シロクロライン

D.Gray-manのクロウリーファンブログです。DグレはジャンプSQ.RISEで連載中!(ネタバレは発売日以降)

レス: 設定考察派の存在意義

赤マルDグレの感想を求めてサーチを巡ったり検索をかけたりする今日この頃。
設定について証拠を集めて考察したり色んな仮説を立てたり
謎用語の語源を調べたりする人がいて大変楽しいです!!

普通に綺麗な絵やキャラのカッコよさを楽しむのも大好きだけど、
それとは別次元で、張り巡らされた伏線を追うのが面白いんですよ…!!

まあこういう楽しみ方は全体的に見ると少数派なんですけどね。


続きからコメントレスです。ライト層と設定考察派について色々。

■8月16日13時36分の方

サイトの死を回避する、を拝見して、少し考えさせられることがあり、メッセージを送らせていただきました。

>「好き」なだけではどんな居場所もいつか駄目になってしまう
自分にも心当たりがあり、身につまされる思いです。

でも、オタクがらみの人間関係については日常の人間関係以上に強い絆が生まれることもある反面、酷薄さがむき出しになる恐ろしさもあると思います。マイノリティ間でこそ底意地悪い差別が生まれてしまう、みたいな。


確かにそうですね。
そうやって駄目になっていくコミュニティを私は沢山見てきました。ネットに限らず。


ジャンプ系のようなメジャージャンルの”読み専”と呼ばれる人たちの中には「特定のキャラクター(とのカップリング)に萌えればそれで後は別に」という人が少なくないのが現実です。
その中でとらみさんのようにキャラクターのバックグラウンドへの考察や、データの集積をされている方がご自分から「地味だ」とおっしゃることがあまりにも多いのが悲しくてなりません。


まあ実際あんまり派手にやるものではありませんからね。
ライト層の数が圧倒的に多くて、そこから突き詰めて考えるような博覧強記型のオタクが少ないのはジャンプに限った話でもないかなと思います。
私はどちらの存在も必要だと認識しているので、できたら両方が敵対することなく上手くやれたら嬉しいんですけどね。
浅い人お断りのマニアばかりだと、新規が入り辛くなっていずれそのジャンルは衰退しますし
深い人お断りのライトばかりだと、飽きたり別のものに転んだりして居なくなるのも速いですし。

人間は、自分の考え方を否定するかもしれない人間を差別・迫害する傾向があるので
よっぽど上手く距離を取らないと難しいかなとも考えています。



コミックマーケットのカタログの隅で「どんどんわかりやすい形に流れていって、物を考えなくなってただ与えられることに満足している人が増えているのではないか」とスタッフの方が憂えていたのですが、萌だけではなく考察することもまた表現なのだという認識がもって根付いてほしいと願わずにいられません。

私としても、色々考察する人が増えて下さると嬉しいです!!
他の人の記事を読んで自分の考えが深まる事も多いですし、自分の記事に別視点からのツッコミを頂く事でより真実に近づく事もできますからね。

が、そういうのはハッキリ言ってかなりエネルギーを消費するんです。

私は色々な漫画が大好きですが、それら全ての漫画に対してDグレと同じだけの労力をかけるほどのキャパシティは無いんです。

そして、私はワンピースも大好きなのですが
あれは設定考察ブログをあちこちまわっては「あ、あの伏線はそういう事だったのか!」と教えられてばかりなんです。ハンコックの元ネタとか。
だから、私はワンピースなどのDグレ以外の漫画に対しては
「物を考えなくなってただ与えられることに満足している人」なのだと思います。
受信のみで全く発信をしていないという意味で言えば。

だからまあ、それはそれでいいんじゃありませんかね?
考察派は考察派で、その筋の人間に評価されていると思いますよ。創作ほど華やかな世界ではないので分かり辛いですが。


私個人としては、Dグレの設定がややこしくて投げそうな人達に対して
うっかり流れて来たくなるような「わかりやすい形」を作れたらいいなぁと考えています。
まあそれだけでもないのですが、あくまで目的の一つとして。

あと多分、「物を考える事」は人間の心理構造上、皆好きなんじゃないかと思いますよ。
表現方法や深度、リソースの配分に大きく個人差があるだけで。
同人誌購入の取捨選択も「物を考える事」の一種ですしね。


何か勘違いをしていたらごめんなさい。
コメント嬉しかったです。ありがとうございました!!
あとほぼ全文引用してごめんなさい。この文は是非載せたかったんです…!!
2009年08月21日(金) この記事をツイート