日向灘
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日向灘 | |
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日向岬(日向市) | |
日向灘(およその位置) | |
座標 | 北緯32度0分 東経131度50分 / 北緯32.000度 東経131.833度座標: 北緯32度0分 東経131度50分 / 北緯32.000度 東経131.833度 |
上位水域 | フィリピン海 |
海洋 | 太平洋 |
国 | 日本 |
主な沿岸自治体 | 宮崎、延岡、日向、日南など |
日向灘(ひゅうがなだ)は、フィリピン海(北西太平洋)の一部で、宮崎県東部沖合の海域。
地形・資源
[編集]海上保安庁が発行する日本の水路図誌(海図)にも掲載されており、宮崎県の南端都井岬から大分県佐伯市の鶴御埼までの沖合とされている[1]。
黒潮が都井岬沖を経て四国沖に達するため、イワシ、マグロ、カツオの回遊する好漁場になっている。また、景観が美しく日豊海岸や日南海岸といった国定公園、更にシーガイアなどの観光資源にも恵まれている。
歴史
[編集]かつては碁石の産地として知られていたが、現在は原料となるハマグリが絶滅寸前に追い込まれている[2]。
今では絶滅したと見られるが、シロナガスクジラ[3]などの大型種やイルカ[4]などの小型種にいたるまでの多様な鯨類、大淀川河口のニホンアシカの棲息地など、豊かな生態系が存在した。日南市には「いるか岬」と呼ばれる地名も残る。
地震
[編集]→詳細は「日向灘地震」を参照
南海トラフの一部にあたる日向灘は地震の巣でもあり、過去に何度も大地震(プレート間地震)が発生している[5][6]。
今後発生が見込まれている南海トラフ巨大地震の際には、日向灘一帯の海岸に最大12mの津波が到達することが予想されている[7]。
日向灘に流れ込む主な川
[編集]脚注
[編集]- ^ 「海の相談室 FAQ 灘ってなに?」、海上保安庁 海洋情報部、2017年9月10日閲覧
- ^ 日向特産 はまぐり碁石ができるまで - 日向はまぐり碁石まつり 日向市公式ウェブサイト内。
- ^ 日本沿岸の個体群はすべて絶滅したと思われる
- ^ イルカ岬という地名が現在でも残る
- ^ “鎌田浩毅の役に立つ地学 大分・宮崎で震度5強の震源 日向灘は「地震の巣」”. 鎌田浩毅 週刊エコノミスト Online. 2024年8月15日閲覧。
- ^ “日向灘”. www.jishin.go.jp. 地震本部. 2024年8月15日閲覧。
- ^ “資料1-3 市町村別平均津波高一覧表<満潮位>”. 内閣府防災情報のページ (2012年8月29日). 2024年2月16日閲覧。