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EIZO FlexScan S2111W 購入記(後編)

前編はS2111Wを購入するまでを長々と綴りましたが、後編は簡単な製品レビューでお送りします。

■セッティング
早速、梱包を解いてセッティングを開始する。付属しているケーブルはデジ-デジと、デジ-アナの2本なので、それぞれメインPC、サブPCに接続してスイッチON。

ちなみに、S2111Wのサポートしている解像度は1680×1050と少し変則的なので、ビデオカードとドライバが対応している必要がある。ウチで使用しているのはGeFoceシリーズのビデオカードなので、ドライバを最新にする事で適切な解像度に変更する事が出来た。

心配していたドット欠けや色ムラもないのでまずは一安心。上位クラスのS2411Wには、ほぼ確実にドット欠けが発生しているという噂が流れていましたが、S2111Wの方はどうなんでしょう? 少なくとも私の購入したディスプレイは無事でした。

最後に付属のユーティリティソフトをインストールして色調整…が、ディスプレイ下の静電スイッチの反応が悪くて結構使いにくい。しかもメニュー階層が深いのでだんだんイライラしてくる。PC側のユーティリティからも調整出来るし、頻繁に調整する訳でもないけど、細かい微調整はディスプレイ側で行いたいしなぁ。

■ワイド表示
今まで使用していた解像度は1280x1024なので、横に広がれど縦のサイズはそれ程変わってない。この広がったスペースの活用法を考えてまず思いついたのは「Googleサイドバー」の導入。画面サイズが4:3比率だと、サイドバーがデスクトップに常駐するのがどうしても気になるので、これまで使う事はなかったですが、ワイド表示になるとサイドバーが常駐しても全然邪魔に感じなくなった。

次に、XPでイメージファイル入ったフォルダの表示を「縮小版」にして全画面表示にした時、ずらりと横に並ぶ見慣れたサムネイル画像の情報量を見て少し衝撃を受ける。
たった400ピクセル程違うだけでも、1024x768から1280x1024へ移行した時とは違った感動があった。この感覚は店頭で試しただけでは分からないかもしれない。

他には、アプリケーションで作業を行いながら、TV窓を横に並べて表示するのも難なく出来るし、VS2005みたいな両サイドにドッキングしたウィンドウ内でも窮屈なく操作出来るようになったので、作業能率の向上という点でワイド表示にしたメリットは大きいと思う。

■画質
違いを感じたのは、スクリーンセイバーでスライドショーを表示した時、「あれ?こんな綺麗な写真持ってたっけ?」な感じ。画面が広くなったので迫力が増しただけかもしれないけど、例えるなら「額縁の中の名画」状態。やたら色が鮮やかなので、思わず顔を近づけて観察してしまったくらい。これがいわゆる「3000:1のコントラスト拡張機能」ってやつかな?

ただ、明るさをうまく調節しないと長時間見ていたら目が疲れてくる。

■動画
フルHD映像を出力する環境がないので試せないけど、HDCP対応のDVI-I入力端子が装備されているので、変換アダプタ経由でPS3等と接続して映像が直接表示出来るそうだ。以前ヨドバシに行った時に、S2411WにPS3を接続してデモムービーを流しているのを見たけど、PC用ディスプレイでここまで高精細なHD動画が表示出来るんだと驚いた記憶がある。

ただし、普通にPCゲームやTV閲覧をする限りでは違いがあんまり分からない(素人なもんで^^;)。輪郭補正機能で若干くっきりしたかな?くらい。S2111Wにはオーバードライブ回路が備わっているけど、以前のディスプレイ応答速度もそれほど悪いわけじゃないので、分かりにくいのはそのせいかもね。

■まとめ
十分満足。ディスプレイの品質が良ければ、長時間のPC作業を続けていても目や肩の疲れが溜まりにくい。間もなく発売されるVistaには標準でサイドバー機能が備わっているので、ワイド画面との相性もぴったりだし、HDCP対応なので将来的にBlu-ray/HD DVDコンテンツを再生する場合にも十分対応できそうだ。
欲を言えば、S2411Wと同様にフルHDコンテンツが等倍で表示できればいいんだけど、PC用ディスプレイにそこまで求めるのは贅沢というべきか。

テーマ:周辺機器 - ジャンル:コンピュータ

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