炭酸水素塩
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2024年6月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
炭酸水素塩(たんさんすいそえん、hydrogencarbonate)または重炭酸塩(じゅうたんさんえん、Bicarbonate)は炭酸水素イオンを含む、水素塩(酸性塩)の一種である。リチウムを除くアルカリ金属塩、カドミウム塩、およびアンモニウム塩などが固体の結晶として単離されているが、アルカリ土類金属その他の炭酸水素塩は、これらの炭酸塩と過剰の二酸化炭素の反応により水溶液中でのみ存在し、固体として分離しない。
炭酸水素塩 | |
---|---|
別称 Hydrogencarbonate[1] | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 71-52-3 |
PubChem | 769 |
ChemSpider | 749 |
KEGG | C00288 |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL363707 |
バイルシュタイン | 3903504 |
Gmelin参照 | 49249 |
3DMet | B00080 |
| |
特性 | |
化学式 | HCO− 3 |
モル質量 | 61.0168 g mol−1 |
精密質量 | 60.992568898 g mol−1 |
log POW | −0.82 |
酸解離定数 pKa | 10.3 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
アルカリ金属塩も水溶液の加熱および、固体の200℃程度の加熱により分解して炭酸塩となる。
炭酸水素イオン
編集炭酸水素イオン(たんさんすいそいおん、hydrogencarbonate, HCO−
3)は炭酸の1段階目の電離により生成し、炭酸水素塩中に存在する1価の陰イオンである。このイオン を重炭酸イオン(じゅうたんさんいおん、bicarbonate)と呼ぶこともある。例えば、NaHCO3 は「炭酸水素ナトリウム」または「重炭酸ナトリウム」と呼ばれる。
生体内での役割
編集この節の加筆が望まれています。 |
主な炭酸水素塩
編集脚注
編集- ^ a b “hydrogencarbonate (CHEBI:17544)”. Chemical Entities of Biological Interest (ChEBI). UK: European Institute of Bioinformatics. 2014年9月7日閲覧。