鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第54話 「烈火の先に」 感想
エンヴィーの仕掛けた卑劣な罠を、絶妙なコンビネーションで乗り切っていくロイとホークアイ。
ついに限界を越したエンヴィーは再び小さなトカゲのような姿になってしまう。
そのまま何かに憑かれた様に、エンヴィーにとどめを刺そうとするロイ。
しかし、その行為をホークアイは銃を向けて止める。
同時に、ロイを心配しその場へ急行したエドとスカー。
彼らは言う、「誰かのためではない、憎しみを晴らす、それだけのための復讐をしてはいけない」と。
長年追い求めてきた仇敵を目の前に、果たしてロイが取った行動とは。
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 公式ホームページ
ついに限界を越したエンヴィーは再び小さなトカゲのような姿になってしまう。
そのまま何かに憑かれた様に、エンヴィーにとどめを刺そうとするロイ。
しかし、その行為をホークアイは銃を向けて止める。
同時に、ロイを心配しその場へ急行したエドとスカー。
彼らは言う、「誰かのためではない、憎しみを晴らす、それだけのための復讐をしてはいけない」と。
長年追い求めてきた仇敵を目の前に、果たしてロイが取った行動とは。
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 公式ホームページ
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 9 [Blu-ray] (2010/04/21) 釘宮理恵朴叙ミ美 商品詳細を見る |
RAY OF LIGHT(鋼の錬金術師FA盤/期間生産限定盤) (2010/04/28) 中川翔子 商品詳細を見る |
鋼の錬金術師 23 (ガンガンコミックス) (2009/08/12) 荒川 弘 商品詳細を見る |
アバンはイシュヴァール戦後のマスタングとリザの回想シーン。
マスタング「帰ろう。戦は終わった」
リザ「私の中では、まだイシュヴァールの戦いは終わっていません」
リザ「いえ、一生終わらないでしょう」
重いセリフですね。
イシュヴァール戦役で数え切れないほどの命を奪った事は償おうにも償いきれない事。
残りの人生、その背中で全て背負っていこうという覚悟なんでしょうけど、哀しいですね。
リザ「お願いがあります、マスタングさん。私の背中を焼いて潰してください」
リザ「せめて、償えないならせめて新たな焔の錬金術師を生み出さないように
この背中の秘伝を破壊したいのです」
リザの背中の錬成陣は、焔の錬金術の秘伝が記されているという事ですか。
そして、ある程度知識のある人が見ると術の謎が分かってしまうと。
マスタングが「イシュヴァールの英雄」と呼ばれる事になったのは、それだけ多くの
イシュヴァール人を殺したから。
リザが背負っていた物は、とてつもなく重い物だったんですね。
リザ「二人っきりの時、大佐は私の事をリザって呼ぶのよ」
リザ「嘘よ」
リザのかまかけにまんまと引っかかった、エンヴィー(笑)。
ここはリザが一枚上手でしたね。
エンヴィー「ボロ雑巾にして大佐の……」
何とか反撃して、リザを捕まえたエンヴィーを襲ったのは、またしてもマスタングの炎。
パチン、パチン、パチン、パチン、パチン
ボロ雑巾になったのはエンヴィーの方でした。
あのエンヴィーが、マスタングの前ではすっかり怯えてしまってますよ!
