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2018年4月26日 (木)

マミリアンキャンプでのコミュニティ衛生プロモーターの活躍

 マミリアン避難民キャンプでは、ボランティアのコミュニティ衛生プロモーターが衛生促進活動を行っています。2017年11月~2018年4月の活動の様子をご紹介します。

【2017年11月5日】

 キャンプ住民の多数がバシカ地区へ帰還を果たしたことに伴い、コミュニティ衛生プロモーターはキャンプB地区で大清掃キャンペーンを行いました。約2トンのゴミを集め、新たに避難民が来た時に備えて整備を行いました。

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【2017年11月27日】
 キャンプの排水口を清掃しました。キャンプ内のテントからの汚水を流す排水口で、詰まると悪臭が発生し健康被害も懸念されるため、近隣住民にゴミを流さないよう周知も行いました。

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【2017年12月17日】
 コミュニティ衛生プロモーターはキャンプの清掃キャンペーンを行いました。キャンプの景観を良くすると共に、ゴミを公共のゴミ箱に捨てるよう近隣住民への周知活動をあわせて行いました。

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【2018年4月16日】
 キャンプマネージメントとの協力の下、ドホーク県清掃キャンペーンの一環として、マミリアンキャンプでも清掃キャンペーンを行いました。キャンペーンには120人が参加し、キャンプにある学校の生徒や他NGO、治安当局の人にも手伝っていただき、盛況となりました。

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4月 26, 2018 衛生教育国内避難民支援 |

2018年4月12日 (木)

131,621人の笑顔

 JENは2003年より、首都バグダッドを拠点に支援活動を開始しました。同年には教育支援を開始、2009年以降、北はキルクークから東はアンバールまで支援対象地域を拡大し、これまでに6県251校で学校の整備を行いました。

 イラク戦争以降、不安定な社会情勢が続く中、人びとはテロや戦闘に怯える不安な毎日を送ってきました。社会的に特に弱い立場に置かれるのは、子どもたちです。そこでJENは、子どもたちが安心できる場所を確保するために、破壊された学校を修復し再び学校へ通う習慣を取り戻す活動を行ってきました。これまでに、251校、131,621人の子どもたちが再び学校へ通うことができるようになっただけではなく、教師とイラク教育省のキャパシティビルディングに寄与することができました。子ども達の親もまた、家庭の中に、衛生的で安心した暮らしを取り戻すことができました。2018年3月、JENは、15年間続けることができたこのプロジェクトを終了しました。皆様からの温かいご支援、本当にありがとうございました。

 2014年以降、JENは北部のクルド人自治区にも拠点を設置しました。ここでは、武装勢力から逃れた人びとを対象に給水、給水設備の修復、学校修復、物資配布、そして、避難民キャンプの運営などの緊急支援活動を行っています。今後は、ドホークを拠点に、最も被害が大きかった北部のニネワ県で、武装勢力から開放された地域へ帰還する人たちへの支援を続ける予定です。

 イラクには、現在も紛争から立ち直ることが困難な方がたくさんいます。皆様からのご支援、引き続きよろしくお願いいたします。


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4月 12, 2018 学校建設・修復衛生教育 |