時刻表
時刻表が守られてるってことは、人間世界の秩序が、宇宙の秩序が、なにもかもが守られるべくして守られてるってことだ。時刻表は福音書より重要なんだ。ホメロスより、カントの全著作よりもね。時刻表っていうのは、人間の理性が作った完全な創造物なのだ。
〜 時刻表 について、R.U.R.
時刻表(じごくひょう)とは、鉄道教における聖典を、理解しやすくするために、翻訳したもの。本物はダイヤグラムと言い、2分目ダイアグラムなら、到着、発車時刻が15秒単位でわかるように記載されている。こちらはあまり販売されていないので入手は困難である。入手困難品でありながら、多くの鉄道教徒は読むことができるという。
概略[編集]
19世紀の末にはその存在が確認されているが起源は不明。一説によると1859年にドイツ人の思想家が執筆したとされるが当時の資料が何者かによって焼却処分されてしまったたため詳細は闇に包まれたままである。
構成物質のおよそ8割が鉄分で占めるとされていて、触れたりしゃぶったりすることにより鉄分の補給ができる。 重量はとてつもなく重い。途方も無いぐらい重い。その重さは角川スニーカー文庫数十冊分ほどに匹敵する。 だがページ選択を間違えると鉄オタの天敵である飛行機分を吸収するハメになるので注意が必要である。ちなみに鉄オタは船は天敵ではない(宮島航路があるし)。当然、船分の吸収にも充分に使える。
また、逆に鉄分を吸収してしまう危険性を冒してまで時刻表を入手する飛行機オタもいる。というか鉄分と飛行機分を同時吸収しないと死んでしまう人すらいる。
内容は大半がアラビア数字で表記されているため、読解には高等数学の知識を要する。
入手方法とそれに伴う資格[編集]
時刻表は一般的な書店や駅のキヨスクで販売されているので入手するのは容易そうに見えるが、購入には概ね時刻表検定5級以上を取得してることが条件とされる。時刻表検定を取得していない者が時刻表を購入、或いは所持すると鉄道事業法によって厳しく罰せられる。その量刑の内容としては
- 鉄道唱歌の東海道編を品川駅にて発車メロディーに合わせながらすべて歌いきる。
- JR四国の津島ノ宮駅にて次の列車を待つ。 情状が悪い場合津島で待っているつもりになる。名鉄電車に乗り込むと・・・
- JR九州のバルーンさが駅で降りて一ヶ月以上待ってから帰りの電車に乗る
- 青春18きっぷのシーズンに東海道本線の浜松駅~沼津駅間をひたすら往復する。
- Osaka Metroの全駅に降車する。
- 時刻表を見ずに北海道の超ローカル線の秘境駅を1日4駅以上巡る。 こちらも運が悪いと翌日まで列車がない。
などが確認されており、他にも多岐に渡るという。
時刻表検定では重量のある時刻表を携帯するために必要な体力を備えているか、読解に必要な数学力を備えているか、などが試される。参考までに時刻表検定5級の合格基準を記すと体力測定は重量挙げ250kg、数学力はマサチュー摂津工科大学の理学博士号の取得試験とほぼ同等である。
聖典の分立[編集]
時刻表は、先述の通り鉄道教における聖典であるが、本尊を旧国鉄・JR系統としている教徒の場合、聖典はその版元の違いにより2種類の聖典に分けられ、現代においても双方の聖典が存在しており、毎月の教義改訂により聖典が刊行される。 なお、時刻表検定の公式聖典はJR時刻表(交通新聞社刊行)とされている。
JR時刻表[編集]
交通新聞社(旧弘済出版社)が版元である聖典。 古の時代には「大時刻表」と言う題名で聖典を刊行していたが、国鉄民営化に伴い、JR監修時刻表としての栄誉をJTBから割譲される。JR開業時のダイヤは国鉄が策定したので、JNR監修・JR時刻表という表現がなされたが、後にJR編集時刻表と表記される。 現在のJRの現場においては、こちらが主流であり、各駅窓口に下賜される聖典はこの聖典の別製である。 JR駅窓口にある聖典であるが故に誤植があった時は発行担当は一般人の迷惑行為でもあるだけでなく、鉄道教では業務過失傷害で死刑執行される。
JTB時刻表[編集]
JTBパブリッシング(株式会社JTBより分社、旧JTB出版)より刊行される聖典。 国鉄時代は「国鉄監修交通公社の時刻表」として刊行していたが、国鉄の民営化に伴い公式監修時刻表の地位を弘済出版社に委譲する。しかし、鉄道教徒の聖典として利用されるばかりのみならず、鉄道現場の職員がその教義を確認するために多用していたという経緯もあり、国鉄時代から鉄道教に帰依し、国鉄ピューリタン派と自称する教徒はこちらの聖典を主に用いている。
その他の聖典[編集]
上記に示すほかに、旧国鉄・JRご本尊を仰ぐ信者が用いる聖典としては、コンパス時刻表などの携帯に容易な聖典、特定箇所について抜粋した聖典(代表例としては道内時刻表北海道時刻表等)があり、多種多様の聖典があるが、これらは、あくまで上記の2大聖典を補助するものであり、鉄道教の教徒は、2大聖典のいずれかを所持し、敬意をもって拝謁すべきとされている。
また、鉄道教のなかでも、特に貨物列車宗に属する者のための聖典として「貨物時刻表」も刊行されている。これもまた2大聖典を補助するものと解されているが、鉄道教の中でも最も過激とされる貨物鉄道原理主義派(通称・新FL派)においては「貨物時刻表こそ唯一絶対の聖典」であるとし、2大聖典を軽視している。 なお、この聖典に限っては社団法人鉄道貨物協会が刊行していることは特筆すべきである。
