フランス・パリに行く前に読んでおいて役に立った本、読むべきおすすめの本

実際読んで役に立ったものだけに厳選したが、それでも冊数が多くなり長文になり過ぎたので、解説は全て割愛した。

定番スポットは制覇した上級者向け
『知っていればもっと楽しめる Amour! フランス旅行術 ガイドブックに載らない達人の知恵50』高橋雅代


『パリでしたい100のこと 大好きな街を暮らすように楽しむ旅』トリコロル・パリ 
パリでしたい100のこと 大好きな街を暮らすように楽しむ旅

パリでしたい100のこと 大好きな街を暮らすように楽しむ旅


『ガイドブックにないパリ案内』稲葉宏爾    
改訂版 ガイドブックにないパリ案内 (FIGARO BOOKS)

改訂版 ガイドブックにないパリ案内 (FIGARO BOOKS)


『ラリックをめぐるフランスの旅』南川三治郎 
ラリックをめぐるフランスの旅 (Shotor Museum)

ラリックをめぐるフランスの旅 (Shotor Museum)

『アール・ヌーヴォー建築―華麗なる世紀末』橋本文隆 
図説 アール・ヌーヴォー建築―華麗なる世紀末 (ふくろうの本)

図説 アール・ヌーヴォー建築―華麗なる世紀末 (ふくろうの本)


『アールヌーヴォーの残照―世紀末建築・人と作品』小谷匡宏 
アールヌーヴォーの残照―世紀末建築・人と作品―

アールヌーヴォーの残照―世紀末建築・人と作品―


『アール・ヌーヴォーの邸宅』下村純一  

『フランス 庭園の旅』巖谷國士 

 蚤の市等で掘り出し物アンティーク・ブロカントを探す
『パリ蚤の市散歩 とっておきガイド&リペア・リメイク術』清水友顕  

増補改訂版 パリ蚤の市散歩 ~とっておきガイド&リペア・リメイク術

増補改訂版 パリ蚤の市散歩 ~とっておきガイド&リペア・リメイク術


『パリ&パリから行くアンティーク・マーケット散歩』石澤季里  
パリ&パリから行く アンティーク・マーケット散歩 (FIGARO BOOKS)

パリ&パリから行く アンティーク・マーケット散歩 (FIGARO BOOKS)


『パリのアンティーク屋さん』ジュウドゥポゥム  
パリのアンティーク屋さん

パリのアンティーク屋さん


『ブランド・ジュエリー30の物語』山口遼 

『ガレのガレ エミール・ガレの神髄』 
ガレのガレ エミール・ガレの神髄 Gallé's Gallé: The Masterpieces of Emile Gallé

ガレのガレ エミール・ガレの神髄 Gallé's Gallé: The Masterpieces of Emile Gallé


『フランス洋食器の旅』浅岡敬史 
フランス洋食器の旅

フランス洋食器の旅


『パリのヴィンテージファッション散歩』清水友顕   
パリのヴィンテージファッション散歩〜ファッショニスタによるとっておきパリガイド

パリのヴィンテージファッション散歩〜ファッショニスタによるとっておきパリガイド

かわいい雑貨・コスメを探す
『madame FIGARO 2018年5月号 可愛いパリ』 


『新版 パリでかわいいものさがし』トリコロル・パリ  
新版 パリでかわいいものさがし

新版 パリでかわいいものさがし


『パリのかわいい雑貨店案内』とのまりこ 
パリのかわいい雑貨店案内

パリのかわいい雑貨店案内


『パリのかわいいおみやげガイド』ジュウドゥポゥム 
パリのかわいいおみやげガイド

パリのかわいいおみやげガイド


『フランス香水伝説物語:文化、歴史からファッションまで』 
フランス香水伝説物語:文化、歴史からファッションまで

フランス香水伝説物語:文化、歴史からファッションまで


『Millie moi 「パリの小道」案内』酒井景都 
Millie moi : お菓子、雑貨、インテリア、酒井景都の愛しい「パリの小道」案内 (Marble Books, Europikha 2)

Millie moi : お菓子、雑貨、インテリア、酒井景都の愛しい「パリの小道」案内 (Marble Books, Europikha 2)


『カイエ・ロマンティーク』酒井景都 
カイエ・ロマンティーク―酒井景都のロマンティック・ノート (MARBLE BOOKS)

カイエ・ロマンティーク―酒井景都のロマンティック・ノート (MARBLE BOOKS)

フランス語で会話ができるようにする
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!CD付』清岡智比古  

フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!(CD付・改訂版)

フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!(CD付・改訂版)


『CDブック これなら覚えられる! フランス語単語帳』 
CDブック これなら覚えられる! フランス語単語帳

CDブック これなら覚えられる! フランス語単語帳


『ワンテーマ指さし会話 パリ×アンティーク』  
ワンテーマ指さし会話 パリ×アンティーク (とっておきの出会い方シリーズ)

ワンテーマ指さし会話 パリ×アンティーク (とっておきの出会い方シリーズ)


『フランス語 拡聴力』久松健一  
[新版]フランス語 拡聴力

[新版]フランス語 拡聴力


『気持ちが伝わる! フランス語リアルフレーズBOOK』パトリス・ルロワ, 國枝孝弘  
気持ちが伝わる! フランス語リアルフレーズBOOK (リアルフレーズBOOKシリーズ)

気持ちが伝わる! フランス語リアルフレーズBOOK (リアルフレーズBOOKシリーズ)

定番・流行を楽しみたい初心者向け
[https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023339474/memoryofgentl-22/:title=『ハレ旅 パリ』] 

ハレ旅  パリ (改訂版)

ハレ旅 パリ (改訂版)

