象のパレード、サラーカパット祭

チェンマイの最北部にタイルー族が住む村がある。
タイには本当にいろいろな民族が住んでいるけど、タイルー族もそのひとつで、中国のシップソーンパンナーから移住してきている。
タイルー族の友達が住んでいるので時々遊びに行くが、サラーカパット祭が大きいのでぜひその時に来て、と言われたのが去年。
そして今年は見るだけでなく、行事に参加してと言われたので、参加することにした。

お祭りには象が欠かせないが、私たちは「日本の象」を作ることになった。
メス象をイメージしてピンクに着物と帯を着せたようなデザインにした。
日本の象だけど、日本人と中国人、タイ人が参加したので、結局3カ国の象に。
皆がそれぞれ得意分野で折り紙を折ったり、切り紙を作ったりと飾りつけし、仕上がったのがこちら。

七夕の飾りのようなイヤリングもつけて、なかなか美人さんに仕上がった。

こちらが主役のオス象。
いつもは1頭だけだけど、今年は2頭で華やか。
なぜ象かというと、お釈迦様のお母様が白い象が胎内に入る夢を見た後に、お釈迦様をご懐妊したからだそう。
「サラーカパット祭」は全国的にあるが、象のパレードがあるのはタイでこのワンパイ村だけだ。

各家庭がお金や生活用品などのお供え物を柱にして持ってくる。

ちなみにそれぞれのお供え物には番号が書いてある。
これは後ほど、お坊さんがくじを引いて、同じ番号だったらそのお坊さんにあげることになる。
タイルー語でお願い事か何かが書かれている。

タイルー族の踊り。

皆で坂の上のお寺まで引っ張りながら行進。

他の村からも人々がやって来て踊ってくれたり、ワンパイ村の人が踊りを披露したり。

最後は、自分のお供えと同じ番号を引いたお坊さんに渡して、お経をとなえてもらう。
ちなみにピンクの象には「8」という番号がついていたが、誰も引かなかった…。
誰も引かなかったものは、ワンパイ村のお寺に寄進することになるそうだ。

※タイ北部では、「ターンクウェイサラーク」という。

投稿を作成しました 2008

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