たった5秒で失敗しないための「ひと言力」
本『たった5秒で相手の心をつかむ ひと言の力 』は、このことを教えてくれます。5秒=「ひと言」を変えるだけで、あなたの印象がガラリと変わる
たしかに、自分がひと言言ったとたん相手の顔色が変わり、「うわしまった、今の余計なひと言だった(汗)」と思うことや、逆に、相手のたったひと言に「カチン」とくること、ありますよね。
今日は本書から、私が特に気になったひと言を9つ紹介します。
1. 上司に"コイツはデキる"と思わせる一言
「あの~、実は…」
↓
「まず結論から申しますと…」
忙しい人に話をするときは結論から言うのが鉄則ですね。
特に、トラブル時の報告などは真っ先に言い訳したくなりそうですが、気をつけたいところ。
「結局何なの?と相手をイライラさせないようにしましょう。
2. 話のわかる先輩(上司)と思われるひと言
正直、話の内容にジェネレーションギャップ感じることありますよね(笑)。後輩: 「最近お風呂に入らない女子大生が増えてるみたいですね」
先輩: 「最近の若い女の子は全然理解できないよ。もしかして君もそうなの?」
↓
先輩: 「へえ~そうなの?おもしろいね!そういうのが今はカッコイイの?」
しかし、拒否や否定は避けたいところ。
年代が違っても、価値観や考え方がちがっても、同じ土俵に立ち、同じ話題を共有できるかどうか。それが、慕われる先輩になれるかどうかの分かれ道
P.99
3. 自然な雑談で、会話の空間を温めるひと言
先日も、天気の話でコミュンケーションを図るホテルマンは最低であるという話を紹介しました。「今日は天気が悪いですね」
↓
「ここまで来るときに見たんですが、新しいラーメン屋さんができてますね」
ありきたりの雑談ではなく、タイムリーな話題をふるのが良いようです。
普段からアンテナを張っていることと、アドリブ力が必要ですね。
4. (営業等で)反応がかんばしくないとき、もうひと押しするひと言
言われて気分が悪くないのは、あきらかに後者ですね。「なんとか一つ、お願いしますよ」
↓
「ありがとうございます。また、仕事を抜きにしてもおつきあいください」
商品自体の価値や利害関係はもちろんですが、人は仲の良い人からモノを買いますね。「検討する」と言われたら、もうそれ以上「お願い」は言わないで、代わりに、人間関係を優先させるひと言を言いましょう。
P.119
以前TVで、BMWのトップ営業マンが、客とプライベートで旅行にまで行っているのを見ました。
商売抜きの人付き合いができる人が「信用」を得るのですね。
5. 相手の気分を害さず反論するひと言
相手の意見に反論するのはなかなか難しいですね。「でも…」
↓
「おっしゃるとおりですね。もう一つの考え方なのですが…」
特にその相手が目上の人だったり、気難しい人だったり、お客さんだったりしたら…。
「いや」「しかし」「でも」を多用してしまう人は気をつけたほうがよいでしょう。
「でも…」で返すと「でも…」が返ってくるのです。
まず一旦相手の意見を受け止めましょう。
「あなたの言うとおり」と言ってしまえば、相手の気分を害さないだけでなく、自分自身も「絶対に正しい」と凝り固まっていた先入観が崩れ、「相手の言うこともー理あるな」という広い視野が生まれます。
P.129
6. しつこくお酒をすすめられたときのひと言
お酒の席で、こういうことありますね。「本当にもう飲めないんで。明日の朝、早いですし」
↓
「〇〇さんと飲むと、リラックスして酔いが回るんです」
このとき、場をしらけさせないことが大切です。
気のきいた切り返し方は、断るというネガティブな[ひと言]をポジティブな[ひと言]に変えること。
P.133
7. 相手を心地よくさせるひと言
前者も一見、相手の話に乗っててイイカンジ、のようにも思うのですが、男Aさんは、自分の話をしたいんですよね。男A: 「俺たちは、会社で野球チームつくってるんだ」
女B: 「私、高校生のとき野球部のマネージャーだったのよね。」
↓
女B: 「へえ~。すごいね!その話聞きたいな。チーム名は何ていうの?」
相手の話を「聞く」ことが、相手を心地よくさせるコツ。
後者のように、話を「聞く」姿勢を示したほうがよいわけです。
話を聞いてくれたら、自分のことを理解してくれた、と感じるのですね。意中の人と話しているときには、「今こそアピールしなきゃ」と思うかもしれませんが、また会いたくなる人というのは、「自分のことを理解してくれた」と思える人
P.139
オウム返しだけでも充分聞き上手になれるでしょう。
8. さりげなく好意を伝えるひと言
これで相手に好意が伝わるとは思えませんが(苦笑)女A: 「そのネクタイすてきね」
男B: 「そんなことないよ!これ安物だから」
↓
男B: 「ホント?嬉しいな。じゃあこれからいつもしてこようかな」
それより私がポイントだと思ったのは、「ホメ」を受け入れた点です。
女Aさんからすると、せっかくホメたのに「そんなことない」などと拒否されたらどう思うでしょうか。
なんだかガッカリだし、「いやいや、ほんとにすてきだってば」などとフォローするのが面倒ですよね。
ホメられたら素直に喜ぶのが良いと思います。
9. 男性の包容力と親近感を感じさせるひと言
男性が女性の買い物に付き合うと、苦労しますよね(笑)女A: 「このカットソーカワイイ!白がほしかったけど、黒もいいなあ~。どっちが似合うと思う?」
男B: 「どっちも似合うから、早くしてよ」
↓
男B: 「う~ん。迷うよね。白は清楚だけど黒は大人っぽいし。どっちも似合うけど、僕は黒の君が好きだな。」
とはいえ、一緒になって考える姿勢が大事なのでしょう。そしてどちらか意見を言うのも大切。女性は、すでに自分の中では答えを決めているのにもかかわらず、あえて意見を聞くのです。
P.161
「僕は黒の君が好きだな」もポイントのようです。
服ではなく、人を褒めるのですね。なるほど!
まとめ
いろいろありますね。
たしかに、ひと言で信用を失ったり、ひと言で相手を傷つけたりすることはありますから、気をつけたいところです。
本書には、悪い例と良い例が比較して書かれているので、わかりやすいですよ。
目次:
1 その「ひと言」を変えると、人生はもっとうまくいく
(その「ひと言」で、損をしていませんか?まずは、“会話する恐怖心”を克服しよう ほか)
2 実践「ひと言」ルール
(仕事編 プライベート編)
3 実践 困った人への「ひと言」
(すぐキレる人・怒りっぽい人へのひと言 時間にルーズな人へのひと言 ほか)
4 きちんとした大人の「ひと言」マナー
(クレームをいうときのひと言 おめでとうを伝えるひと言 ほか)
仕事編だけでなくプライベート編もあり、「合コン・恋愛に使えるひと言」もあるのですが、それで本当に結果が出るかは自己責任で(ニヤニヤしてしまいました)。
いずれにしても、「なるほどな~」と思う「ひと言」が見つかる、おもしろい一冊です。
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- [2011/06/28 12:00]
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