『地球の歩き方MOOK パリ ランキング&マル得テクニック! 2018~19』 
『地球の歩き方 aruco パリ 2019~2020』 
01 地球の歩き方 aruco パリ 2019~2020 (地球の歩き方aruco)

01 地球の歩き方 aruco パリ 2019~2020 (地球の歩き方aruco)


『地球の歩き方 パリ&近郊の町 2018~2019』 

『テーマで選べる かんたん1日パリめぐり』トリコロル・パリ 
テーマで選べる かんたん1日パリめぐり

テーマで選べる かんたん1日パリめぐり


『ルーヴル美術館 収蔵絵画のすべて』 
ルーヴル美術館 収蔵絵画のすべて

ルーヴル美術館 収蔵絵画のすべて


『CREA Traveller Spring 2018 新しいパリ』 

『サロン・デュ・ショコラ・オフィシャルムック』 

歴史・芸術・文化を深く掘り下げたい人向け
『パリ歴史散歩 メトロにのって ロラン・ドゥッチ』  

パリ歴史散歩 メトロにのって【旅行好き、歴史好きのかたにオススメ! メトロでパリの時間旅行へ】

パリ歴史散歩 メトロにのって【旅行好き、歴史好きのかたにオススメ! メトロでパリの時間旅行へ】


『映画でお散歩パリガイド』ジュウドゥポゥム 
映画でお散歩パリガイド

映画でお散歩パリガイド


『フランス映画史の誘惑』中条省平 
フランス映画史の誘惑 (集英社新書)

フランス映画史の誘惑 (集英社新書)


『名画とファッション』深井晃子 

『パリ・モードの200年』南静  

『オートクチュール: パリ・モードの歴史』フランソワ=マリー グロー   
オートクチュール: パリ・モードの歴史 (文庫クセジュ)

オートクチュール: パリ・モードの歴史 (文庫クセジュ)


『ベル・エポックの百貨店カタログ―パリ1900年の身装文化』 
ベル・エポックの百貨店カタログ―パリ1900年の身装文化

ベル・エポックの百貨店カタログ―パリ1900年の身装文化


『すぐわかる作家別アール・ヌーヴォーの美術』岡部昌幸  
すぐわかる作家別アール・ヌーヴォーの美術

すぐわかる作家別アール・ヌーヴォーの美術


『アール・ヌーヴォーの絵はがき―ベル・エポックのエスプリ』 

『美の壺 アールヌーヴォーのガラス』 
NHK 美の壺 アールヌーヴォーのガラス (NHK美の壺)

NHK 美の壺 アールヌーヴォーのガラス (NHK美の壺)


『アール・ヌーヴォーとアール・デコ―甦る黄金時代』 千足伸行

『フランス文化読本』 
フランス文化読本 フランスを知るための16の窓

フランス文化読本 フランスを知るための16の窓


『パリの秘密』鹿島茂
パリの秘密 (中公文庫)

パリの秘密 (中公文庫)


『失われたパリの復元: バルザックの時代の街を歩く』鹿島茂

『19世紀パリ時間旅行 失われた街を求めて』鹿島茂
19世紀パリ時間旅行 失われた街を求めて

19世紀パリ時間旅行 失われた街を求めて


『パリ五段活用 時間の迷宮都市を歩く』鹿島茂 

『パリ時間旅行』鹿島茂 
パリ時間旅行 (中公文庫)

パリ時間旅行 (中公文庫)


『二度目のパリ 歴史歩き』ジョン・バクスター  
二度目のパリ 歴史歩き

二度目のパリ 歴史歩き


『フランス三昧』篠沢秀夫  
フランス三昧 (中公新書)

フランス三昧 (中公新書)


『VOGUE ON ココ・シャネル』
VOGUE ON ココ・シャネル VOGUE ONシリーズ (GAIA BOOKS)

VOGUE ON ココ・シャネル VOGUE ONシリーズ (GAIA BOOKS)


『この世でいちばん美しい愛の手紙』 
この世でいちばん美しい愛の手紙 (ヴィレッジブックス)

この世でいちばん美しい愛の手紙 (ヴィレッジブックス)


『サラ・ベルナールの世界 パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華』  
サラ・ベルナールの世界 ーパリ世紀末ベル・エポックに咲いた華ー

サラ・ベルナールの世界 ーパリ世紀末ベル・エポックに咲いた華ー

フランス文学、象徴詩を復習する
『訳詩集 海潮音』上田敏 

海潮音―上田敏訳詩集 (新潮文庫)

海潮音―上田敏訳詩集 (新潮文庫)


『訳詩集 月下の一群』堀口大學 

『訳詩集 珊瑚集』永井荷風 
珊瑚集―仏蘭西近代抒情詩選 (岩波文庫)

珊瑚集―仏蘭西近代抒情詩選 (岩波文庫)


『フランス詩大系』窪田般彌 
フランス詩大系

フランス詩大系


『巴里幻想譯詩集』日夏耿之介,矢野目源一,城左門 
巴里幻想譯詩集

巴里幻想譯詩集


『フランス名詩選』安藤元雄, 渋沢孝輔,入沢康夫  

『フランス文学案内』渡辺一夫, 鈴木力衛 
フランス文学案内 (岩波文庫)

フランス文学案内 (岩波文庫)


『現代フランス文学作家作品事典』佐藤朔,白井浩司,若林真 

『フランス文学小事典』 
フランス文学小事典

フランス文学小事典

「美しく気高いものはすべて、筋道の通った理論と周到な計画の結果、生み出されたものである」(ボードレール)

