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氷菓 4話「栄光ある古典部の昔日」
の感想を
名家「千反田家」の巨大で豪華な邸宅に驚くことなく、仮説を交える
45年前という、資料もろくに残っていない歴史を想像する
はたして”真実”とは何なのか?
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あらすじ
45年前に何かがあった事は突き止めだが、肝心のその年の文章は無かった
一番の手がかりを無くし一時は諦めかけた、だが「える」はめげなかった
45年前の謎を古典部員全員で取りかかることに
各々が持ち寄った資料から、当時何があったのかの仮説を立てるが、どれも現実性に欠けていた
そんな中、準備不足で追い詰められた「折木」は
バラバラで小さな資料をまとめ、一つのしっかりした仮説を立てる
それは反論できないほど完璧な仮説ではあったが…
「える」は、あの頃の小さな自分がなぜ泣いたのかを、疑問に振りかえる

「お前の中で時効になっていくのかもな」 「時効に…2人にお願いしてみましょう」
時効か… いやな言葉だな…
それは一途な思いを、時の中に置き去りにして、願いから記憶にしまう事
出来れば叶えたいが、現実問題どうにもならないことが
「折木」の言う”時効”になっていくんだろうな
あそこまで他人に言いふらす事を嫌がっていた「える」が
”時効”という言葉で、どうやら決心をつけたようだね
大事に扱う事も大切だけど、時には行動に移し実行することも大切だと考え直したんだろう
待っていても謎は解ける物でもないしね
ただ謎を解き明かしたいだけではなく
もう帰ってこない「叔父」を、これ以上過去に置き去りにしたくなかったのかもね
法律的に7年で死亡扱いというのも、ある意味では時効と言えるし
高校での「叔父」の英雄譚も、時効になってしまったし
やっぱり「える」は、大好きな「叔父」の、数少ない生きた足跡を大切にしたいんだろうね

「えっ~と誰からにしたらいいのでしょう?」 「なかなかの名士会…でもないか…」
おぉ!? ずいぶんと本格的な話し合いだ!!
そん所そこらの部活の集まりとは思えない、しっかりした話し合いだな
資料と報告⇒ 質問 ⇒ 仮説 ⇒ 検討
ここまでしっかりするってことは、「える」がどれほど真相を知りたいのかが分かるよね
ただの興味本意ではなく、真に真実を

「だったら私はどうして泣いたのでしょう…」
「折木」の仮説は、付け入るスキがないぐらい完成度の高いものだったな
この仮説が正しければ、ほとんどのつじつまは合いそうだね
だけど肝心な部分が抜け落ちてしまっているようだ…
そう幼き頃の「える」が涙し、その時の恐怖が焼きついたのかという大事な部分が!!
少ない資料からよくあそこまで推理出来たものだ
「折木」は名探偵を目指した方がいいのではないかと思うほどに
でも肝心なところは抜けたまま…
「折木」の仮説は、つじつまはあっているが、一つ気になるところがある
氷菓2号に書いてあった『英雄談ではけしてなかった』、泥沼の状況を指していると見える部分
もし「叔父」の活躍で文化祭を守り抜き、そのための退学だったのなら
それは後世に引き継がれてもおかしくない”英雄談”になっていたと思う
それなのに、それは語り継がれることも無く封印され、時効になった…
たぶん、文化祭抗議の他に、まだなにかの騒動があったのかもしれない
でも、現状ではそれが何なのかすら分からない…
やっぱり仕様が根本的に少ないのが原因だろうね
今まで真実ではなく「える」の気にいる答えを作ってきた「折木」
さて「折木」は今回も、そんな裏技みたいなことをする事が出来るのだろうか?
願いを取るか、省エネを取るか… どちらを取ってく苦しいぞ と思う今日この頃~
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