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リトルバスターズ!~Refrain~ 第9話「親友の涙」感想
 
涙の数だけつよくなれるよ。
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人生全力投球。
謙吾の腕、実はケガしていませんでした!

で、なんで謙吾は怪我のフリをしていたのか。その理由は剣道から遠ざかる必要、やるべきことがあるからなんですよね。怪我は演技だけども、これは茶番ではないのです。



リトルバスターズ再結成の為、あの雨の日のように野球対決で謙吾に挑む理樹達。
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ファールで粘る理樹。
何度も何度も。
挫けずに繰り返すリーダーの姿が、そこにあった。

結果、理樹の打球は最終的にグラウンドを越せることが出来ました。
この理樹のホームラン=グラウンド越えは、彼らの行く末を暗示しているんじゃないかと思わずには、いや願わずにはいられないのです。

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ホームラン1本勝負。
理樹に越えられるわけがない。華奢な体のどこにそんな力がある?
絶対に不可能だ。理樹と鈴は弱いのだから2人とも自分に守られているべきだ、と謙吾は考えていました。


それでも理樹は粘り続け、最後にはグラウンド越えを果たしたのですよね。
謙吾の予想に反して。

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謙吾はホームランを先に打たれて焦り、理樹と鈴の気迫に圧されて敗北した。
本当にそうなのか?2人の姿を前にした謙吾の決心が鈍り、迷いが生じたからじゃないのか。

不可能と思われた勝負の運命を覆すことが出来た理樹と鈴に、謙吾はもう自分は必要無いくらい、2人が強くなったと感じたんじゃないかな。
謙吾にはそれが嬉しくあり、また、泣きたいほどに寂しくもある。



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「俺はもっと遊んでいたかったんだ」
勝ち負けに関係なく。自分達の行く末に関係なく。ただただ遊びたかった、遊んでいたかった。

この台詞に込めた謙吾の気持ちへ思いを巡らすと、目から大量の雨粒が降ってきます。コールドゲームです。



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"勝負を片付けたら全力で2人を守る"
謙吾は勝負の前にそう決意していました。
これは理樹と鈴の事を思っての決意なんだけど、謙吾がやろうとしていた事って謙吾の父親と一緒の行為だと思う。

理樹と鈴がいつまでもこの世界にいられるように、つまり外の世界を知らなくていいという謙吾の考えは、道場という世界に謙吾を閉ざしていた謙吾の父親に重なります。
だから恭介は謙吾を閉ざされた世界から救うため、道場破りで謙吾の父親と戦ったんじゃないかな。

そして「父親である謙吾」を倒し「子どもの謙吾」を救った理樹は、やっぱり恭介の姿に重なっているのだと思いました。

 
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