本体を曝し、涙を流してまで……。
すっかり復讐に飲まれたマスタングを止めたのはリザ、そしてエドとスカー。
エド「手前の面、よく見やがれ!んな面でこの国のトップに立つつもりか!」
エド「手前が、大佐が目指してるのは、そんなんじゃないだろ!」
スカー「俺に他人の復讐を止める刺客はない」
スカー「ただ憎しみに囚われた者が人の上に立ち、どんな世界を造るのか見ものだな」
マスタングが目指していた世界、それは「下の者が、更に下の者を守る」そんな世界。
憎しみに囚われた者には、造り出せない世界。
マスタング「撃ちたければ撃てばいい」
マスタング「だが、私を撃ち殺した後、君はどうする?」
リザ「私一人、のうのうと生きていく気はありません」
リザ「この戦が終わったら、狂気を齎す焔の錬金術を、この体諸共、この世から消し去ります」
マスタング「それは困る。君を……失うわけにはいかない」
マスタング「なんだろうな、この状況は」
マスタング「子供に怒られ、私を仇と狙っていた男に諭され、君に……また辛い想いをさせてしまった」
マスタング「私は大馬鹿者だ」
ようやくマスタングが戻ってきましたね。
あのまま復讐鬼と化したままというのは、リザだけでなく、マスタングを慕う全ての人たちの
期待を裏切るという事。
何よりマスタング自身をも裏切るという行為。
それを止めてくれる者がいるというのは、幸せな事ですね。
そんなマスタングたちを挑発するエンヴィーですが、誰もそれには応じず。
寧ろ憐れまれてますよ。
エド「エンヴィー……、お前人間に嫉妬してるんだ」
エンヴィー「このエンヴィーが、こんなガキに理解されるなんて……」
エンヴィー「屈辱の極みだよ」
エンヴィー「バイバイ、エドワード・エルリック」
エドの言葉を認めたエンヴィーが最後に取った行動は、自らの体内から賢者の石を取り出し
砕くという自殺という手段。
最後の最後でエドの本名を言ったのが印象的ですね。
それまでおチビちゃんとかだったのに。
それだけエドの事を認めたという事なんでしょう。
マスタング「自ら命を絶つか、卑怯者め」
アイキャッチは当然というかエンヴィーでしたが、いつもの「FULLMETAL ALCHEMIST」と
呼ばなかったのは、エンヴィーへの鎮魂の意を込めてという事ですか。
何だかんだで扱いがいいですね。
一方のスロウス戦。
スロウスの相手はアレックスが、そして人形兵はオリヴィエが指揮する中央兵が相手に。
オリヴィエ「セントラル兵士の勇猛さを、私に見せてみろ!」
瞬く間に兵を掌握したオリヴィエ、この辺はさすがですね。
実にカッコイイですよ。
スロウス「えっと何だっけ?」
スロウス「ああ……思い出した。女将軍殺す」
忘れてるんじゃねえ!(笑)
まさか復活する度に、頭の中から色々と失われてるんじゃないだろうな(笑)
肩の負傷からスロウスに苦戦するアームストロング少佐。
オリヴィエ「捨て置け!我が弟はあれしきでくたばる鍛え方はしとらん!」
キツイ事を言っていましたが、弟の事を信頼しているんですね。
そしてその信頼に応える弟、アレックス・ルイ・アームストロング少佐。
アレックス「肩ぁ、入ったぁぁぁ!」
スロウスの一撃を利用して外れていた肩を入れたアレックス。
キラキラ光ってますよ(笑)
ここからは、少佐のターン!
次々と連撃を決めていきます!
格好イイんですが、このBGMは何(笑)
錬金術を使ってスロウスを串刺しにしたアームストロング少佐。
まるでガイアクラッシャーですね。
アレックス「芸術的筋肉と芸術的錬金術のコラボレーション」
アレックス「エクセレント and エレガント」
何じゃそりゃ(笑)、でも少佐には凄い似合ってますね。
市街地に向けて発砲するように命じる軍幹部を捕まえるバッカニア大尉。
道案内を努めたのはファルマン少尉。
かつて中央司令部に勤務していた経験と記憶力を生かしての事でした。
ここでもマスタングの部下が活躍してますね。
イズミ「誰だと聞かれりゃ主婦と名乗る」
イズミ「それが私の作法だが、今日ばかりはあえてこちらを名乗らせてもらおうか」
イズミ「錬金術師だ!」
イズミ師匠登場!
市街地からここまで錬金術で地下を掘ってきたのか!