くらもちふさこをこれから初めて読む人におすすめの作品ベスト15

NHK朝ドラ『半分、青い。』が終わってしまった。ヒロイン・楡野鈴愛が弟子入りする憧れの漫画家・秋風羽織の作品として、くらもちふさこ作品が実名で登場して驚いた半年前が懐かしい。くらもちふさこといえば、1972年にデビューして以来、それまでの少女マンガにありがちな上流階級ものや歴史ロマン、スポ根、オカルト趣味、SFファンタジー等の非現実設定による夢物語ではなく、現実味溢れる日常生活を舞台とし、等身大の登場人物の心象風景を台詞以上に卓越した描写表現で描き、ポスト24年組ともひと味違うジャンルを築き上げた。連続した動きによって表現するアニメとの決定的な違いである技法「コマ割り」による視線誘導やリズム感が作り出す「タテ27cm×ヨコ18cm」の限られた空間世界は、アニメや映画よりも、むしろ音楽に近い感覚で展開されている。こうした独特な表現やストーリー構成は常に革新され、洗練さを増し、くらもちふさこは『別冊マーガレット』の看板作家となっていった。少女漫画史に残る名作を数多く発表し、後進作家に大きな影響を与えた珠玉の名作揃いの作品群の中でも、今回はビギナーにも特にお勧めできる15作品を選んでみた。

15位『白いアイドル』1975年  握手会が当たり前の地下アイドルなど存在しない、アイドルが雲の上だった時代に、アイドルが抱えた苦悩とピュアな恋。表題作他、貴重な初期作品集。

14位『わずか1小節のラララ』1978年 短編シリーズもの。ロックバンドの友情と淡い恋。13位『A-Girl』1984年モデルと彼に振り回される姉妹。『半分、青い。』ではユーコ(清野菜名)へ漫画の生原稿をプレゼントされた。12位『いろはにこんぺいと』1982年 幼馴染への恋心は天邪鬼な態度のせいで進展せず、高校生活に突入し…。切ない恋の心情を繊細に描いている。11位『チープスリル』1990年 連載を中断するほど精神的に追い詰められた中で書かれた力作。三者三様の恋模様を丁寧に描き分けた。10位『アンコールが3回』1985年人気歌手とマネージャーの極秘婚。ツンデレものの極北。9位『糸のきらめき』1977年 音楽という共通項でしか結ばれない切ない想いを歌に乗せ…。同時収録の『一枚の年輪』も隠れた傑作短編。8位『ハリウッド・ゲーム』1981年 恋とは落ちるもの。愛とは互いに育むもの。kindleでも取扱いが無いのが不思議。7位『駅から5分』2005年 駒込が舞台。伏線回収が素晴らしい、オムニバス形式の連作。6位『海の天辺』1988年 初恋の相手はモテ教師。ありがち設定でも繊細に描けばこうも違う。『半分、青い。』ではボクテ(志尊淳)へ漫画の生原稿をプレゼントされた。5位『天然コケッコー』1994年 山と海に囲まれた田舎が舞台。東京から来た転校生との恋。『別マ』から『コーラス』に舞台を移し心機一転、作風をガラッと変えた意欲作。結果、新たなファンも掴み、講談社マンガ賞受賞。映画化もされた。4位『花に染む』2010年 手塚治虫文化賞受賞。トラウマを抱えた弓道の名手と彼を取り巻く女性たち。小説にはできない描写により、それぞれの思いを巧みに表現。全8巻一気読み必至。
花に染む 1 (クイーンズコミックス)

花に染む 1 (クイーンズコミックス)

3位『おしゃべり階段』1978年 悩んだ日々は決して無駄にはならない!悩めるティーンのバイブルとなった三角関係もの。2位 『いつもポケットにショパン』1980年忘れ得ぬ名シーンが多い初期の代表作。家族、友情、恋を通した心の成長譚。『半分、青い。』ではヒロインが漫画家を目指す切欠となった。1位『東京のカサノバ』1983年 イケメンの兄とブラコンの妹。ところが実の兄ではないとある日判明し…。キャッチフレーズは「ハイセンスな、シティ感覚100%のラブ・ストーリー」といかにもなんクリ世代だが、決して色褪せない恋愛漫画史上最高傑作と言い切っていい。
東京のカサノバ 1 (集英社文庫(コミック版))

東京のカサノバ 1 (集英社文庫(コミック版))

次点『Kiss+πr2』1986年 繊細で影のある男の子が主人公という点が魅力。もっと注目されるべき隠れた良品。

『くらもち本 くらもちふさこ公式アンソロジーコミック』2018年 椎名軽穂や河原和音、聖千秋等豪華作家陣によるトリビュート作品集。

『くらもちふさこ デビュー45周年記念 ときめきの最前線 』文藝別冊ムック』 2017年 単行本未収録作掲載。萩尾望都/槇村さとる/いくえみ綾等も寄稿。

今回記事を書くにあたり、所持していなかった旧作を探したが、初期の名作のほとんどがコミックとしては売り切れ状態でkindleのみ入手可。古書コレクターとしては考えたくもないことだが、いっそのことマンガモデルのkindleを買ったほうが得な気もしてきた。

香水初心者向け定番香水20選(現在日本で入手可能な香水のみ)

今回のテーマは、香水嫌いな人にこそおすすめの老若男女誰にでも好かれる初心者向け定番名香水。そのため、シャネル5番やオピウム、パリ、プアゾン、タブー等の香水嫌いの切欠になりそうなsillage(香跡)や拡散性の強い香水は極力除外した。
個人的には今回多くランクインさせたプレステージ/ラグジュアリーブランドよりも、セルジュ・ルタンスやザ・ディファレント・カンパニー等のメゾン系/ニッチブランドが好みだが、入手のしやすさや価格の手頃さも考慮した順位とした。

