その「彩京シュー」のもっとも有名な作品がスマホに登場しています。
「GunBird 2」(ガンバード2)です。
キャラクターの個性の強さとテンポの良い展開を持つ、縦スクロールのシューティングゲームです。
魔法と機械の世界が舞台で、ファンタジー系ですね。
彩京は 2000 年代初頭、シューティングの衰退や弾幕シュー(ケイブシュー)に人気が移った影響で消滅しており、今作の移植を行ったのは韓国のメーカーです。
公開は mobirix という韓国のパブリッシャーで、ここは今年ケイブと業務提携したことが報じられていました。
内容はスマホに合わせて、難易度とシステムがアレンジされています。
かなり簡単になっていますが、オリジナルは難しかったので、このぐらいの方が遊びやすくて良いと思います。
韓国はシューティングゲームのクオリティがイマイチで、過去の 虫姫さま 究極バトル などもガッカリな内容だったのですが、今作は見劣りしない移植になっています。
価格は無料。 ただし課金とスタミナがあります。 広告はありません。
スタミナは1ゲームが長いこともあって、それほど気になりません。
特殊攻撃とボムのボタンがあり、特殊攻撃は短く押すと近接攻撃、長押しするとタメ撃ちになります。
設定の「Motion」を ON にすることで、二本指タップやダブルタップでの発動も可能。
指置き場はありませんが、操作性は良好ですね。
特殊攻撃は使用時にゲージを消費します。 ゲージは自然に増えていきますが、なくなっていると使えません。
また、ゲージが多いほど強力な攻撃になります。
たまにパワーアップアイテムが出て来て、取るとショットが強化されますが、すぐにフルパワーまで達してパワーダウンしないため、ほぼ最強の状態のままで進みます。
彩京シューの特徴は道中が短く、すぐボス戦になること。
そしてボスが変形を繰り返し、多彩な攻撃を繰り出してくること。
ここのゲームは船だろうと飛行機だろうと建物だろうと、どんなボスでも最終的にロボットになったりするのですが、今作でも同様ですね。
1ステージが短めで、サクサク進むのも特徴です。
もう1つ、不意打ち的に撃ってくる超高速弾「彩京弾」による、初見殺しなゲーム性も彩京シューの特徴だったのですが、このアプリでは見られません。
「彩京弾がないんじゃ彩京シューじゃねぇ!」と言いたくなる方もいると思いますが・・・
私は彩京弾は嫌いだったので、そこは気にならないかな。
とは言え、彩京弾的に初見殺しビームを連発するボスはいるのですが・・・
オリジナルは残機制でしたが、スマホ版はライフ制になっています。
最初はハートを1つ持っていて、被弾すると減少、0で被弾するとゲームオーバーです。
※左は近接攻撃を出しているところ。 リスクはありますが強力。
右はマリオンの敵弾をお菓子に変えるボムを発動しているシーンですが、このボムは弾消ししか出来ないので弱い。
マリオンは特殊攻撃が強めでボムが弱いタイプですね。
ゲーム中にコインを取るとお金が増えていき、それを使ってキャラを購入できます。
ガンバード2は個性的なキャラクターも特徴ですが、最初は「マリオン」という魔法少女なキャラしか使えません。
他のキャラはコインを集めて購入することになりますが、多くのキャラは「ステージ5に到達」「50万点突破」などの条件も満たさないと購入できません。(課金通貨で無理やりアンロックすることも出来ますが)
新キャラを獲得すると、初期キャラに選べるだけでなく、コンティニューも出来るようになります。
やられても他のキャラに交代し、コインを支払うことでゲーム続行が可能。
もちろん全員やられたら終了ですが。
コインは他にも、キャラのレベルアップ、使い捨てアイテム(ライフアップやボム)の購入、パートナーの獲得などに使用します。
重要なのはパートナーで、「ガチャ」であるため誰を得られるかはランダムですが、得たキャラクターは CPU が操作する 2P キャラとして使えます。
つまり、疑似マルチプレイが可能です。
パートナーには特殊能力と行動パターン(追従型や対称型など)があり、連れて行くと経験値が貯まってレベルも上がります。
この辺の成長要素や収集要素は、何度もやる気になれるので良いですね。
また、キャラの組合わせによってステージ間の会話シーンやエンディングも変化します。
ただ、問題は・・・ 得られるコインが少ない。
1ゲームで 1000 コインほどしか得られないのに、キャラの獲得に 15000、パートナーも 10000 必要。
ミッションの達成やログインボーナスでも増えますが、これはちょっと渋い・・・
よって初期資金の使い方が重要になります。
最初に 15000 ほど持っていますが、まずはパートナーの獲得を優先して下さい。 ここで新キャラを買ってしまうと戦いが辛いことに。
1人で戦うより、疑似でも2人で戦った方が強いに決まっているので。
そしてキャラのレベルをある程度上げて、それから新キャラの購入を目指しましょう。
※左はキャラ選択画面。 でもまずはプレイヤーキャラよりパートナーのゲットを!
アイテムは全部使い捨てなので、利用するのはお金に余裕が出来てから。
右はモードセレクト・・・ と言うか、開始ステージの選択。
1周目をクリアすれば最初から2周目の PRO を選べますが、利用に 1000 コインかかる。
1ゲームで 1000 コインぐらいしか得られないんだから、こんなの使ってたらお金が貯まらない・・・
※悪役三人組。 えぇ、激しくテンプレな三人です。 ボス戦以外に道中でもチラホラ見かけます。
右は主人公の絵ですが、何となく昭和・・・ このゲームが出た 1998 年は平成 10 年ですけどね。
シューティング初心者でも楽しめる、かなり遊びやすい難易度になっているので、万人にお勧めできます。
さすがにケイブシューと比べると数段落ちますが、十分な内容。 しかも無料アプリで広告なし。
ちょっと古さを感じるキャラも味があると言えるでしょうか。
なかなか強化やキャラの購入を行えませんが、私的には良アレンジの移植だと思います。
・GunBird 2(iPhone 版、iTunes 起動)
・GunBird 2(Android 版、Google Play へ移動)
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