「HTML5に対応したJW FLV Player5.2が出ましたね」と、タイトルでいいながら5.2とHTML5対応は別物みたいです、といきなり言ってしまいます。
この記事を書いているさっき、メールを見ると、JW Playerの5.2が出るという通知が来ていました。今まで、しつこくJW Playerを追っていたので、5.2についても少しアップデート情報を確認してみたいと思いましたが、HTML5対応のJWのほうが気になったのでそちらを見てみます。
まずは、HTML5対応のJW Player for HTML5 ですがまだベータのようです。
JW Player for HTML5
| http://www.longtailvideo.com/support/jw-player/jw-player-for-html5
大体、HTML5になったらFlash Playerなどいらなくなり、すべてHTMLで動画表示を制御できるはずなので、JW Playerの存在意義というのは激減するような気がしています。このリンクのなかのExampleを見ると、「シンプルMP4ビデオ対応」、「WebM対応」、「MP4 + OGG対応」、「カスタムスキン対応」、「マルチプレイヤー対応」とあります。
今までの資産としてのFLVやH.264ファイルは残ると思いますので、すべての動画をWebMやOGGに変換するのは簡単にはできそうもないでしょう。よって、今後も一定期間はFlash Playerで見ていくことが妥当と考えればシンプルなMP4対応というのは残り、Flash Playerの地位は多少残る余地はあるでしょう。
WebM対応は順当な対応です、HTML5対応ですから
当然ですし、特にコメントもありません。
MP4+OGG対応は、例をみるとブラウザによってMP4動画かOGG動画を流すかを判断できるようにしているという意味のようです。 HTML5に対応していない古いブラウザではFlashでMP4しか見れないのでそうなるのはわかります。でもライセンスをクリアしてMP4が用意できるならわざわざOGGファイルを用意する意味がよくわかりません。移行期間の暫定対処でしょう。
まあ変にスクリプト書いて仕分けるより、動画プレイヤー側で分けてくれそうなので簡単ではありそうです。ただ同じ
動画でもMP4とOGGの両方用意しないといけないので、ディスクは食うし本当に良いかどうかはなんとも
いえないです。
カスタムスキンは、JW4から追加された拡張機能なので、プレイヤーの見栄えを簡単にかえることができ
るので、これはJWを使うメリットになるでしょう。
マルチプレイヤー対応も、複数プレイヤーをひとつのページに乗せる機能とありますが、今まででも出来
なくはない機能なので、これは特徴かな?って感じです。(記述は簡単そうですが)
というわけで、HTML5対応の「JW Player for HTML5」ですが、やはりというか当然というか、HTML5が普及すればFlashを知らなくてもHTMLを知っていれば動画の埋め込みができるようになるんですから。正直苦しそうで
す。Flash Playerの限界といってもいいかもしれません。
あとは本当にHTML5が広まって、動画規格もOGGやWebMが普及していくかにかかっています。
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