20位 クール ウォーター (ダビドフ) Davidoff Cool Water 1988
・調香師=Pierre Bourdon
・ヘッドノート=Lavender, Coriander, Peppermint, Rosemary, Orange Blossom, Green notes
・ハートノート=Jasmine, Oakmoss, Geranium, Sandalwood, Neroli
・ベースノート=Amber, Musk, Sandalwood, Tobacco, Cedarwood

19位 アビ ルージュ (ゲラン) Guerlain Habit Rouge 1965
・調香師=Jean Paul Guerlain
・ヘッドノート=Bergamot, Lemon, Rosewood, Basil, Pimento
・ハートノート=Sandal,Carnation, Patchouli, Cedar, Rose, Cinnamon
・ベースノート=Vanilla, Amber, Moss, Leather, Benzoin, Labdanum, Olibanum 18位 フラカ (ロベール ピゲ)Robert Piguet Fracas 1948
・調香師=Germaine Cellier
・ヘッドノート=Bergamot,Mandarin, Hyacinth, Green notes
・ハートノート=Tuberose, Jasmine, Orange flower, Lily of the valley,
White iris, Rose, Violet, Jonquil, Carnation, Coriander, Peach,
Osmanthus, Pink geranium
・ベースノート=Musk, Cedar, Moss, Sandalwood, Orris, Vetiver,
Tolu balsam, Amber, Benzoin
Fracas (フラカス)3.4 oz (100ml) EDC Spray by Robert Piguet for Men

Fracas (フラカス)3.4 oz (100ml) EDC Spray by Robert Piguet for Men

17位 ブラック (ブルガリ)Bvlgari Black 1998
・調香師=Annick Menardo
・ヘッドノート=Lapsang souchang tea, Bergamot, Jasmine
・ハートノート=Cedar, Sandalwood, Leather
・ベースノート=Amber, Musk, Vanilla
ブルガリブラック EDT 75ml

ブルガリブラック EDT 75ml

16位 エンジェル (ティエリー ミュグレー) Thierry Mugler Angel 1992
・調香師=Olivier Cresp, Yves de Chiris
・ヘッドノート=Bergamot, Strawberry, Dewberry, Helonial, Honey, Jasmine, Orchid, Rose
・ハートノート=Chocolate, Caramel, Coumarin
・ベースノート=Patchouli, Sandalwood, Vanilla, Musk 15位 バンディ (ロベール ピゲ) Robert Piguet Bandit 1944
・調香師= Germaine Cellier
・ヘッドノート=Armoise, Gardenia, Galbanum, Artemisia, Bergamot, Aldehydes, Marigold, Neroli, Ylang Ylang
・ハートノート=Rose, Iris, Wild carnation, Orange blossom, Jasmine, Tuberose, Spices
・ベースノート=Leather, Sandalwood, Vetiver, Ambergris, Patchouli, Myrrh, Castoreum, Oakmoss, Musk, Civet 14位 カランドル (パコ ラバンヌ) Paco Rabanne Calandre 1969
・調香師=Michael Hy
・ヘッドノート=Bergamot, Galbanum
・ハートノート=Rose, Jasmine, Geranium, Orris, Lily of the valley, Hyacinth
・ベースノート=Sandalwood, Vetiver, Oakmoss, Amber, Musk 13位  リヴ ゴーシュ (イヴ サンローラン) Yves Saint Laurent Rive Gauche 1971
・調香師=Jacques Polge, Michael Hy
・ヘッドノート=Bergamot, Peach, Galbanum
・ハートノート=Rose, Jasmine, Geranium, Lily of the valley, Orris, Ylang ylang
・ベースノート=Vetiver, Tonka, Sandalwood, Oakmoss, Musk, Amber 12位 ルール ブルー(ゲラン)Guerlain L'Heure Bleue 1912
・調香師=Jacques Guerlain
・ヘッドノート=Bergamot, Lemon, Coriander, Aniseed, Tarragon, Clary sage, Neroli
・ハートノート=Bulgarian rose, Iris, Heliotrope, Jasmine, Ylang ylang, Orchid, Carnation, Violet
・ベースノート=Tonka bean, Vanilla, Sandalwood, Cedar, Musk, Vetiver, Benzoin 11位 ジョイ (ジャン パトゥ)Jean Patou Joy 1935
・調香師=Henri Alméras
・ヘッドノート=Aldehydes, Green notes, Peach, Rose, Tuberose, Ylang-ylang
・ハートノート=Orris root, Jasmine, Lily-of-the-valley, Orchid, Rose
・ベースノート=Musk, Sandalwood, Civet10位 ディオレラ (クリスチャン ディオール) Christian Dior Diorella 1972
・調香師=Edmond Roudnitska
・ヘッドノート=Sicilian lemon, Peach, Basil, Italian bergamot, Melon, Green notes
・ハートノート=Honeysuckle, Jasmine, Violet, Rose bud, Carnation, Cyclamen, Oakmoss
・ベースノート=Vanilla, Clove, Sandalwood, Vetiver, Musk, Patchouli, Oakmoss 9位 ディオール オム (クリスチャン ディオール) Christian Dior Dior Homme 2007
・調香師=François Demachy
・ヘッドノート=Lavender
・ハートノート=Iris, Ambrette seed
・ベースノート=Virginia cedarwood, Vetiver, Vanilla 8位 プレジャーズ (エスティ ローダー) Estee Lauder Pleasures 1995
・調香師=Alberto Morillas, Annie Buzantian
・ヘッドノート=White lily, Violet leaf, Green accord
・ハートノート=Black lilac, White peony, Rose, Jasmine, Kar-karounde, Pink peppercorn
・ベースノート=Sandalwood, Patchouli
【エスティローダー】プレジャーズ EDP・SP 100ml [並行輸入品]

【エスティローダー】プレジャーズ EDP・SP 100ml [並行輸入品]