主婦と名乗らずに錬金術師と名乗るとは……これはやられましたよ。
ここまでの展開だけでも充分盛り上がっているのに、今回のEDは特殊ED。
ホーエンハイムと"お父様"が、ついに対面。
これをEDでやるとは。
ホーエンハイム「お痛をしたガキを叱るのに、何人もいらないだろう?」
ホーエンハイム「フラスコの中の小人、ホムンクルスよ」
"お父様"「私に身の一部を与えてくれた奴隷23号よ」
"お父様"「今度は私の身体の一部となるがよい」
ホーエンハイムが、カッコイイ!
熱い展開ですね。
ここにきてますます盛り上がってきました「鋼の錬金術師FA」
来週はPM5:30放送なんですね。
間違えないようにしないと。
次回 第55話「大人たちの生き様」
マスタング「帰ろう。戦は終わった」
リザ「私の中では、まだイシュヴァールの戦いは終わっていません」
リザ「いえ、一生終わらないでしょう」
重いセリフですね。
イシュヴァール戦役で数え切れないほどの命を奪った事は償おうにも償いきれない事。
残りの人生、その背中で全て背負っていこうという覚悟なんでしょうけど、哀しいですね。
リザ「お願いがあります、マスタングさん。私の背中を焼いて潰してください」
リザ「せめて、償えないならせめて新たな焔の錬金術師を生み出さないように
この背中の秘伝を破壊したいのです」
リザの背中の錬成陣は、焔の錬金術の秘伝が記されているという事ですか。
そして、ある程度知識のある人が見ると術の謎が分かってしまうと。
マスタングが「イシュヴァールの英雄」と呼ばれる事になったのは、それだけ多くの
イシュヴァール人を殺したから。
リザが背負っていた物は、とてつもなく重い物だったんですね。
リザ「二人っきりの時、大佐は私の事をリザって呼ぶのよ」
リザ「嘘よ」
リザのかまかけにまんまと引っかかった、エンヴィー(笑)。
ここはリザが一枚上手でしたね。
エンヴィー「ボロ雑巾にして大佐の……」
何とか反撃して、リザを捕まえたエンヴィーを襲ったのは、またしてもマスタングの炎。
パチン、パチン、パチン、パチン、パチン
ボロ雑巾になったのはエンヴィーの方でした。
あのエンヴィーが、マスタングの前ではすっかり怯えてしまってますよ!
本体を曝し、涙を流してまで……。
すっかり復讐に飲まれたマスタングを止めたのはリザ、そしてエドとスカー。
エド「手前の面、よく見やがれ!んな面でこの国のトップに立つつもりか!」
エド「手前が、大佐が目指してるのは、そんなんじゃないだろ!」
スカー「俺に他人の復讐を止める刺客はない」
スカー「ただ憎しみに囚われた者が人の上に立ち、どんな世界を造るのか見ものだな」
マスタングが目指していた世界、それは「下の者が、更に下の者を守る」そんな世界。
憎しみに囚われた者には、造り出せない世界。
マスタング「撃ちたければ撃てばいい」
マスタング「だが、私を撃ち殺した後、君はどうする?」
リザ「私一人、のうのうと生きていく気はありません」
リザ「この戦が終わったら、狂気を齎す焔の錬金術を、この体諸共、この世から消し去ります」
マスタング「それは困る。君を……失うわけにはいかない」
マスタング「なんだろうな、この状況は」
マスタング「子供に怒られ、私を仇と狙っていた男に諭され、君に……また辛い想いをさせてしまった」
マスタング「私は大馬鹿者だ」
ようやくマスタングが戻ってきましたね。
あのまま復讐鬼と化したままというのは、リザだけでなく、マスタングを慕う全ての人たちの
期待を裏切るという事。
何よりマスタング自身をも裏切るという行為。
それを止めてくれる者がいるというのは、幸せな事ですね。
そんなマスタングたちを挑発するエンヴィーですが、誰もそれには応じず。
寧ろ憐れまれてますよ。
エド「エンヴィー……、お前人間に嫉妬してるんだ」
