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パンドラの憂鬱

外国メディアの記事などに寄せられた、海外の方々の反応をお伝えします


海外「世界は日本に学べ」 日本の『軽』が欧州のEV政策に大きな影響を与え話題に

今回は、フランスの高級紙「ル・モンド」が配信した、
「日本の『軽』は、欧州における小型車の未来かもしれない」
と題された記事からです。

早速ですが、以下が要点になります。

「これまで日本の軽自動車は、面白がって見られていたが、
 もやは見た目ほどエキゾチックではなくなっている。
 ルノーのゼネラルディレクターでもあるルカ・デ・メオ氏が、
 ヨーロッパ自動車工業会の会長として、
 日本メーカーの小型モデルにインスピレーションを得て、
 ヨーロッパの都市向けに特別に設計された、
 電気自動車のカテゴリーを欧州で創設する事を提案したのだ。

 日本の軽自動車同様、ヨーロッパの軽自動車も、
 サイズとエンジンの制約を受けることになる。
 価格は1万ユーロから1万5000ユーロ程度になるとみられ、
 特に車通勤以外に選択肢のない都市部や郊外の人々にとって、
 電気自動車を良い意味で民主化するのに役立つはずだ。

 この路線が実現すれば、いわば革命になるだろう。
 軽自動車を欧州で輸入するという試みはほとんど成功していないが、
 電気自動車であれば、この問題は克服できるだろう」


以上です。
なお、デ・メオ氏は日本の軽自動車のコンセプトについて、
「インテリジェンス(知恵)がある」と語っており、
日本の軽自動車からヒントを得た新型EV車を、
2026年ごろに発売することをすでに発表。
ヨーロッパ版軽自動車の登場については、ル・モンド紙と同様に、
「EVの民主化を可能にするものの1つ」だと表現しています。

関連投稿には、フランスの人々からは様々な声が。
寄せられていた反応をまとめましたので、ごらんください。

「このままでは日本に負ける」 独紙『車に革命を起こす国があるとすればそれは日本だ』

screenshot 48




翻訳元



■ ここに来て興味深い展開になったね!
  あとは安全面の問題になるのかな?




■ これはいい考えだ。
  どこにでも行けて簡単に駐車できる都市用の車。
  小さな道を塞いで、歩道にまたがって駐車する、
  大型のSUVの電気自動車とは違う。
  こういう革新的で、具体的で、建設的なアイデアが、
  色々な分野から出ればいいんだがなぁ……。 +3

 (※仏パリで今年2月4日、SUVへの規制として、
   駐車料金を3倍にするかどうか住民投票が実施され、
   その結果、賛成が54.55パーセントとなり、
   法的拘束力はないが、同年9月1日から実施される)




■ 日本のケイが普及していけば、
  明らかに大きな、前向きな変化にはなるだろうと思う。 +2




■ もう一度チャレンジしてみても良いと思う。
  昔ミツビシの電気自動車「i-MiEV」*が、
  「シトロエン・C-ゼロ」の車名で欧州で販売されたんだ。
  当時は3万ユーロ以上したから成功しなかったけどね。
  だけど公共交通機関が利用できず、
  自転車での移動が適さないような場所で、
  軽自動車はかなり役立つことになると思う。

 (*2009年7月下旬から2021年3月まで法人を中心に販売。
   ライバル企業に先駆けて電気自動車の量産化に成功していた。
   三菱自動車工業が製造し、欧州での販売はシトロエン)




■ 10年以上前にも同じようなことが言われてたけど、
  残念ながらいまだに実現してない……。




■ SUVって大きいから渋滞を起こしやすいのかな?
  とにかく私は軽自動車で全く問題ないよ🍀🌏




■ 常識的な考えを突き詰めていけば、
  最終的には小型車が一番エコなのだよ。 +2




■ 都市部に車両サイズの制限が課される日が待ち遠しい。 +2




■ 軽自動車って、コンセプトに関しては良い面しかないよな。 +2

「日本が生んだ最高傑作」 日本の軽トラの異常なまでの汎用性に外国人が笑撃




■ 一台は都市部用、もう一台は長距離旅行用。
  用途に分けての2台持ちがエコだと思う。



   ■ 長距離の移動にはレンタカーもあるし、
     電車とかを使うことだってできる。
     正直都会に住む私たちに大きな車は必要ない。
     時には常識にとらわれない考えも必要だよ。 +2



