間宮芳生
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間宮 芳生 | |
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生誕 | 1929年6月29日 |
出身地 | 日本・北海道旭川市 |
死没 |
2024年12月11日(95歳没) 東京都[要出典] |
学歴 | 東京音楽学校 |
ジャンル | クラシック音楽、映画音楽、放送音楽 |
職業 | 作曲家 |
間宮 芳生(まみや みちお、1929年6月29日 - 2024年12月11日)は、日本の作曲家。
人物・来歴
[編集]北海道旭川市生まれ、青森県青森市育ち[1]。東京音楽学校(現:東京芸術大学)作曲科にて池内友次郎に師事するが、同校入学までは作曲もピアノも独学であった[2]。
1970年代、谷川雁が創設したラボ教育センターの物語テープに音楽を提供。1981年「十代の会」の発起人の一人[3]として同会創立に参加。
受賞歴
[編集]- 1950年、「チェロ・ソナタ」で第19回日本音楽コンクール作曲部門第3位。
- 1957年、「八面の箏と室内管弦楽のための協奏曲」で芸術祭奨励賞受賞。
- 1958年、「合唱のためのコンポジション」で毎日音楽賞受賞。
- 1959年、「ヴァイオリン協奏曲」で毎日芸術賞受賞。
- 1966年、「オーケストラのための2つのタブロー'65」で第14回尾高賞受賞。
- 1971年、「ピアノ協奏曲第2番」で第19回尾高賞受賞。
- 1978年、「管弦楽のための協奏曲」で第33回芸術祭優秀賞受賞。
- 1992年、紫綬褒章受章。
- 1999年、勲四等旭日小綬章受章[5]。
主要な作品
[編集]()内の人物は台本作者、作詩者、または献呈者。
管弦楽
[編集]- 交響曲
- オーケストラのための2つのタブロー'65
- オーケストラのためのタブロー'85
- オーケストラのためのタブロー2005(オーケストラ・アンサンブル金沢委嘱)
- オーケストラのための協奏曲
- オーケストラのための「セレナード」
吹奏楽
[編集]- 行進曲「岩木」
- 吹奏楽のための序曲(1986年全日本吹奏楽コンクール課題曲)
- マーチ「カタロニアの栄光」(1990年全日本吹奏楽コンクール課題曲)
- ベリーを摘んだらダンスにしよう(1994年全日本吹奏楽コンクール課題曲)
協奏曲
[編集]- ピアノ協奏曲第1番 - 第4番
- ヴァイオリン協奏曲第1番 - 第2番
- チェロ協奏曲
室内楽・器楽
[編集]- ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
- ピアノ・ソナタ第1番 - 第3番
- 弦楽四重奏曲第1番 - 第3番
- 無伴奏チェロ・ソナタ
- 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
- 尺八のためのプレリュード第1番 - 第2番
- チェロとピアノのための五つのフィンランド民謡
- 尺八とチェロのためのKIO(キオ)
- 12のエチュード ピアノのために
- エチュード ショパン詣
- 風のしるし・オッフェルトリウム ピアノ(左手)のために(館野泉に献呈)
声楽
[編集]- 日本民謡集1-7集
- セレナード1-3番
- 昔噺おいぼれ神様(大岡信)
- 歌曲集「郵便切手」(ヨアヒム・リンゲルナッツ 詩、板倉鞆音 訳)
合唱
[編集]- 合唱のためのコンポジション第1番 - 第17番
- 児童合唱(女声合唱)のための「五つのわらべうた」
- 日本民謡による四つの女声合唱曲
- 北国の二つの歌(1959年)
- 児童合唱のための「Até netsik」(1978/C・W・ニコル)
- 児童合唱曲「三色草子」(1980年)
- 合唱のための「12のインヴェンション」
- 混声合唱のための「五つのピエタ」(1970/大久保景造)
- 児童(女声)合唱曲「Motet Vernale」(1988/草野心平)
- 空の向こうがわ(1991年/友竹辰)
- 児童合唱と打楽器のための「木々のうた -- Song of Trees」(1995年/木島始、サムリ・パウラハリウ) - オッリ・コルテカンガスとの共作
- 男声合唱のための「おまえの声は花粉になる」(金関寿夫 訳詩、間宮芳生 編詩)
- Etudes for Chorus(1983年 - 1999年)
- 児童(女声)合唱のための組曲「うたのわたりどりたち」(2006年)
オペラ
[編集]- 昔噺人買太郎兵衛(若林一郎 台本)
- ニホンザル・スキトオリメ(木島始 台本)
- 鳴神(間宮芳生 台本)
- 夜長姫と耳男(友竹正則 台本)
映画、テレビ音楽
[編集]- 下町(1963年 / NHK テレビ指定席)
- 橋のない川
- 美しき国土 その生い立ち
- これがベトナム戦争だ!
- 公式長編記録映画 日本万国博
- セロ弾きのゴーシュ
- NHK大河ドラマ 竜馬がゆく
- 太陽の王子 ホルスの大冒険
- 火垂るの墓
著書
[編集]- 共著
- 『木々のうた――唱うエコロジーの試み』(オッリ・コルテカンガスとの共著 農山漁村文化協会)1997
訳書
[編集]脚注
[編集]注釈・出典
[編集]- ^ 『現代音楽の冒険』岩波新書、1990年。生い立ちについて言及あり
- ^ ピアノも作曲も特に師についたことはなく、後に東京芸術大学に入学するまでは、まったくの独学といえるものであった。“コンサートホール ATM 間宮芳生の肖像 2015年4月4日[土]”. 水戸美術館. 水戸美術館. 26 Jan 2023閲覧。
- ^ 発起人は、谷川雁、根本順吉、間宮芳生、定村忠士、高松次郎、高野睦、C・W・ニコル、西藤和
- ^ 「作曲家の間宮芳生さん死去、95歳 民謡を取り入れた合唱曲など」『朝日新聞デジタル』2024年12月12日。2024年12月12日閲覧。
- ^ 「秋の叙勲 晴れの受章者 勲四等-勲七等(都内分)」『読売新聞』1999年11月3日朝刊