さらに、近鉄王国の列車は、上記の2大聖典の後ろのほうのページにわずかに記載されているだけであった。これに対して国王は、「我が王国内の誇るべき列車たちがないがしろにされている、交通新聞社もJTBも信用ならない!」として独自の聖典を出版する方針を固め、2大聖典から派生する形となった。この聖典は近鉄王国内の聖職者集会場(鉄分をあまり摂らない人には「営業所」に見える)で2大聖典よりも安く販売されている。
一方、最近ではJTBは全国30万の私鉄厨のために私鉄時刻表を発売されているが、月刊ではないためページにによっては錆びた鉄分を吸収するハメになってしまうため注意が必要となる。
使用方法[編集]
列車やバスやチンチン電車の運行時間を調べる[編集]
一般的にこの使い方が限りなく正解に近い。時刻表にはチンチン電車の発車時間やチンチン電車の到着時間、チンチン路線図やチンチン電車の駅名が記載されている。チンチン電車に乗車する際には必帯の書である。
妄想旅行のテキストとして[編集]
鉄道教徒の層は非常に広範囲で、官僚からワーキングプアまで鉄道教徒がいる。学生層やワーキングプア層の鉄道教徒は聖地巡礼をする経済的余裕が無いので、いわゆる「つもり貯金」の要領で行われる「つもり巡礼」に時刻表が使用されている。また、どの聖典を使うかで様々な派閥争いがあり、「最新号以外の使用は、現在運転されている全ての列車に対する冒涜であるため、これを認めない」とする派が最有力である。
座布団として[編集]
座布団の代用品として尻の下に敷く。長い行列に並ぶ時やエクストリーム・鉄子の旅に参加中、著しく時間が余ったときなどに使用。鉄道教の聖典という設定ではあるがそこはスルーで。
枕として[編集]
無人駅での宿泊や長時間に及ぶフェリーでの移動時において使用する。また、自宅での睡眠時に使うことにより睡眠中に鉄分の補給ができるため多忙な人間の多くはこの方法で使用している。なお、「あけぼの」のゴロンとシートで枕として使用すると、非常に多く鉄分を摂取できるが、人によっては鉄分過剰で睡眠障害が起きるという。
ちり紙として[編集]
一般的に時刻表には多数の不要なページが含まれている。具体的に記すと、旅行中の地域とは関係の無いページやピンクのページの後半部分などがそれにあたる。また青春18きっぷを利用する者にとっては水色のページなども不要かつ見てはいけないページとされる。それをおもむろに千切って自慰後の処理や排便後の清拭などに用いられる。あれ?時刻表って聖典だよね?
鈍器として[編集]
その類稀なる重さを生かして鈍器として利用する。あまりにも危険なため前述の通り鉄道事業法によって規制されているが不正に入手した人間によって傷害や殺人などの事件に使われる例が後を絶たない。一部からはマスメディアが「鈍器のようなもの」という言葉を使い報道した場合、そのほとんどは時刻表のことを指しているのではないか、といった声もあがっている。また、有明漫画祭りのカタログが対抗に挙げられるが、そちらのカタログの方が硬い紙を使っているため、鈍器威力が増すと言う噂もある。また、併用する鉄道教徒も存在するからお盆・年末(たまに春?)は注意されると良い。
その他の使い方[編集]
- 検閲により削除
- ア〜ン♥♥
幻想文学としての「時刻表」[編集]
幻想文学としての時刻表は旧ソ連のとあるジョークが発祥である。
とあるモスクワの書店にて 客「時刻表を探しているのだが」 店員「それなら幻想文学の棚にあります。」
当時のソ連では政治的な影響で旅客列車の運行が間引かれたり一週間も遅延するなどで、ダイヤは崩壊状態にあった。定時運行?なにそれおいしいの?
また、世界各国でも恒常的に遅延や運休が発生する路線の時刻表を「幻想文学」と評するようになり、未だに多くの信者たちが夢うつつのなかに取り残されている。
日本における幻想文学としての時刻表[編集]
いくら定時性が保証されている日本でも、ダイヤが崩壊することも少なくはない。特にトラブルの多い以下の路線の時刻表が幻想文学である。
- 2008年の開業からしばらくは混乱を招き、ラッシュ時はほぼ毎日遅延が発生した。
- 新河岸駅の事故が多い。
- 東の中央線、西の阪和線といったグモッチュイーンの多発地帯。
- 比良の風が運行を妨げる。特に冬場は月に数回は運休になる。
- 某組織のストライキにより全線終日運休になる事がある。
- しかし毎年3月に必ず行われるため、沿線住民からすれば想定の範囲内の事なので、「幻想文学としての時刻表には当てはまらない」という意見も一部の識者からはあがっている。
ラーダЛАДАのマニュアルとして[編集]
ロシア人は器用であり、多少の故障に関しては自分で直してしまう。しかし、ラーダЛАДА[1]のマニュアルの後半は時刻表となっており、出先で故障しても無事帰宅できるように親切な取り計らいがしてある。
関連項目[編集]
この「時刻表」は、混雑がひどく、両数を増やす案が出ています。両数を増やして下さる協力者を求めています。 (Portal:スタブ)