氷菓　総評「私、気になります！」後編

前の記事がえるだけになってしまったので
今回はその他の人物について書いていきます。

折木奉太郎

やらなくてもいいことならやらない。やらなければいけないことなら手短に
奉太郎のモットーですね。
まぁ、えるによってどんどん揺らいでいくわけですがw

奉太郎は自分の人生は「灰色」と称してきました。
彼自身それに不満があるわけではなく、むしろ大歓迎なわけですが。
しかし1年間古典部のメンバーに振り回されて、
彼の人生は今何色に変化しているのでしょうか？
1年前と同様に「灰色」と答えるのか。
それともよく対比で使われていた「薔薇色」と答えるのか。
奉太郎のことだから「薔薇色」と答えることはないか。
それでも「灰色」でもないような気がしますね。
その辺の描写がアニメであったら良かったな、なんて思ったりしています。
原作だとちゃんと書かれているのかな？

あと奉太郎ってちゃんと怒るんですね。
11話と21話で描写されてて少し驚きました。

省エネをモットーにする彼だったので、
そういう部分も我慢するのかと思っていたんですが。
CV：中村悠一さんの演技力がすごいと改めて実感しました。

福部里志

データベースは結論を出せない
里志の口癖ですね。まさか21話に繋がってくるとは・・・。
摩耶花の件だけはちゃんと結論出してほしかった。

最初の方は能天気なキャラで
奉太郎の対比として描かれているのかなと思っていました。
実際こんな格好してますしw

「拘らないことに拘るようにした」
なかなか難しいですよね。実際これを体現できる人っているのかな？
意識しちゃうと拘っているような気もするし。

里志ってなんだかんだですごいやつなんですね。

ドヤ顔w

伊原摩耶花

かなり毒舌ですが、何事にも妥協を許さず自分にも他人にも厳しい。
奉太郎曰く「アクは強いが根はいいやつ」。
まさにそれって感じですね。

カンヤ祭の時の摩耶花には相当心を奪われました。
特に漫研にいる時のシーンはヤバかったな。
ああいう被害に遭っても、苛烈で責任感が強いため
逃げずに向かっていてしまう。
しかも自分が辛い事を誰にも相談しないんですよね。
全て自分一人で解決しようとしてしまう。
責任感から古典部のみんなに迷惑をかけたくないって
思っちゃうんでしょうね。
その姿がものすごく痛々しくてヤバかったです。

逆に「ワイルド・ファイア」の時は良い方に転がりましたね。
奉太郎の助けもありましたが、
摩耶花の諦めない姿勢がすばらしかった。