いておりますのでご覧ください↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5909.html
なお、企画のお誘いが大変遅くなってすいません。最終的な締め切りは7月13日までになっておりますのでよろしくお願いいたします。
お忙しい中、当ブログのアニメ評価企画に参加して頂き本当にありがとうございました。アニメ評価企画15の最終結果は、現在当ブログにて現在掲載中でございます。よろしければご覧になって下さいませ。
評価企画15の最終集計結果↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-6021.html
そして、今回も「今期終了アニメ(3月終了アニメ)を評価してみないかい?16」と題しまして、新たに評価企画を立ち上げましたので参加のお誘いに参りました。また、この企画に賛同して頂けるのであれば、参加して下さいませ。
なお、投票方法等についての詳しい事は以下の記事に書いておりますのでご覧ください↓
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5909.html
なお、企画のお誘いが大変遅くなってすいません。最終的な締め切りは7月13日までになっておりますのでよろしくお願いいたします。
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神のみぞ知るセカイFLAG189感想タイトル「初めて恋をした記憶」女神編も終わるということでかなり久しぶりにブログで感想を書いてみる。とりあえず長かった。歩美編後半はダレてたし、他にも削るとこ削ればもっと早く終わらせられたよなと思う。とはいえ結果出てきた締め?...
2012/06/02(土) | まとめwoネタ速neo