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au、スマホとタブレットで利用できる「データシェア」導入

 KDDIと沖縄セルラーは、ユーザーが所有するスマートフォンとタブレットの間で、データ通信量を共有するサービス「データシェア」を2014年春に導入する。これに先駆け、9月20日から先行サービス「先取り!データシェアキャンペーン」が導入される。

 同社では13日、都内で記者会見を開催しており、取締役執行役員専務の石川 雄三氏からサービスの概要などが紹介されている。

データシェア

 「データシェア」は、auの4G LTE対応スマートフォンと4G LTE対応タブレットの間で、月間の通信量をシェアできるようにするサービス。本来、モバイル通信対応のスマートフォンとタブレットを利用する際には、それぞれの端末に紐づく回線の利用料がかかることになるが、「データシェア」によって、タブレットの利用料が割安になって利用しやすくなる。また月間のデータ通信量(スマートフォン7GB、タブレット2GB)を2台の端末で共有できることになる。

 割安になるタブレットの利用料は月額2992円だが、キャンペーン「LTEフラット for cpスタート割」によって、最大2年間、月額1050円で利用できる。またインターネット接続サービスの「LTE NET」の利用料(月額315円)はタブレット側にもかかる。なお同キャンペーンの申込受付終了時期は未定。

 対応機種は4G LTE対応のスマートフォンと、4G LTE対応のタブレット(AQUOS PAD、iPad、iPad mini)となり、Wi-Fiタブレットは対象外。

 サービス開始時期は2014年春だが、それに先駆け、ほぼ同等のサービスが「先取り!データシェアキャンペーン」として提供される。

先取り!データシェアキャンペーン

 9月20日から提供される「先取り!データシェアキャンペーン」は、来春開始の「データシェア」と同等のサービスをいち早く提供するもの。これまでタブレットを使ったことのない人にも、まずはタブレットでのデータ通信を体感できるよう、スマートフォンで最大7GB、タブレットで最大7GBを利用しつつ、タブレット側の料金を割り引きする形となっている。

 利用料は、先述した「データシェア」と同じ。スマートフォンの利用料は通常通りで、タブレットの利用料が割り引きされて月額2992円(キャンペーンにより2年間1050円)となる。

関口 聖