7位 ム (ミルコ ブッフィーニ) Mirko Buffini Firenze Mu 2015
・調香師=Mirko Buffini
・ヘッドノート=Bergamot, Violet leaf, Nutmeg
・ハートノート=Cinnamon, Pepper, Black tea
・ベースノート=Tobacco leaves, Myrrh, Olive tree wood 6位  夜間飛行 (ゲラン)Guerlain Vol de Nuit 1933
・調香師=Jacques Guerlain
・ヘッドノート=Orange, Mandarin, Lemon, Bergamot, Neroli
・ハートノート=Galbanum, Daffodil, Narcissus, Oakmoss, Green notes
・ベースノート=Ambergris, Castoreum, Sandalwood, Cinnamon wood,
Oakmoss, Orris, Vanilla, Peru balsam, Benzoin, Spices, Musk 5位 トミー ガール (トミー ヒルフィガー) Tommy Hilfiger Tommy Girl 1996
・調香師=Calice Asancheyev-Becker
・ヘッドノート=Camellia flower, Apple blossom, Blackcurrant, Mandarin, Tangerine
・ハートノート=Grapefruit, Citrus orchards, Crisp green notes, Honeysuckle, Butterfly violet
・ベースノート=Desert jasmine, Cherokee rose, Magnolia petal, Dakota lily, Cedar, Sandalwood, Wild heather 4位 シャリマー(ゲラン)Guerlain Shalimar 1925
・調香師=Jacques Guerlain
・ヘッドノート=Bergamot, Lemon, Mandarin, Rosemary
・ハートノート=Iris, Jasmine, Rose, Patchouli, Vetiver
・ベースノート=Vanilla, Opoponax, Tonka bean, Frankincense,
Sandalwood, Musk, Civet, Ambergris, Leather, Coumarin, Peru balsam 3位 ミツコ (ゲラン)Guerlain Mitsouko 1919
・調香師=Jacques Guerlain
・ヘッドノート=Peach, Bergamot, Lemon, Mandarin, Neroli
・ハートノート=Lilac, Rose, Jasmine, Ylang ylang, Clove
・ベースノート=Vetiver, Amber, Oakmoss, Cinnamon, Patchouli,
Cedarwood, Black pepper, Ambergris, Benzoin, Sandalwood,
Cistus, Myrrh, Musk 2位 オー ソバージュ (クリスチャン ディオール) Christian Dior Eau Sauvage 1966
・調香師=Edmond Roudnitska
・ヘッドノート=Lemon, Bergamot, Cumin, Rosemary
・ハートノート=Petitgrain, Jasmine, Patchouli, Carnation, Basil, Coriander, Orris
・ベースノート=Vetiver, Sandalwood, Oakmoss, Amber, Musk 1位 タンブクトゥ (ラルチザン パフューム) L'Artisan Parfumeur Timbuktu 2004
・調香師=Bertrand Duchaufour
・ヘッドノート=Mango, Berries, Pink Pepper, Cardamom
・ハートノート=Karo Karounde Flower, Papyrus Wood, Frankincense
・ベースノート=Myrrh, Vetiver, Patchouli, Benzoin
タンブクトゥの詳細は こちら

 
 
次点 アプレ ロンデ (ゲラン)Guerlain Apres l'Ondee 1906
・調香師=Jacques Guerlain
・ヘッドノート=Aniseed, Hesperidic notes, Rose
・ハートノート=Violet, Hawthorn, Carnation, Vanilla
・ベースノート=Iris root

アプレ ロンデ EDTスプレー

アプレ ロンデ EDTスプレー

番外 シャネル シコモア (シャネル)CHANEL Les Exclusifs Sycomore 2008
・調香師=Jacques Polge, Christopher Sheldrake
・ヘッドノート=Vetiver, Cypress, Juniper, Pink pepper, Smoke, Burning woods
・ハートノート=同上
・ベースノート=同上
(※レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネルとして全国12店舗限定発売の為ランク外)

ゲランが1/3を占めた一方で、シャネルやカルバン クライン、ジバンシー、ランヴァン、
キャロンが無という結果に異論はあると思う。
また、香り本位よりもグラン・パルファムを優先させたと感じる方もいるかもしれない。
今回は、老若男女誰にでも好かれるという拘束により、このランキングとさせて頂いた。
ちなみに廃盤も含めた場合、5位以下は全て入れ替わるが、またの機会に発表予定。
 
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Un moment pour se sentir

 

古いレコードに針を落とし
窓を猛烈に叩き続ける台風を
溶け合うコンチェルトとして
アレンジし直す
 
ローズダマセナを惜しげもなく使用した
グランパルファムの相乗効果
ボオドレエルが示した色彩で
真新しい記憶を完成させる

上擦った気分をドライダウンさせた
あの日見た夕焼けを映し出した鱗雲は
嵐の前のしじまに過ぎなかったのか
 
A面が終わった後のスクラッチノイズに
呼応するかのように舞う
ベランダの隅に追いやられた落ち葉だけが
一足先に季節のエピローグを飾っていた

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おすすめの香水の本、雑誌、ガイドブックまとめ 

『世界の名香・人気香水ランキングと調香師まとめ』を書いてから11年。香水を取り巻く状況は大きく進化している。男性向け香水を中心に売り上げは年々伸びている。一方で、どんなに優れていても、そのほとんどがあっという間に廃盤になってしまう状況は変わっていない。自分にとって最高の香りに辿り着けるチャンスは極々限られている。香りの好みは人それぞれ。定番や他人の口コミというだけの判断基準だけでなく、ノートや基礎的アコードなどより多くの香水に関する知識を習得することで、たくさんの種類の中からより確実に、一生の宝物を見つけられることができるようになる。

