まれ
まれとは、2015年4月から同年9月まで放送されたNHKの連続テレビ小説である。金沢県の能登と横浜県の県都が舞台である。
あまちゃん、ごちそうさん、花子とアン、マッサンの直近4代が築き上げてきた朝ドラ復権ムードをいとも簡単にぶち壊したその姿勢は「純と愛の再来」と評されることもある。
概要[編集]
「『よくあるよくある』とうなずくような作品」を目指す姿勢のもと、父親が夢を追いすぎ自己破産して夜逃げした。反面教師の父に対して娘はコツコツ地道に行くと思いきや急なパティシエ転身、家族計画をこれでもか!としていたと思いきや双子を妊娠など「人生は思い通りに行かない」ということを表現して共感を集め、視聴率は15%を割らなかった。なお、直近4代は後半になっても20%を超えていたが、まれに関してはそれを下回った。NHKによると「高校野球と世界陸上が悪い」とのことだが、平均視聴率はかの純と愛以来となる20%以下を記録する久々の「迷作」となった。
内容[編集]
東京で暮らしていた津村家であるが、父親・徹が借金を抱え能登に夜逃げ。その父親の姿を反面教師とし地道に地道に生きていく希。市役所に勤務し、ようやく落ち着いた矢先に夢を思い出し、単身横浜でパティシエに転身する。俺様のオーナーパティシェのドSな指導の下、路線に乗り始めてきたが、このタイミングで徹が自己破産、友人・紺谷圭太が入院し急遽里帰り、そのまま腰を落ち着けることになり、圭太が祖父から輪島塗を継承したかと思いきや今度は圭太の父親が横やり、うんぬんかんぬんの末圭太が継承、その後入籍しようやく安定してきたため希が今度はパティシエに復帰するも、自らの店舗を持つが全く売れずに経営が低迷、V字ほどでもないv字程度回復した、そんなところで無計画にも双子を妊娠。
寝る間も惜しんで経営の改善を模索していた希がいつ子作りしたのかという話であるが、ここから一気に投げやりのように出産、そしていつの間にか小学生になる展開に視聴者からは「純と愛か」というツッコミが飛び出したが、純と愛は矢先すら見つからないほど急展開に次ぐ急展開だったため、純と愛よりはまだマシである。
双子が生まれる前に家出した徹が最終回寸前に帰宅、その後結婚式を行っていなかった希と圭太の結婚式を行い、最終回にまれが一人で演説する姿はどこかで見たような展開で、脚本家に「二番煎じ」との理由でNRVが貼られてもおかしくないような最終回であった。
というのは実は表の話であり、裏ではアンパンマンがまれを乗っ取り、顔が変わらない日常や一般人の生活を調査しているのだが、それを知る人はあまりいない。まるで暴れん坊将軍のような話である。なお、表においてもアンパンマンが毎回どこかに出演しているがなかなか気づかれていない。
評価[編集]
「動画付き時報」とまで言われた暗黒の時代を振り払い、純と愛が示した「朝ドラで現代劇はウケない」という説を蹴り飛ばすという大きな遺産を残したあまちゃん。それを丸ごと使い果たし、「やっぱり朝ドラは昭和や明治がいい」と年寄りに再確認させてしまった超挑戦的ドラマとして、「まれ」は語り継がれていくことになる。
また「朝ドラ俳優は一発屋」という説も同時に蹴り飛ばし、主演の土屋太鳳はバラエティを中心に民放各社で活躍することになる。…誰だね、ドラマがコケたおかげでジンクスに飲まれなかったとか言うのは。
関連項目[編集]
企業 : | 日本放送協会 | 日本放送教会 |
---|---|
放送 : | NHK総合テレビジョン | NHKEテレ | NHKBS1 | NHKBSプレミアム | BS4K | BS8K | NHKラジオ第1 | NHKラジオ第2 | NHK-FM放送 |
連続テレビ小説 : | おしん | 君の名は | ちゅらさん | ゲゲゲの女房 | 梅ちゃん先生 | 純と愛 | あまちゃん | 花子とアン | マッサン | まれ |
大河ドラマ : | 草燃える | 新撰組 | 風林火山 | 天地人 | 江 |
その他の番組 : | 日本の話芸 | その時歴史が動いた | NHKのど自慢 | 爆笑オンエアバトル | プロフェッショナル 仕事の流儀 | プロジェクトX-挑戦者たち- | あさイチ | 見つけてこわそう | NHK杯テレビ囲碁トーナメント | ためしてガッテン | ダーウィンが来た! |