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新富町

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しんとみちょう ウィキデータを編集
新富町
新富町旗 新富町章
新富町旗 新富町章
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 宮崎県
児湯郡
市町村コード 45402-8
法人番号 8000020454028 ウィキデータを編集
面積 61.48km2
総人口 15,859[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 258人/km2
隣接自治体 宮崎市西都市児湯郡高鍋町
町の木 ウメ
町の花 ルピナス
新富町役場
町長 小嶋崇嗣
所在地 889-1493
宮崎県新富町大字上富田7491番地
北緯32度04分08秒 東経131度29分17秒 / 北緯32.06892度 東経131.48797度 / 32.06892; 131.48797座標: 北緯32度04分08秒 東経131度29分17秒 / 北緯32.06892度 東経131.48797度 / 32.06892; 131.48797
地図
町庁舎位置

新富町役場
新富町役場
外部リンク 公式ウェブサイト

新富町位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
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新富町(しんとみちょう)は、宮崎県中部の児湯郡に属する[1]宮崎平野を代表する野菜の産地の一つである。

地理

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東側・南側は平野、西側は台地と全体的に平坦であり、町域の約70%を平地が占める。 町の南を一ツ瀬川が流れる。 海域は日向灘であり、今後発生が予見されている南海トラフ巨大地震の際には、町内の海岸に最大9mの津波が到達することが予想されている[2]

隣接している自治体

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地名

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  • 新田(旧新田村)
  • 伊倉(旧新田村)
  • 上富田(旧富田村)
  • 下富田(旧富田村)
  • 日置(旧富田村)
  • 三納代(旧富田村)

以下は区画整理により、上富田・三納代から2004年(富田北のみ2008年)に発足した町である。

  • 富田1丁目~3丁目
  • 富田北1丁目~2丁目
  • 富田西1丁目~3丁目
  • 富田東1丁目~4丁目
  • 富田南1丁目~4丁目

歴史

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  • 1959年(昭和34年)3月31日 児湯郡新田(にゅうた)村・富田(とんだ)村が合併して新富町になる。
    • 以下、新田は「にゅうた」、富田は「とんだ」と読む。

町政

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  • 町長:小嶋崇嗣(2018年3月19日就任、2期目)
  • 町議会:定数12人[3](現在の議員の任期は2023年5月1日から2027年4月30日までである)
  • 新富町のホームページでは町発注の公共事業に関する入札情報の公開が進んでいる。

不祥事

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国政・県政

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国政

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衆議院小選挙区選挙では宮崎2区延岡市日向市西都市・児湯郡・西臼杵郡東臼杵郡)に属する。

宮崎県議会

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本町と都農町木城町川南町高鍋町で選挙区(西米良村を除く児湯郡)をなす。定数は3人。近年選出の議員は以下のとおり。

  • 2007年4月
    • 坂口博美(自民)
    • 図師博規(無所属)
    • 松村悟郎(自民)

公共機関

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国の出先機関

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航空自衛隊新田原基地

経済・産業

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下記のような従来ある産業に加えて、2017年に一般財団法人形式の地域商社「こゆ地域づくり推進機構」(こゆ財団)を設立。ライチパパイアの栽培、旅館、カフェなど町外から起業家を呼び込んでいる[5]

第1次産業

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平野部では施設園芸(ピーマンキュウリトマトシンビジウムなど)や早場米の栽培が盛ん。台地では鶏卵肉牛などの畜産業、葉たばこの栽培が中心である。隣の宮崎市佐土原町区域と共に、一瀬川周辺で全国有数のうなぎの養殖(養鰻)が盛んな地域である。

鳥インフルエンザ

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2007年1月30日、町内の養鶏場で鳥インフルエンザによるニワトリの大量死が判明。その後国の機関による検査で、清武町(現・宮崎市)、日向市の同様事例に続き、H5N1型ウイルスが検出され、家畜伝染病予防法に基づく一連の対策が行われた。

第2次産業

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第3次産業

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度重なる風水害の教訓から区画整理が進み、コンビニエンスストアも増えつつある一方、商店街は姿を消しつつある。1981年(昭和56年)に現在のマルショク新富店がオープンするまでは隣の高鍋町西都市佐土原町(現・宮崎市)まで出かけなければならなかった。さらに別表のとおり郊外型の大型店が進出する傍ら、老舗の店舗が破産・廃業に追い込まれているうえ、パチンコ店やゲームセンターで恐喝行為や置き引き、暴走行為が目立ったため、遊戯施設は1990年代中期の平成7年頃に半分以下にまで減った。

地域

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人口

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新富町と全国の年齢別人口分布(2005年) 新富町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 新富町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
新富町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 16,514人
1975年(昭和50年) 16,625人
1980年(昭和55年) 17,220人
1985年(昭和60年) 18,053人
1990年(平成2年) 18,085人
1995年(平成7年) 18,037人
2000年(平成12年) 19,058人
2005年(平成17年) 18,608人
2010年(平成22年) 18,092人
2015年(平成27年) 17,373人
2020年(令和2年) 16,564人
総務省統計局 国勢調査より

国防

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航空自衛隊新田原基地が町内に位置する。

教育

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自衛隊機による騒音対策のため、各校には古くから二重窓ならびに冷房設備がある。

小学校

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中学校

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小中一貫校

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特別支援学校

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交通

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鉄道路線

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  • 中心となる駅:日向新富駅
  • 隣接市町村への連絡:高鍋町・佐土原町 - 日豊本線
  • 都道府県庁への連絡:日向新富駅から列車で25分
  • 広範囲な連絡:日豊本線

路線バス

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道路

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高速道路

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  • E10 東九州自動車道 : (28) 西都IC
    • 西都ICは料金所などの設備の大半が当町に存在するが、高速道路上の標識に “新富” の文字は無く、“西都”としか記載されていない。

一般国道

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県道

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主要地方道
一般県道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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名所・旧跡・観光スポット

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ユニリーバスタジアム新富
県道24号沿いの個人宅にあるシバザクラ。4月が見頃で観光スポットとなる。なお、観光庭園としての公開は2017年限りで終了した。

祭事・催事

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ブルーインパルスの展示飛行(新田原基地航空祭)
  • 座論梅梅まつり(2月
  • サマーフェスティバルin一ツ瀬(8月中旬)
  • そばの花祭り(10月中旬)
  • 新田原基地航空祭(12月上旬)

スポーツチーム

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サッカー

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著名な出身者

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脚注

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  1. ^ 郵便番号検索 > 宮崎県 > 児湯郡新富町日本郵便(2019年9月29日閲覧)
  2. ^ 資料1-3 市町村別平均津波高一覧表<満潮位>”. 内閣府防災情報のページ (2012年8月29日). 2024年2月16日閲覧。
  3. ^ 新富町/議員”. 新富町. 2019年5月13日閲覧。
  4. ^ 「宮崎の過労自殺、8千万円で和解 自治体職員訴訟では初初」 - 共同通信(2012年10月24日)
  5. ^ フロンティア、宮崎にあり/地域商社「こゆ財団」人材育成、東京で起業スクール/ユニリーバANAと協業『日経MJ』2019年9月23日(1面)

関連項目

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外部リンク

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