そこで今回は、香水の選び方やつけ方、ネットでは調べられない廃盤香水や名香についての詳細情報、調香師、香料、香水瓶など香水について学ぶ際、個人的にとても役に立った本をまとめてみた。eコマースが普及するずっと前の時代。今では決して嗅ぐことができない素晴らしい香水が数々誕生しては消えていった。あの頃を知っている人には懐かしく、知らない人には垂涎の的である幻の名作香水の貴重な情報を深く知ることできる。そこで得た知識は、これから出会うことになる数多の新作の香水の内、何から優先して試せばいいのかを知れる手掛かりになるはずだ。そのために最適なガイドブックを、比較的入手しやすいものを中心に以下に紹介する。

●世界の名香、グラン・パルファンを深く学べる本

『ルパルファン ある感覚: 時代をいろどる香りとミューズたち』 マリ=クリスティーヌ・グラース、フレディ・ゴズラン 監修:地引由美 フレグランスジャーナル社(2015/10/29)

ルパルファン ある感覚: 時代をいろどる香りとミューズたち

ルパルファン ある感覚: 時代をいろどる香りとミューズたち

  • 作者: マリ=クリスティーヌ・グラース,フレディ・ゴズラン,地引由美
  • 出版社/メーカー: フレグランスジャーナル社
  • 発売日: 2015/10/29
  • メディア: 大型本
  • この商品を含むブログを見る
『パヒュームレジェンド―世界名香物語』 マイケル・エドワーズ フレグランスジャーナル社 (2005/3)
パヒュームレジェンド―世界名香物語

パヒュームレジェンド―世界名香物語

『フォトグラフィー世界の香水: 神話になった65の名作』 マリ・ベネディクト・ゴーティ 原書房 (2013/1/30)
フォトグラフィー世界の香水: 神話になった65の名作

フォトグラフィー世界の香水: 神話になった65の名作

『フォトグラフィー香水の歴史』 ロジャ・ダブ 原書房 (2010/3/12)
フォトグラフィー香水の歴史

フォトグラフィー香水の歴史

New!『フランス香水伝説物語』アンヌ・ダヴィス、ベルトラン・メヤ=スタブレ 原書房 (2018/4/10)
フランス香水伝説物語:文化、歴史からファッションまで

フランス香水伝説物語:文化、歴史からファッションまで

『香りの匠たち―香水王国フランス賛歌』 広山均 フレグランスジャーナル社 (2008/6/16)
香りの匠たち―香水王国フランス賛歌 (香り選書 5)

香りの匠たち―香水王国フランス賛歌 (香り選書 5)

『香水ブランド物語』 平田幸子 学習研究社 (2007/7/9)


●自分に合った香水の選び方を深く学べる本

 
『世界香水ガイド2★1885』 ルカ・トゥリン、タニア・サンチェス 原書房 (2010/12/10)

世界香水ガイド2★1885 ?「匂いの帝王」が五つ星で評価する

世界香水ガイド2★1885 ?「匂いの帝王」が五つ星で評価する

『フォトグラフィー レア パフューム: 21世紀の香水』 サビーヌ・シャベール、ローランス・フェラ 原書房 (2015/10/16)
フォトグラフィー レア パフューム: 21世紀の香水

フォトグラフィー レア パフューム: 21世紀の香水

『香水のゴールデンルール』 新間美也 原書房 (2010/11/15)
香水のゴールデンルール

香水のゴールデンルール

『パーソナルフレグランス 愛される香水選びのルール』 地引由美 講談社 (2012/7/24)
パーソナルフレグランス 愛される香水選びのルール

パーソナルフレグランス 愛される香水選びのルール

『香水のレッスン』 田中貴子 学習研究社 (2011/9/14)
『香水の教科書―愛されるための109のテキスト』 榎本雄作 学習研究社 (2004/4/1)
『香水の教科書〈2〉スタイリッシュに楽しむ応用編』 榎本雄作 学習研究社 (2008/3/11)
『デキる男は香りが違う! プロが教える香水120%活用術』 榎本雄作 ソフトバンククリエイティブ (2008/11/15)
『香水のおしゃれ知識 自分の香りを見つける とっておきの選び方・楽しみ方・使い方』 平尾京子 大泉書店(1993/2)

●香料の素材やアコードを深く学べる本

『名香にみる処方の研究』 広山均 フレグランスジャーナル社 (2010/6/28)

名香にみる処方の研究

名香にみる処方の研究

『南フランス香りの花めぐり―花から学ぶ調香の秘訣』 広山均 フレグランスジャーナル社 (2007/8/9)
南フランス香りの花めぐり―花から学ぶ調香の秘訣

南フランス香りの花めぐり―花から学ぶ調香の秘訣

『香り創りをデザインする―調香の基礎からフレグランスの応用まで』 堀内哲嗣郎 フレグランスジャーナル社 (2010/7/7)
香り創りをデザインする―調香の基礎からフレグランスの応用まで

香り創りをデザインする―調香の基礎からフレグランスの応用まで

『香料と調香の基礎知識』 中島基貴 産業図書 (1995/6/1)
香料と調香の基礎知識

香料と調香の基礎知識

『調香師が語る香料植物の図鑑』 フレディ・ゴズラン、グザビエ・フェルナンデス 原書房 (2013/5/31)
調香師が語る香料植物の図鑑

調香師が語る香料植物の図鑑

『調香師の手帖 香りの世界をさぐる (朝日文庫)』 中村祥二 朝日新聞出版 (2008/12/5)
調香師の手帖 香りの世界をさぐる (朝日文庫)

調香師の手帖 香りの世界をさぐる (朝日文庫)

『香水─香りの秘密と調香師の技 (文庫クセジュ)』 ジャン=クロード・エレナ 白水社 (2010/12/17)
香水─香りの秘密と調香師の技 (文庫クセジュ)

