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SQ読切 曽根崎心中

先日の更新に続き第2弾。

ジャンプスクエアに掲載された河下先生の読み切り、「曽根崎心中」の考察です。

前提として、私は原作を読んだことがないので、たまに無知な発言があるかもしれませんが、
ご了承ください。


主な登場人物は、こちら。

<徳兵衛>
<7ページめより>


丁稚。幼馴染の初に会うため、3日に一度は遊郭に通う。


<初>
<10ページめより>


ナンバーワン遊女だが、幼馴染の徳兵衛のために「初めて」はとっているらしい。
エロジジイに身請けされそうでいる。


<九平次>
<6ページめより>


遊郭に通うチャラ男。徳兵衛、初とは幼馴染。
遊郭に通っているが、小梅のことを狙っている。


<小梅>
<24ページめより>


親同士の間で、勝手に徳兵衛との縁談をまとめられてしまった。
小梅自体は覚悟ができているようだが…


<エロジジイ>
<49ページめより>


初のことを追いかけている。
初に蹴られても吹き飛ばされても悦んでいる。
相当量を貢いでいるに違いない。



-----------------------------------------------
前回の「そあこちゃん」で、超えてはいけない一線を超えられてしまった河下先生。

今回の作品は…


<8ページめより>


徳は、早速着替え部屋に侵入。
真っ裸の初を見てしまう。




乳首は…描かれてないですが、かなり上向きのようで…

和服のハダカって、本当にエロい
ただのハダカを見せないところが、河下先生のすごいところ。


これで終わりじゃないでしょ?

と思いつつ、ページを進めていきました。




<12ページめより>




練習台って…

昔、映像研究部の部室でさつきが真中を誘ったみたいなシチュエーション。

今回は、和服。

和服って、どこからでも攻められるところがエロいじゃないですか。
穴だらけだし、ちょっとめくればすぐに肌が出てくるし。




河下先生のコメントにも書かれていますが、
今回の曽根崎心中の題材をチョイスしたのは、担当Hさんだそうです。


Hさん、GJ。




さて、話は飛んで、過去の回想シーン。

<15ページめより>



河下作品ではおなじみの、古河屋。
いつもは豆大福ばかり出てきますが、今回は、時代設定上?団子です。


ところで、この古河屋って、実在するのでしょうか?
いろいろ調べてみたのですが、少なくともネット上にはそれらしい情報は見つからず…


何か情報があったら教えてください。





本編に戻って…

すでに持参金を受け取った、徳の母。

<39ページめより>


よく世界観がわからないですが、
妙に現代的な昔、ってとこでしょうか。
銀魂みたいな感覚?



そして、今回注目のシーン。

<46ページめより>


<47ページめより>



忍び込んでいた徳を、自分の着物で隠す初。




似たようなシーンは、どこかで見た覚えが…
と思ったら、ToLOVEるで、春菜が布団でリトを隠していましたね。






でもでも、世の男子諸君は思ったに違いない。
残念なのは、初が着物なのにぱんつを履いていること。





本当はのーぱんにしたかったのに、表現上(アングル上)、どうしても描かざるを得なかったのでしょうか?


私は、きっとそうだと確信しています。







思い出してください。

<8ページめより>


ここで、初はぱんつを履いていない
普通、着物を着る前にぱんつを履きますよね?


着物着てからぱんつを履くのは、髪飾りもあることですし、
ほとんど不可能かと。



ということは、普段の初はぱんつ履いていない。
でも、(徳を隠すことになるとは予見できなかったはずなのに)このときだけは、なぜか履いている。


なぜ?


きっと、表現上、描かないとマズいから、描いているだけなんだ。
本当は、普段同様、 のーぱん に違いない


これは、河下先生からの挑戦状に違いない。
どれだけの読者が、本当は のーぱん だということに気づけるのか?


私は悟れたのだ!





妄想激しくてすみません。
でも、ぱんつ履いていても十分すぎるほどエロいですから。


この後、初がアヘるんですよ?


…表面上はすっかりToLOVEる化していますが、こんなヒントを残されるところが、
河下先生の凄いところだと信じています。




そして、ついに2人が心中を決め、まぐわうシーン。


ここで、読者は、さらに超えてはいけない一線を目の当たりにするわけです。



<55ページめより>



ついに乳首券発動。
トーンも貼られています。





そあこちゃんという現実から複雑な心境に置かれた私。
さらに複雑な心境に。



乳首券が発動した上に、やっちゃってます。
ここまでの表現は、少年誌移籍以降の河下先生の作品にはなかったのではないでしょうか。

いちご100%のときは、乳首は出ていませんし。




終わりは、朝チュンならぬ、夜シーン(勝手に命名)。
西野のときとほとんど同じ。
真中1人で帰宅するか、2人で夜逃げするかという違いはあるけれども。







そして、曽根崎の森に、心中に向かった2人でしたが…
九平次に見つかってしまい…




-----------------------------------------------

今回の感想をまとめて。


まず、画の書き込みの細かさ。
着物絵というのは、得てして複雑になりがちなのだと思うのですが、
それにしても細かい。


そして、展開の随所に見られた色気シーン。
河下先生の色気シーンは、直接的に訴えるものではないのですが、
間接的にジワっとくるものなのですよ。
本当に、一コマ一コマじっくり読んでいかないとわからないことも多いのですが、
そのぶんじっくり楽しむことができるところがよいです。


世界観としては、ただの古典の世界にするのではなく、
現代的要素を取り入れて、親近感を沸かせているところがよいかと思います。
もしかしたら、原作の雰囲気を壊すなという意見もあるかもしれませんが、
これはこれで原作派生作品としてあるべき姿なのだと思います。





次は和モノの連載を読んでみたいなと感じた、読み切り作品でした。





河下先生のコメントについても考察記事を書きたいのですが、
この内容については、夏コミ発行予定の同人誌上で書こうかな…と考えております。

いや、そもそも発行できるか、時間的に厳しいんですけどね。

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