■ 安全性の問題をどうクリアしていくかだね。
  だけど全体的には俺も賛成。 +2



   ■ 日本の基準に特化した衝突テストをパスしてるよ。
     そして日本の基準は欧州の基準にかなり近い
     (ある点については日本の方が厳しい)。
     その証拠にすでに多くのケイ自動車が、
     ヨーロッパに輸入されてるでしょ。 +1



■ 昔プジョー・104とかがあったんだけどなぁ。
  軽自動車と同じ大きさで、価格も安かった。




■ 軽の電気自動車にしていくのは良いアイデア。
  同時に大型SUVとかは禁止にされるべきだけど、
  現状それはさすがに正当化出来ないからね。 +3




■ 日本はインスピレーションの源。
  世界は日本から学んでいくべきだ。
  そして日本に行けば、何世紀も前から続く、
  本物の文明を目にすることだって可能だ。

「日本の皇室は圧倒的だ」 世界最長の王朝は日本の大和王朝なのだろうか?




■ 興味深いアイデアだけど、軽自動車はデザインが微妙過ぎる。




■ 日本には信頼性が高くて、安全で、
  クリーンな都市交通システムがある。
  だから比べるのは難しいと思うわ。 +2



   ■ とは言え通勤に大きな車が必要かな?
     年に2回の休暇に使うならレンタカーの方がいい。 +2



■ 街中ではどんなに小さくても車が必要だもん。
  だから小さい車が普及していくのはいいね。 +1




■ 大き過ぎる車よりはマシだけど、それにしても小さ過ぎない? +1



   ■ 車は小さい方がいい。
     公共交通機関がない郊外へのちょっとした長旅の大半は、
     普通に乗れるくらいのサイズがあれば十分。 +9



■ 日本:島々で構成され、高度に都市化された国
  仏国:広大な田園都市で構成された国

  比較できないものを比較しようとするのを止めよう。 +6

「日本は島国だから」 世界で日本のみに存在する石の奇跡的な形に驚きの声




■ 日本では車庫証明が必要という規制から軽自動車は生まれてる。
  大都市や昔に建てられた住宅ではスペースが貴重で、
  だから大型SUVを所有出来ないんだ! +7




■ シトロエン・アミとルノー・トゥイジーもかなり小さいけど、
  あれも「軽自動車」に分類されるのかな?

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   ■ いや、日本の軽自動車は寸法、重量、最高出力の面で、
     全ての車両にほぼ同じ規制が適用される。



■ 日本の軽自動車を導入していくとなると、
  自動車安全テストの基準を下げないと。 +2




■ 「軽」というカテゴリーに入るかは分からないけど、
  今乗ってるスズキ・イグノスはかなり気に入ってる! +2



   ■ イグノスは欧州市場に適合させた軽自動車だね。
     日本では68馬力に制限されていたエンジンに、
     変更を加えて欧州で売り出してる。 +2



■ 食生活も関係してるんじゃないかな。
  日本では節制してる人が多いから、
  小さい車にも無理なく乗れるんだよ。 +1

「日本から学べる事は多い」 米紙『日本の子育てから学ぶ6つの事』



   ■ それは大きな車を造り続けるための言い訳に過ぎない。
     日本の軽自動車はたしかにサイズは小さいけど、
     最大限の室内空間を提供してるよ。 +8



■ だけどイメージや宣伝の問題から、
  ヨーロッパではみんな欲しがってないでしょ。
  「軽」より若干大きい日本メーカーの車種は、
  セールス的には軒並み失敗してるわけで。



   ■ これは税制の問題でもあるんだよ。
     EUでは他のモデルにも税制面での利点があるけど、
     日本では「軽」だけにしかない利点がある。
     ヨーロッパでも税制面で優遇していけば、
     販売台数が急増すると思う。 +5



■ SUVどうこうの話じゃなく、
  軽自動車は都市における、自動車の未来なんだよ。 +12





ヨーロッパも特に都市部は狭い道が多いという事で、
かなりポジティブな意見が寄せられていました。
いずれにしても欧州自動車工業会の会長が、
このような発言をした影響は小さくなさそうです。



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[ 2024/03/08 23:00 ] 社会 | TB(0) | CM(6)


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