エンヴィー「このエンヴィーが、こんなガキに理解されるなんて……」
エンヴィー「屈辱の極みだよ」
エンヴィー「バイバイ、エドワード・エルリック」
エドの言葉を認めたエンヴィーが最後に取った行動は、自らの体内から賢者の石を取り出し
砕くという自殺という手段。
最後の最後でエドの本名を言ったのが印象的ですね。
それまでおチビちゃんとかだったのに。
それだけエドの事を認めたという事なんでしょう。
マスタング「自ら命を絶つか、卑怯者め」
アイキャッチは当然というかエンヴィーでしたが、いつもの「FULLMETAL ALCHEMIST」と
呼ばなかったのは、エンヴィーへの鎮魂の意を込めてという事ですか。
何だかんだで扱いがいいですね。
一方のスロウス戦。
スロウスの相手はアレックスが、そして人形兵はオリヴィエが指揮する中央兵が相手に。
オリヴィエ「セントラル兵士の勇猛さを、私に見せてみろ!」
瞬く間に兵を掌握したオリヴィエ、この辺はさすがですね。
実にカッコイイですよ。
スロウス「えっと何だっけ?」
スロウス「ああ……思い出した。女将軍殺す」
忘れてるんじゃねえ!(笑)
まさか復活する度に、頭の中から色々と失われてるんじゃないだろうな(笑)
肩の負傷からスロウスに苦戦するアームストロング少佐。
オリヴィエ「捨て置け!我が弟はあれしきでくたばる鍛え方はしとらん!」
キツイ事を言っていましたが、弟の事を信頼しているんですね。
そしてその信頼に応える弟、アレックス・ルイ・アームストロング少佐。
アレックス「肩ぁ、入ったぁぁぁ!」
スロウスの一撃を利用して外れていた肩を入れたアレックス。
キラキラ光ってますよ(笑)
ここからは、少佐のターン!
次々と連撃を決めていきます!
格好イイんですが、このBGMは何(笑)
錬金術を使ってスロウスを串刺しにしたアームストロング少佐。
まるでガイアクラッシャーですね。
アレックス「芸術的筋肉と芸術的錬金術のコラボレーション」
アレックス「エクセレント and エレガント」
何じゃそりゃ(笑)、でも少佐には凄い似合ってますね。
市街地に向けて発砲するように命じる軍幹部を捕まえるバッカニア大尉。
道案内を努めたのはファルマン少尉。
かつて中央司令部に勤務していた経験と記憶力を生かしての事でした。
ここでもマスタングの部下が活躍してますね。
イズミ「誰だと聞かれりゃ主婦と名乗る」
イズミ「それが私の作法だが、今日ばかりはあえてこちらを名乗らせてもらおうか」
イズミ「錬金術師だ!」
イズミ師匠登場!
市街地からここまで錬金術で地下を掘ってきたのか!
主婦と名乗らずに錬金術師と名乗るとは……これはやられましたよ。
ここまでの展開だけでも充分盛り上がっているのに、今回のEDは特殊ED。
ホーエンハイムと"お父様"が、ついに対面。
これをEDでやるとは。
ホーエンハイム「お痛をしたガキを叱るのに、何人もいらないだろう?」
ホーエンハイム「フラスコの中の小人、ホムンクルスよ」
"お父様"「私に身の一部を与えてくれた奴隷23号よ」
"お父様"「今度は私の身体の一部となるがよい」
ホーエンハイムが、カッコイイ!
熱い展開ですね。
ここにきてますます盛り上がってきました「鋼の錬金術師FA」
来週はPM5:30放送なんですね。
間違えないようにしないと。
次回 第55話「大人たちの生き様」
- 関連記事
-
- 閃光のナイトレイド 第4話 「カメラと包子と野良猫と」 感想 (2010/04/27)
- 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第54話 「烈火の先に」 感想 (2010/04/25)
- いちばんうしろの大魔王 第4話 「独房は楽しい?」 感想 (2010/04/24)