ダメな文章を書いてしまう3つの理由
小説作品に限らず文章全般、いちばん身近なのはメールになるんでしょうが
メモや日記のようなものではない誰かに読んでもらうための文章を書くときに
まったくダメな文章というのがネット上とかでまま散見されます。
具体的には掲示板に書きこんだら「日本語でおk」とかレスされてるような文章ですね。
じゃあ、どこがダメなんでしょうか?
手書きではなくフォントなので字が汚くて読めないとかそういうわけではないですよね。
文字としては読めるけれど、読んでも意味が伝わらないというのが問題なんです。
どうして意味が伝わらないかというと、簡潔に言ってしまうと表現が「曖昧」か
文章の前後関係が「矛盾」あるいは「脈絡がない」のいずれかに該当するでしょう。
曖昧というと、もっとも代表的なミスは主語が明確ではない場合ですね。
文章が下手な人は本当に主語を省略しがちです。
文章だけでなく会話においても省いてしまうので、意思の疎通すら難しい人が結構います。
たしかに日本語はある程度は主語の省略が許容される言語ですが限度があります。
書き手(話し手)としては自分の頭の中で自明なことだし、整理できているのかもしれませんが
読み手(聞き手)は書き手の前提条件を必ずしも知っているわけではなく知らないことのほうが多いです。
どうして必要な主語を省略してしまうのかというと、おそらく相手の気持ちになって考えられないんですね。
相手がどのように情報を整理するかということを客観的に判断して、文章を構成できないから
読み手のことを考えない、自分だけがわかるような文章で終わってしまいます。
あと文章が「矛盾」してしまうのは論理的ではなく、本人からして整理しきれず混乱してしまっている証拠です。
会話だと混乱している兆候のひとつに「やたら前置きが長い」というのもありますね。
特に女性に多いんですが講義や講演の質疑応答で質問をするときに質問内容を簡潔に示さずに
なんか関係あるのかないのかわからないような前置き、下手をすると自分の身の上話まで長々と話しては
しびれをきらした相手に「それで質問の内容は?」と訊かれてしまうシーンを見かけたことはないでしょうか?
また「脈絡がない」というのは適切な展開や対応ができていないことを示しています。
まず文章でも会話でも相手はだいたい先の内容を予想しながら理解しているんですね。
たとえば「きのう面白いマンガを見つけたんだ」みたいな会話をしたとしますと、
相手はつづく話がマンガのおもしろさについて話されることを予想しますから
「なんてタイトルのマンガ?」とか「どういうところがおもしろいの?」みたいな反応をします。
でも、できてない人というのは目の付け所がちがうんですね。
普通は「マンガ」に反応するところを「きのう」とか「見つけた」に注目してしまうわけです。
そうすると「きのうはコロッケ食べたよ」とか「俺も変な看板を見つけちゃってさ」とか
「はあ? なに言ってんだ、おまえ?」みたいな反応してしまう人が少なからずいます。
そんな知り合いや友達に心当たりはないですか?
文章においても同様で、この文章の流れからいうと、つづく内容はこうだろうなという読者の予想を裏切り
まったく予想できないような展開になってしまうことで、読者が前後関係を見失ってしまい理解できなくなります。
ですから、そういうことがないように、まずは「相手の身になって文章(話)を構成する」
つぎに「情報は簡潔にわかりやすくする」、そして「相手の予想しうる適切な展開を心がける」
以上のことに気をつけて文章を書いてみましょう。
とはいっても一長一短で身につく技能でもないので、苦手な人は訓練するのみです!
メモや日記のようなものではない誰かに読んでもらうための文章を書くときに
まったくダメな文章というのがネット上とかでまま散見されます。
具体的には掲示板に書きこんだら「日本語でおk」とかレスされてるような文章ですね。
じゃあ、どこがダメなんでしょうか?
手書きではなくフォントなので字が汚くて読めないとかそういうわけではないですよね。
文字としては読めるけれど、読んでも意味が伝わらないというのが問題なんです。
どうして意味が伝わらないかというと、簡潔に言ってしまうと表現が「曖昧」か
文章の前後関係が「矛盾」あるいは「脈絡がない」のいずれかに該当するでしょう。
曖昧というと、もっとも代表的なミスは主語が明確ではない場合ですね。
文章が下手な人は本当に主語を省略しがちです。
文章だけでなく会話においても省いてしまうので、意思の疎通すら難しい人が結構います。
たしかに日本語はある程度は主語の省略が許容される言語ですが限度があります。
書き手(話し手)としては自分の頭の中で自明なことだし、整理できているのかもしれませんが
読み手(聞き手)は書き手の前提条件を必ずしも知っているわけではなく知らないことのほうが多いです。
どうして必要な主語を省略してしまうのかというと、おそらく相手の気持ちになって考えられないんですね。
相手がどのように情報を整理するかということを客観的に判断して、文章を構成できないから
読み手のことを考えない、自分だけがわかるような文章で終わってしまいます。
あと文章が「矛盾」してしまうのは論理的ではなく、本人からして整理しきれず混乱してしまっている証拠です。
会話だと混乱している兆候のひとつに「やたら前置きが長い」というのもありますね。
特に女性に多いんですが講義や講演の質疑応答で質問をするときに質問内容を簡潔に示さずに
なんか関係あるのかないのかわからないような前置き、下手をすると自分の身の上話まで長々と話しては
しびれをきらした相手に「それで質問の内容は?」と訊かれてしまうシーンを見かけたことはないでしょうか?
また「脈絡がない」というのは適切な展開や対応ができていないことを示しています。
まず文章でも会話でも相手はだいたい先の内容を予想しながら理解しているんですね。
たとえば「きのう面白いマンガを見つけたんだ」みたいな会話をしたとしますと、
相手はつづく話がマンガのおもしろさについて話されることを予想しますから
「なんてタイトルのマンガ?」とか「どういうところがおもしろいの?」みたいな反応をします。
でも、できてない人というのは目の付け所がちがうんですね。
普通は「マンガ」に反応するところを「きのう」とか「見つけた」に注目してしまうわけです。
そうすると「きのうはコロッケ食べたよ」とか「俺も変な看板を見つけちゃってさ」とか
「はあ? なに言ってんだ、おまえ?」みたいな反応してしまう人が少なからずいます。
そんな知り合いや友達に心当たりはないですか?
文章においても同様で、この文章の流れからいうと、つづく内容はこうだろうなという読者の予想を裏切り
まったく予想できないような展開になってしまうことで、読者が前後関係を見失ってしまい理解できなくなります。
ですから、そういうことがないように、まずは「相手の身になって文章(話)を構成する」
つぎに「情報は簡潔にわかりやすくする」、そして「相手の予想しうる適切な展開を心がける」
以上のことに気をつけて文章を書いてみましょう。
とはいっても一長一短で身につく技能でもないので、苦手な人は訓練するのみです!
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以後、注視し書いてみます。