香水─香りの秘密と調香師の技 (文庫クセジュ)

『香りの創造 調香技術の理論と実際』 R・R・カルキン、J・S・イェリネック フレグランスジャーナル社 (1997/1)
『香りの創造 (文庫クセジュ)』 エドモン・ルドニツカ 白水社 (1988/01)
『フレグランス 香りのデザイン』 広山均 フレグランスジャーナル社 (2000/1/20)
『香水からのメッセージ 創香 あなただけの香りづくり (Ant books)』 平尾京子 郁朋社(1988/3/1)
『改訂 最新フレグランスガイド』 ハーマン&ライマン社編 フレグランスジャーナル社(1997/7)
 

 

●香水瓶を深く学べる本 ~ルネ・ラリックを中心に

『フォトグラフィー 香水瓶の図鑑』 ベルナール・ガングレール 原書房 (2014/7/10)

フォトグラフィー 香水瓶の図鑑

フォトグラフィー 香水瓶の図鑑

『香水瓶―古代からアール・デコ、モードの時代まで』 由水常雄 二玄社 (1995/2/1)
香水瓶―古代からアール・デコ、モードの時代まで

香水瓶―古代からアール・デコ、モードの時代まで

『ルネ・ラリックの香水瓶 アール・デコ-香りと装いの美-』池田まゆみ  実業之日本社 (2015/1/31)
『魅惑の香水瓶―コティとラリックの物語』遠藤賢朗 里文出版 (2006/9)
『あそぶかたち―20世紀の香水瓶』津田紀代 ポーラ文化研究所 (2005/08)
 

  

●廃盤になった香水や幻の名香を深く学べる本 ~10年以上前のムック本を中心に(発行順)

 
『香水 世界の香水のすべて カラーブックス 80』 堅田道久 保育社 (1965/7/1)
『香水のはなし』 堅田道久、西尾忠久 東京アド・バンク (1978/11/1)
『The 香水』 読売新聞社 (1980/10)
『世界の香水』 椎橋俊之 徳間書店 (1980/10)
『香水の本 香りへの招待』 平田幸子監修 ワールド・フレグランス・コレクション編 新潮社(1986/6/25)
『Perfume パフューム 別冊25ans ELEGANCE BOOK 6 ヴァンサンカン エレガンス・ブック』 ハースト婦人画報社 (1987/4/15)
『香り―世界の香水ベスト・セレクション』 日本テレビ放送網 (1989/9)
『Grand Magasin グラン・マガザン 1990年8月号 特集 自分だけの香を楽しむ!人気のフレグランス145』 日ノ出出版 (1990/7)
『ジュエリー&パフュームコレクション 別冊25ans ELEGANCE BOOK ヴァンサンカン エレガンスブック 一流品図鑑 7』 岡部隆男 ハースト婦人画報社 (1991/1/1)
『香水 Perfume 別冊25ans ELEGANCE BOOK 16 ヴァンサンカン エレガンスブック』 ハースト婦人画報社 (1992/10/15)
『香りバイブル (MODEはじめてBOOK)』平尾京子 モード学園出版局編集 モード学園出版局(1992/4)
『香水賛歌 ― 魅惑の薫り』朝日新聞(1994/5)
『Grand Magasin グラン・マガザン 1994年7月号 特集 好かれる・ほめられる夏のフレグランス』 日ノ出出版 (1994/6)
『「似合う香り」と出会う本 ef特別編集』 主婦の友社(1995/4/15)
『香水図鑑 (LADY'S MOOK MAKE UP MAGAZINE SPECIAL) 』学習研究社 (1995/4/1)
『Grand Magasin グラン・マガザン 1995年8月号 特集 美しくなる、愛される夏のフレグランス』 日ノ出出版 (1995/7)
『私だけの香水を選ぶ 憧れの名品から、今最も注目の香りまで (Pocket non・no 4)』集英社 (1995/10)
『香水 Grand Magasin グランマガザン別冊』 日之出出版 (1996/1/15)
『香水ベストコレクション360 自分だけの香りに出会えるパフューム・ガイド』 ナヴィ インターナショナル編著 日本文芸社 (1996/2/25)
『新・香水図鑑 '96年度版 (LADY'S MOOK)』学習研究社 (1996/4)
『香水事典 別冊25ans ELEGANCE BOOK 36 ヴァンサンカン エレガンスブック』 ハースト婦人画報社 (1996/7/30)
『香水セレクション280 おしゃれハンディー判』フレグランスクラブ編 永岡書店 (1996/8)
『香水トップ・セレクション100 Ray特別編集』主婦の友社(1996/9/1)
『香水 フレグランスガイド (マップルマガジン)』 昭文社 (1996/12/1)
『香水 '97 Grand Magasin グランマガザン別冊』 日之出出版 (1997/1/10)
『香水 Perfume』 COCORO COMPANY編 ナツメ社(1997/3/1)
『香水の事典 人気ブランドと定番香水カタログ』 平田幸子 成美堂(1997/7/20)
『香水ベスト・セレクション 自分に似合う香りが見つかるフレグランス・カタログ』三心堂出版社 (1997/9/25)
『心と体にやさしい 香り図鑑 SSCムック Lettuce Club』 SSコミュニケーションズ (1997/12/10)
『Best Beauty Grand Magasin グランマガザン別冊』日之出出版 (1997/12/30)
『最新版 香水図鑑 '98年度版―季節を纏うフレグランス (LADY'S MOOK)』学習研究社(1998/4/25)
『 毎日を楽しむ香水の法則―自分らしくあるための選び方・つけ方300 (講談社SOPHIA BOOKS)』平田幸子 講談社 (1998/7/15)
『VISIO mono ビジオ・モノ 1999年2月号 ベストオブフレグランス』 ワールドフォトプレス(1999/1)
『香水図鑑 2000年度版 (LADY'S MOOK)』学習研究社 (1999/12/15)
『モテる男の香水バイブル バウハウスMOOK』バウハウス(2000/12/15)
『香水図鑑 2001年度版 (LADY'S MOOK)』学習研究社 (2001/1/5)
『男と女の香水選び完全FILE (ヌーベルグーMOOK)』ヌーベルグー (2002/1/5)
『香水図鑑 2002年度版 (LADY'S MOOK)』学習研究社 (2002/1/20)
『男の香水マニュアル (Rippu Best Mook)』立風書房 (2002/7/31)
『香水パーフェクトBOOK (Inforest mook)』インフォレスト (2002/8/10)
『男と女の香水選び完全FILE 2003 (ヌーベルグーMOOK)』インデックス・マガジンズ (2003/1/5)
『香水図鑑 2003年度版 (LADY'S MOOK)』学習研究社 (2003/1/20)
『香水パーフェクトBOOK 2003 (Inforest mook)』インフォレスト (2003/7/5)
『男の香水ナビ (GAKKEN MOOK)』学習研究社 (2003/7/31)
『香水図鑑 2004年度版 (LADY'S MOOK)』学研 (2003/12/20)
『男と女の香水選び完全FILE 2004 (インデックスMOOK)』インデックス・マガジンズ (2003/12/27)
『香水パーフェクトBOOK 2004 (EICHI MOOK)』英知出版 (2004/6/29)
『香水図鑑 2004年夏~秋版 (LADY'S MOOK)』学習研究社 (2004/7/1)
『男の香水ナビ 2004 (GAKKEN MOOK)』学習研究社 (2004/7/31)
『香水選び完璧BOOK 2005 (インデックスMOOK)』インデックス・マガジンズ (2004/12/27)
『香水図鑑 2005年度版 (LADY'S MOOK)』学習研究社 (2005/1/1)
『香水図鑑 2005年夏~秋版 (LADY'S MOOK)』学習研究社 (2005/7/1)
『香水パーフェクトBOOK 2005 (EICHI MOOK)』英知出版 (2005/7/15)
『男の香水ナビ 2005 (GAKKEN MOOK)』学習研究社 (2005/8/10)
『男と女の香水選び完全FILE 2006年版 (インデックスMOOK)』インデックス・コミュニケーションズ (2005/11/29)
『香水図鑑 2006年度版 (LADY'S MOOK)』学習研究社 (2006/1/1)
『香水パーフェクトBOOK 2006 (EICHI MOOK)』英知出版 (2006/5/12)
『香水図鑑 2006年夏~秋版 (LADY'S MOOK)』学習研究社 (2006/7/1)
『幸せな香り―素敵な香りで、毎日の生活に幸せを (インデックスMOOK)』インデックス・コミュニケーションズ (2006/7/23)
『女と男の香水選び完全FILE 2007年版 (インデックスMOOK)』インデックス・コミュニケーションズ (2006/12/27)
『女と男の香水選び完全FILE 2008年版 (インデックスMOOK)』インデックス・コミュニケーションズ (2007/12/27)
『香水パーフェクトBOOK 2007~2008 platinum (MILLION MOOK Vol.92)』ミリオン出版 (2007/12/10)
『MY BEST 香水 2008年度版 (LADY'S MOOK)』学習研究社 (2008/1/20)
『香水図鑑 2008年度版 (LADY'S MOOK)』学習研究社 (2008/3/20)

ダビドフ クールウォーター EDT SP 125ml 【HTRC3】

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最強だった二人の関係の終わらせ方

考えた末、
完全な幕切れには、
そうするのが最善な策だと確信していた。


胸の痛みも今では、懐かしく思える。

自分の気持ちに嘘をつくのだから、
当然、苦しみはそれなりにあった。

それに、好きな人に嫌われるというのは、
あの素敵な思い出を
全て汚す手荒なやり方にも思えた。

それでも、決心が揺らがず実行できた
根幹をなすのものは、

“何かをしてあげたくても、
 何一つしてあげられないのら、
 いっそ、してもらいたいと思わせること自体
 きっぱりと無くさせればよい”

それこそが、別々の道を歩む二人が、
その一歩を躊躇わず踏み出す
決定打になるという信念。

「あなたのような人を愛した私が馬鹿だった」

そう。

それでよい。
お互いが一緒にいたいと思っていた頃は、
あれほど歯痒い思いをさせた、
二人を挟む長い距離のおかげで、
この痩せ我慢の涙を見られることもなく
終わるはずがなかった恋を、
跡形もなく終わらせられたのだから。

 

不完全燃焼な完全なる幕切れの

幕はこうして下りた。

別れのことば

「楽しかったよ」
どうしてそんな笑顔で言えるの?

 

「やっぱりあなたのほうが多く愛してくれた」
涙顔のぼくにそれはこたえられない

 

「もう会えないんだね」
なんて悲しいシノニムだろう

 

「覚悟はしてたけどね」
強がりこそは至上の後ろ髪

 

喪失と再生
その隙間を埋める諦観

 

最後に語ってくれたことばを
リピート再生しつつ
語られなかったことばを
仮説形成し帰納的推論する

 

伏せた瞳と遠ざかる後ろ姿

 

手繰りよせたい衝動と
記憶によるホログラフィー
そこでのベーゼのシーンは
映写機によるストップモーション

  

すれ違い
立ち止まり
振り返り
見つめ合い
口元に視線を向け
重ね合う唇

 

「楽しかったよ」
「やっぱりあなたのほうが多く愛してくれた」
「もう会えないんだね」
「覚悟はしてたけどね」

 

交差しタイムリープする動画
錯綜が収束するまでのデフラグメンテーション